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二次燃焼室の掃除1

2006/06/22   -シーズン1, 薪ストーブ

まずは灰を抜く。シャベルで大きくすくった後、小さなホウキや掃除機を使って綺麗に取り除く。灰にまみれていると作業も何がなんだかわかんないからね。
ところで、アンコールのマニュアルを改めて読んでいると灰の処理について「灰は定期的に除去すること」(定期的とは「数日ごと」らしい)とあり「ストーブの耐久性にも重要な作業です」と書いてある。つまり灰は数日ごとに除去し、たくさん溜めない方がストーブの耐久性をのばす、という意味なのかな?
しかし、灰はたくさん溜めた方が耐久性も燃焼時間も向上すると聞いてきたぞ??ネットのユーザー情報ではほぼ定説に近いくらいにそう言われている。
同時にファイアーサイドのホームページには「必要に応じて灰を取り除きます。炉床の灰は几帳面に掃除する必要はありません。むしろ炉床の灰を常に1~2センチの厚さで残して下さい。そうすることで、夜通し熾き火が生きつづけ再点火の手間を省くことができます。また、灰はグレート板(炉床)への熱負荷を軽減するので、その寿命を延ばすことになります。」と書いてある。
さあつまりどう読みとればいい?。灰を溜めることで燃焼時間がのびることは一致していると思うが、溜める灰はたった1~2cmの厚さだって?それだけ?
それにストーブの耐久性とはグレート板(炉床)だけのことを指しているのか??それを「ストーブの耐久性にも重要な作業です」と記述しているのか??

私は火鉢みたいに灰を溜めた方が燃焼時間が延びるという話だけを最初から知っていたので灰をまったく抜かず、ついにはアンダイアンが頭(丸い輪っか)だけを残して隠れてしまうくらい溜めた時期がある。炉内の3分の1は灰で埋まったわけでこれはいくらなんでも溜めすぎだった。初心者は限度を知らない(笑)場所によってはスロートフードにまで達して二次燃焼室への入り口が埋まりかけていた。
やっぱり、灰は溜めるのだがメーカーの言う通り定期的に灰を抜いて「ある程度溜まった状態を保つ」のがいいのかなあと思う。溜めすぎず、完全に抜きすぎず。炉内に2~3cmくらいは常に溜めて、前面ドアガラスを開けて灰がこぼれてこない高さが限度。こうして書いてみると当たり前の結論だね、恥ずかしいくらいだ(笑)。初心者はいつでも遠回りさ。
ということで次はロアーファイアバックを外して二次燃焼室にアクセスするぞ。

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二次燃焼室の掃除2

2006/06/23   -シーズン1, 薪ストーブ

いよいよ二次燃焼室へアクセスだ。
スローフードを外し、両側のクサビを外す。そしてロアーファイアバックの上部を掴んでグッと手前に引く。はじめは耐火セメントが固まっていてなかなか動かないが、マイナスドライバーでこじったり、軽く叩いて振動を与えながら手でグイグイこじるとポコッと倒れてくる。
このロアーファイアバックは結構重い。慎重に取り出した方がいいね。ホーローはこうしたメンテナンス中に欠けることが案外多いんじゃないかな。特にフロント部分は気をつけよう。段ボールや厚手の毛布などで養生した方がいい。
それにしてもアンダイアンが邪魔だ。あると思った11ミリの工具が見あたらないんだ(笑)アンダイアンは外して作業した方がいいよ(笑)。
さて現れたセラミックボックス。上部の二次燃焼室カバーを外すといよいよコンバスターが取り出せる。



なんとコンバスターが茶色く煤けている。低温で焚いた「ちょい焚き」のせいだろうか。シーズン中のように高温で焚けば元通り白くなると思うが違うかな??
それに想像以上に欠けて変形している。外側の枠もベコベコに曲がっている。相当な高熱であったことはわかるが、やっぱり焚き方に問題あったんだなあ。。なんだか気分まで凹んでくるなあ。
セラミックボックスの下、二次燃焼室の出口に灰が溜まっている。手でかき出してみるが、こりゃあ中にも相当ありそうだ。灰がコンバスターを通ってこんなに二次燃焼室にまで入り込むものなのか??
二次燃焼室の中の灰が取り除きたい。マニュアルにはそこまでやれとは書いてない。しかしセラミックボックスの3本のネジはプラスドライバーで簡単に外れる。ようし分解してみよう。

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二次燃焼室の掃除3

2006/06/24   -シーズン1, 薪ストーブ

セラミックボックスの3本のネジをプラスドライバーで外すと正面側のカバーが取れる。
初めて中を見て固まってしまった。
「・・・・・・・・・」セラミックボックスの中って、これだけ?それにボロボロじゃないか?なんだか言葉を失うなあ。
セラミックボックスはあちこち剥がれたくさんの灰とともに崩れ落ちている。これらの灰や破片はご飯茶碗に一杯分くらい。また、二次空気のサーモスタットには灰が取り付いて完全に覆われてしまっていて、手でボロボロと剥いてようやく中からサーモスタットの棒が出てくる始末。これで正常な二次燃焼が起こっていたのか??

灰や破片を取り出すだけでそれ以上の的確な作業が思いつかない。
・・・・完全に凹んでしまった。コンバスターといい、この状態で次のシーズンは大丈夫なんだろうか?

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二次燃焼室の掃除4

2006/06/25   -シーズン1, 薪ストーブ

二次燃焼室の掃除をしてみて感じる自己診断。
1.まず第一印象として、内部が黒くまたは茶色く煤けている。
これは暖かい時期に行ったちょい焚きのせいだろう?二次燃焼室の掃除をする前、つまりシーズンオフを決める時に一回高温でしっかり焚いて内部を綺麗に焼くといいね。こんなに汚れていると状況の診断もうまくいかないし、余計ぼろぼろに見えてガックリくる。
2.灰が二次燃焼室に相当侵入している。
灰をまったく抜かず溜めまくったせいだろう?。取扱説明書に書いてある「灰を定期的に除去することはストーブの耐久性に重要なこと」とはコンバスターや二次燃焼室への悪影響のことも指しているのか?どうなんだろう?
3.焚き方がヘタ。
シーズンを通して乾燥の充分でない薪が大半だったこと。それをシーズン前半は250度を守って不完全燃焼気味、後半はガンガンに焚いて温度を上げようとし、さらには灰をやみくもに溜めすぎた。
そして一番大事なこと。ネットのユーザー情報で集めた良さそうな話ばかりに目がいって、ある意味アンコールが本来設計された正常な状態で焚こうという意識がなかった。
まずは初めてなんだから、普通の基本通りのやり方で自分一人で家中をポッカポカに暖かく焚けるようになるのが先決。経験者の真似をした応用や活用はその後だ。
次シーズンはメーカーの仕様に従って扱おう。アンコールが本来設計された状態で焚くよう心がけよう。当たり前すぎてもう何もいいわけできない。

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軒下に薪を保管する

当初、薪を自宅にどうやって保管しようかそれが悩みの種だった。そもそも1立米の薪とは積んだらどれくらいのスペースになるのだろう?初心者は本当にわからないことだらけなのだ。
住宅地では自宅の軒下が薪の保管スペースになることが多いだろうから、「自宅の軒下にざっと1立米の薪を保管する場合」の目安を図面にしてみた。どうだろう?

材料は主に2×4(ツーバイフォー)材とコースレッド。難しい造作はなし。2×4材を1本だけ4等分(約45cmずつ)にカットするだけ。あとは組み立てるのみ。電動ドライバーまたはインパクトドライバーで組み立てれば、DIYが初めての人でもガッシリ頑丈なものができてしまう。と思う。
もし探している人がいたら「薪小屋図面2」とともにどうぞ参考に、そして自分の方法でアレンジして下さいませ。

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二次燃焼空気の給気口

2006/07/03   -シーズン1, 薪ストーブ

アンコール背面にある二次燃焼用空気の給気口を掃除してみた。ふだんは黒いカバーで覆われているが、取り外してみればご覧の通り。給気口が塞がってしまったかと思うくらいのホコリの固まりだ。
給気口から本体の中を覗いてみるとセラミックボックスの底部が空気の通り道であることがわかる。ここもホコリやら灰やらでびっしりだ。掃除機をあててゴーゴーと吸い取る。

しかし分解してみるとシンプルなものだね。
丸くゼンマイみたいになってるのがバイメタルで、二次燃焼室の掃除の時に見たサーモスタットの棒とつながっている。それで温度を感知してバイメタルが伸縮し、金属の板(フラップ)が上下して給気口を大きく開けたり塞いだりして二次燃焼用の空気を調節しているのだな。
この金属の板(フラップ)の反対側には一カ所突起がある。どうやらバイメタルがどれだけ伸びてもこの突起が引っかかってフラップは完全に閉まらないしくみのようだ。
しかし不思議だな。フラップが全開の状態も、突起が引っかかって一番閉まった状態も、どちらも給気口の大きさはそんなに変わらないぞ?こういうものなのか?これで二次燃焼用空気の調節になっているのだろうか?
このあたりは微妙なんだか、アバウトなんだか、私にはわからないのである(笑)

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グリドルは錆びる

2006/07/05   -シーズン1, 薪ストーブ

アンコールのホーローは手入れ簡単、錆びないし、サッと拭けばホーローの輝き。でもね、当たり前だがグリドルは錆びるぞ(笑)
グリドルとはバーモントキャスティングス自慢のトップローディングドア、要するに天蓋のことだ。料理に使えるのでクッキンググリドルとも言うらしい。シーズン中は薪の投入ドアとしてはもちろん、沸かしたり、煮込んだり、焼いたり、温めたり、大活躍なのだ。

で、最近誕生日にもらったかわいい寄せ鉢をアンコールに飾って、毎日子供たちが霧吹きでシャーシャー水をやっていたんだな。
すると、ふと見たらグリドルにサビが浮いている。そりゃそうだよなあ(笑)
グリドルに限らず、本体内部や鋳物の隙間に水分が入り込むのも禁物だ。いくらホーローは錆びないといってもアンコールに向かって毎日霧吹きしたらイカンヨ。やめて下さい(笑)

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薪を乾燥させる

実は中庭にある薪の乾燥が今ひとつ良くない。今年の2月に近所で伐採され4月に玉切りして薪にしたナラだ。
クルマで20分の薪置き場にある陽当たりいっぱいの薪はどんどん乾いていくというのに、自宅のこの2坪ほどの中庭は周りを建物に囲まれていて風の通りも悪く陽当たりもない、したがって乾きも遅い。未だにヒビも頼りなく木の匂いもして初々しい。手にすると重量感たっぷり。春から積んでおいてひと夏越せば良い薪になる、と単純に思っていたが、この場所ではイカン。
そういえばナラは乾燥しにくいと読んだことがある。冬の伐採であっても割ってすぐ中庭に運んだのは良くなかったのか。もっと広い場所で陽当たりいっぱいに乾燥させることは思った以上に重要なことなのだ。
薪を集めて、
薪を作って、
薪を積んで、(これで終わりではない)
薪を乾燥させる、ここまでが肝心なのだ。
とはいっても自宅は狭小な住宅地。陽当たりのいいスペースはもうない。せめて積み替えたり、井桁にしてみたり、夏には玄関先に干しておくなど、地道なことを考えている。
2シーズン目の今年ははじめての薪作りだったからまあ無理もない。3シーズン目は広い薪置き場で陽当たりいっぱいに乾かした薪を自宅の薪棚へ運ぶ、そういうサイクルを確立しようと思っている。


追記しよう。
5年目となった今では、ナラを「気持ちよく」焚くならその年の春に割るのでは遅すぎる。それでは8ヶ月程度の乾燥期間だ。ナラは他の樹種に比べても乾きにくい。よって、ナラは前年に割って「冬越えの薪」にするのがベストのベストだ。大割でも中割でもそれで最高の薪になる。
しかし、なかなかそうはいかない。ではその年の春に割るなら中割り程度にして、乾燥しやすい場所に積む。記事のように日当りのない中庭では「冬越え」で1年以上経たないとちょっと無理。焚けないことはないが、本来の燃え方ができないから勿体ないと思う。

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自然パワーの換気扇

2006/07/08   -シーズン1, 薪ストーブ

シーズンオフ真っ只中の薪ストーブであるが、晴れた日にはフロントドアを開けて、ダンパー開けて、内部に空気を通してあげるのだ。
家に煙突があるということは、それ自体が換気扇の役割を果たす。試しに細かくほぐしたビニールテープの細い糸をストーブ内部に垂らしてみると、細い糸の先はスーッとダンパーから煙突の方へなびいて上昇していこうとする。自然パワーの換気扇だ。
薪ストーブの中に頭をつっこんで煙突の音を聞いてみる。かすかな風切り音は空気が煙突を上昇していく音であろうか。鳥の声、飛行機の飛ぶ音、いろんな空の音がする。風の吹く日はビュービューと煙突トップの風を切る音だ。ゴォーゴォー、ヒュンヒュン、いろんな音に変化する。
薪ストーブと空はつながっているのだ。
晴れた日にはダンパー開けて風を通そう。
(夜間や雨の日は閉めておいた方がいいかな。)

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薪ストーブで健康体

2006/07/10   -シーズン1, 薪ストーブ

今年の健康診断の結果が届いて驚いた。総合判定が「A」になっていた。
ここ6年間ずっと総合判定は「E」か「D」ばかり。原因は肝機能、コレステロール、中性脂肪。つまり飲み過ぎと運動不足に不摂生だな。スポーツはしないし健康的な趣味は何一つない。だから年相応に人間ドックも受診したりして結構気にしてたんだ。
それが今年はすべて基準値にきれいに収まっちゃった。中性脂肪なんか350あった値が半分以下の135になっちゃってる。実にわかりやすい劇的な改善だ(笑)。

間違いなく去年の秋から始まった薪ストーブライフのおかげだね。
薪集め、薪割、薪運び、薪棚つくったり、ホントよく働くようになった。朝は5時に起きるようになったし、夜更かしも深酒もしなくなった。それに精神的な開放感、癒し効果も大きいだろうなあ。
薪ストーブは体に良い。大したもんだ(笑)

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