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ドルマーdolmar121si

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dolmar121si(PS-6800i)、68cc、不動ジャンク。水没か埋没か内部は木屑や泥がびっしり詰まっていた。
しかし自分にキャブレターの分解清掃ができて、クラッチやらコイルやらオイルポンプやら整備できるとは思わなかった。すべてはパーツリストあればこそだが、そこから手がかりを見つけては新品やら中古やら代替やらパーツの入手を試みる。古いモデルの楽しみってこういうこともあるのなのかな。

実は長年使ってるカーツポーランCS220がいつか調子悪くなった時に備えて、中古の予備を1台確保したかった。そうして古いチェンソーを探してるうちにドルマーに当たって、最初は40ccクラスだったのが、52cc、68ccと、興味が止まらなくなってしまった。

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何が魅力ってこの低音で響く「ドルマーサウンド」。アイドリング音はドッドッドッドッドッ、てまるでバイク。高回転まで回してもエンジン音は太く、カン高い音では唸らない。これまで2サイクルエンジンとか内燃系のメカにまったく興味を感じなかった私のくせに、この「サウンド」にはすっかり虜になってしまった。
玉切りやってて気づくと普段やってくることのない林業の社員が近寄ってきてこっち見てる。たかが薪ストーブの玉切りのはずだがこの音は?って反応したんだよね。あるいは昔よく聞いた久しぶりの音だったとか。

ドルマーはドイツのメーカー。世界初、今のガソリンで回るチェンソーを開発したのはドルマーだそうだ。1927年のこと。2年遅れてスチールが続く。1990年代からは日本のマキタの傘下に入った。マキタといえばそのパーツ販売網は、、、、(略略略)。そんなあれこれで整備したのが2015年のこと。記録していればチェンソーのメンテナンスシリーズで1ヶ月分の記事くらい書いたのにね。

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こうしてポーランの38ccしか知らなかった私がドルマーの68ccも使うようになった。ものすごいパワーと恐ろしいほどの反動。感動もののスピード。しかしこれでも大型チェンソーの中では最も小さい。世の中は知らないことだらけだ。

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追記だ。
まあ、チェンソーを知らない私ならではの記事だ。話は半分に。
そしてチェンソーは危険な道具だ。素人が中古をイジって動くからって、いつ怪我するとも限らない。慎重と緊張と自重は最大限で。

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12年目のチェンソー

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初心者だった私がはじめて買ったチェンソーがカーツポーランのCS220。低価格モデルだけど「休日DIYの薪ストーブ玉切り専門」そんな作業量の私には必要十分。12年たってもそれは同じ。最初に買うチェンソーとしては、価格とその後の結果を見ればとても良い買い物だった。

低価格といっても正体不明の中華製とか、5,000円のホビーとか、それとはまったく違う。もともとの型式はPP3816AV。米国ポーランpoulan社からの輸入チェンソー。日本での販売元がカーツだ。現在は取り扱っていない。
ポーラン自体はアメリカに昔からあるチェンソーメーカーで、今じゃハスクバーナと共用部品があったり供給したり作ったりハスクバーナグループになってる。ポーラン製のハスクバーナなんてモデルもハスクバーナにあるらしい。
だから10年目でスターターのスプリングが折れた時も、それを含むキットを探すとハスクバーナのパーツリストにまったく同じ品番でまったく同じキットがあって、しかも中国で作ってるとかで輸入したら送料+価格で嘘みたいに安く直すことができた。わざわざお金かけて直すかは別として、パーツの入手は可能だしeBayで探せばピストンだってなんだって届く。もし探しているならね、笑。
12年目現在もまったく快調だ。どんなに久しぶりでも一発始動だしエンジンも安定してる。私のところでは優等生だ。あるものは大事にしていくよ。

でも、さすがに10年目あたりでは不安になっていた。長時間使っているとエンジンの再始動ができない。この年だけの症状だった。今から思えばキャブレターのHとLをいじってしまったのと、清掃が足りなくて空冷が機能しなかったのが原因、つまりただの整備不良だったんだが当時はその知識がない。もし突然チェンソーが動かなくなったら困るぞ、と考えてそれでサブマシンを探しはじめた。
そうして今、サブどころかメインになっているのが中古のドルマーだ。68ccある。

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12年目の薪づくり

失敗のない薪の作り方

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薪ストーブ最大の課題が薪づくりだ。安定的な薪づくりがなかったら薪ストーブの暮らしは成り立たない。私も最初はまったくの初心者だった。右往左往して試行錯誤して12年たった今、私なりに定まったのが上のサイクルだ。

薪は前年のうちに割ってしまう

基本、前年のうちに薪を割っておく。薪は年間8トンの原木購入がベース。たまに倒木や剪定木がタダでもらえて助かるが、不定期の臨時収入では計画が立たないし、今年は薪が集まりませんでした、では済まないので、継続的に安定的に原木購入をベースにしている。
それを自分でチェンソーで玉切りして自分で割って乾燥薪にする。年2回の定期購入で作業する時期も3〜5月、10〜12月と毎年同じ。たいてい一度で4トンを作業する。慣れてしまうと4トンなら玉切り2日、薪割り5日でできるかな。休日ごとの作業だから月をまたぐけど、サッと買ってサッと切って割って積んだらそれでおしまい。あとはなんの心配なく暮らす。で年2回の作業で年間8トンというわけ。時間的余裕があったら2トン、3トン追加注文したり、倒木や剪定木がもらえたら嬉しいボーナス。

前年に割るのは乾燥第一だから。以前は割ったらそのシーズンで全部消費してしまったけど、原木を定期購入することで年々少しずつストックが増えて、10年目あたりからこのスタイルになった。その年の薪はすでに1年前に終わっていて、作業するのは常に来年のための薪、ということであれば余裕もたっぷり。これが確立できたのは大きかった。

となると薪の保管場所が課題だね。私は自宅だけでは1シーズンに焚く量の1/2しか置けないから、郊外に場所を貸してもらって薪場にしてる。この薪場が薪づくりの作業場だ。来シーズンの分も合わせて2シーズン分をここで作業する。シーズン中に焚きながら薪の追加もここから運ぶ。その薪を運ぶのはやっぱり軽トラ。軽トラは必要だよね。私は中古で買ったよ。

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ざっくり概略を書いた記事だが、私の薪ストーブの暮らしは年2回の原木購入と前年の薪割り、そして郊外に借りた薪場と中古の軽トラ、これらで可能になっているよ。


追記だ。
これは私のスタイルだから、私ん家の場合を書いただけ。人それぞれで暮らしに合わせた薪づくりがあるのはもちろんだろうね。
例えば、エンジン式薪割り機で1年分の薪を3日で作ってしまう人もいるだろうし、雪の降らない地域なら冬も薪割りしてるだろう。タダでふんだんに伐採木が手に入るから一年中薪割りしてる人もいるだろうし、中には9月になってようやくその冬の薪の心配をする人もいそうだ。
薪ストーブは暮らしだよね。それぞれの家で味噌汁の味が違うように、「美味しいか、そうでもないか、うちとは違う、まあアリかもしれないな、それはないな、あり得ん、、、、」いろいろだよね。想像しだすと面白いね。

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シーズン12のメンテナンス終了

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12年目を迎えるためのメンテナンス、主なところはここまでとしよう。「シーズン7のメンテナンス」に続いて実にいい経験をした。12年目のリニューアル、自分でやってよかったよ。
このタイミングでアッパー&ロアーファイヤーバックを代えたということは、次の区切りは20年目の頃だろうか。それまでにコンバスターを代えたり二次燃焼ボックスも代えずにいられまい。経年ごとに今まで出なかった不具合も出るだろう。その都度また調べて考えて予算やりくりして乗り切ろう。

書いてないこと、思いつくところを列記する。
ファイバーロープはほぼ全交換。代えなかったのは灰受けドアだけ。

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上の画像は煙突の接続部のフルーカラー。以前「フルーカラーの掃除」で書いた通り、私はアンコール本体の溝は使わないんだ。導入時からこうして貼ってあったしこれでピッタリ。液ダレとか今までトラブルはない。ちなみにここはホンマの8mmの白いガスケットロープ貼ってる。

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気になったことは、まとめ買いでとっておいた古いファイバーロープの新品との差。上の画像では一目瞭然だよね。新品がやたらしっかりしてるんだ。グリドル用のR516GG。購入先は同じ。経年変化で古くもなるし、これからはまとめ買いでストックするのはやめて、使う時に新品を買おうと思ったよ。今回の新品は工場直送とかでファイヤーサイドから直接届いた。流通や在庫コストの削減?個人的にはその方が信頼感あるし歓迎だな。

薪ストーブのパーツやアクセサリはなんでも同じことが言えるのか知らないけど、やっぱり年々向上している、と思いたい。そう思うならやたらストックしないでその都度取り寄せた方が無難かな。
例えばアッセンブリで注文したアッパーファイヤーバックだけど、含まれてるダンパーロッドの寸法が違うんだ。全長は同じだけど曲がりの寸法(ダンパーを受けるための部分)が新品の方が短くなってた。この方がダンパーを受ける時の無駄なズレが少ない。私がスペーサーとワッシャーに遊びができると書いたのもそのせいなのかな。単なる誤差かもしれないけど、笑。

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とにかく、同じ品番でも年々いろいろ改良があるかもしれないし、あっても不思議じゃないよね。期待を込めてそう思うことにするから過度のストックは今後はしない。だから頼むよ。

最後に、作業した工具やグッズが下の画像だ。私は家庭のお父さんがするサンデーDIYだもの。この程度だよ。工具箱がちゃんとあるけど、今回のメンテナンスで使ったのはこれくらい。映ってないものは、掃除機、ライト。養生の毛布や新聞紙、段ボール。

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さて、私の薪ストーブシーズンはだいたい5月に終わり、すぐ煙突掃除をして同時にアンコールをバラし始める。そのまま6月7月8月と放っておくのやら眺めているのやら考えているのやら、調べたり思いついたり電卓を叩いたりしてメンテナンスのメニューを決める。で、8月の夏休みで作業をする。9月からは薪運びや薪づくりとなる。

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ホウロウの補修3

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「ホウロウの補修」は以前書いた通りだ。見た目とてもキレイにできる。ただ昼間の明るい光の下では100%満足できる出来だが、夜の落ち着いた明かりの下だとどうしても色の違いが目につくんだな。どういうことかというとこういうこと。(画像)

もう少し試す余地はないだろうか、とやってみるのが今回。ホウロウ補修液の赤に「黒を混ぜて」違和感のない赤を作ってみる。

その前にそもそも補修パテが白いのが気に入らない。もっと鋳物に近い灰色~黒色にできないものか?。というわけで、たまたま5年前の水分を失いつつある補修パテがそのままでは使いづらかったので、うすめ液じゃないが黒のホウロウ補修液を混ぜて灰色にしてみた。これ自体が無茶な話で補修パテとしての強度が低下するに決まってる。まあこれは色の実験だ。最初の下地にはしっかり白のパテを塗り込んで2度目3度目と盛るのに灰色を使う。どうせ隠れて見えなくなるウォーミングシェルフのところで試してみるよ。

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肝心なのはホウロウ補修液の赤だ。明るい昼間の光の下ではバッチリ合っていても、夜の落ち着いた灯りになると鮮やかに見えて浮いてしまう。ホウロウレッドの人にしかわからないかな。これが実に格好悪い。ホウロウ補修をやらないで何もせず自然に任せたくなる理由だ。
今回、赤に黒を混ぜて調色してみる。絵具の要領と同じ。

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結果だけ書くと、悪くない。マッチした色が作れる。少なくとも鮮やかすぎて浮いてしまう夜の違和感はなくせる。結構イケそうだ。ただし当たり前だが、今度は明るい昼間の光の下で暗く見えてしまう。鮮やかで浮いてしまうより私はずっと許せるけどね。どっちを優先するかだな。混ぜて作った色は夜の灯りにジャストフィットさせてるからずいぶん暗い色になってるけど、夜に合わせた赤を「少し明るめ」で作るのが妥協点だろうか。

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ホウロウは欠ける3

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アンコール触媒機#2550、ホウロウレッドが12年経つとどうなるか。ホウロウについてはたまに書いてきたけど(「ホウロウは欠ける」)、12年経っても思うことに変化はない。「暮らしていれば当たり前に古くなっていく」程度の欠けが12年分になった。
私んちのアンコールの場合、最も目立つのはウォーミングシェルフのところ。大きく欠けて剥がれてる。シーズン中はウォーミングシェルフを取り付けるからそれが干渉したんだろう。

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天板にも中央に剥がれがある。欠けたのはなく浮いてきて剥がれた感じ。ヤカンや鍋をかけようとしてキッチンの水がしたたるまま天板に置いてジュ~~~ッとなったり、湯たんぽの湯を沸かそうとヤカンが沸騰して吹きこぼれるのが毎晩だったり。そんな温度変化と摩耗や加重が重なってダメージを受けるんじゃないかな。毎日毎晩ヤカンや鍋乗せてればそりゃ無理もないかと思うが。
ほか、目立たないものだと探せばあちこちに見つけることができる。ペン先ほどの1ミリの欠けも結構ある。しげしげと観察するオーナーにしか見つけられないと思うけどね。
いずれにしろ、ホウロウは欠けるよ。当たり前だけどね。

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見に来た専門家によると12年目でこの状態はとてもキレイだそうだ。もっとヒドイ場合はいくらもあるという。私もこの先、20年目に向けて欠けるより剥がれが多くなってくる気がするから対処を考えておこう。

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耐火セメント容器入り2

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今回、耐火セメントは容器入りカップを用意した。アッパーファイヤーバック代えたりファイバーロープもたくさん代えたからね。ドンとカップ1つ買った方が安いし、足りなくなる心配がない。この耐火セメントのカップについては以前書いてる(「耐火セメント容器入り」)。

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つけ加えるとするなら、容器入りのカップの場合、ファイバーロープの交換にはどう使おうか?というわけで、私は画像の通りだ。ケーキのクリーム絞りを想像してくれればいい。女子がよくやるだろう?「クリーム絞り袋」100均でも売ってる。カップの耐火セメントはとても柔らかいから、絞り袋で使ってとても作業性がいい。先端のアタッチメントも適当なサイズだし、個人的にはチューブ絞るよりこっちの方が楽でいいな。
どうやるんだ?って、例えばロアーファイヤーバックだったら大さじスプーン2杯か3杯分くらいでどう?スプーンとかヘラとかで耐火セメントをすくって絞り袋に入れる。で絞る。それだけ。ただ力任せに絞ると破れるのは想像がつくね。セメント仕事の左官屋さんが似たような仕事するの見たことあるから専用の商品があるんだろうけど、私は見つけることができなかった。業務でもないサンデーDIYの私にはこれで十分に思えたけどね。

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ロアーファイヤーバックの交換

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アンコール触媒機#2550のロアーファイヤーバック。11年焚いて交換する。歪みが激しくてね。なんとかする余地はないかと歪んだ分を削ることで騙し騙し使ってきたが(「ロアーファイヤーバックの延命」)、ここが限界だ。アッパーを代えるのに合わせて交換する。次の10年も頑張ってくれるだろう。

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書くことはないね。新品は気持ちいい。新品のスロートフードもきっちり収まった。ついでに古いままのアンダイアン、ウェッジ、エアープレート、グレートもサビを落として水洗いした上に耐熱塗料でスプレー。いつも高温と灰で真っ白だった炉内が真っ黒になって、腹黒いアンコールに少々違和感だ、笑。

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アッパーファイヤーバックの交換

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これからするアッパーファイヤーバックの交換は以前シーズン7でした経験が元になっている。重複するからあの年のメンテナンスを合わせて参考にするといいね。全部の流れが読める。(「シーズン7のメンテナンス」)。あとパーツリストも必須だ。(ファイヤーサイド社「取扱説明書」アンコール #2550)

なんと言っても天板が外せるのがいい。アンコール触媒機#2550は天板を外すことで普通のメンテナンスが可能になる。私は「シーズン7のメンテナンス」でアンコールの天板をファイバーロープ化したんだが、もう作業性が悪いなんて言わせない、楽勝。薪ストーブのカスタマイズ記事は書かない私だけど、この「天板のファイバーロープ化」はオススメできる。すでに旧モデルになったことだし、やればメンテナンス性が遥かに向上するよ。

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さて、なぜ交換のタイミングかといえば熱による変形が進んだからだ。画像のように下方向に膨らんでる。二次燃焼ボックスを歪めてしまうしダンパーの気密も怪しい、スロートフードはすでにはまらない。騙し騙し使ってきたがここが限界だ。

交換するアッパーファイヤーバックはアッセンブリーで取り寄せた。アンコールのパーツリストでいう「A95(assy)」だね。注意すべきは背面の六角ボルト「C6」とワッシャー「C7」。消耗激しい箇所だからぜひ交換だが、これはアッセブリーに含まれない。別注文を忘れずに。ダンパーロッドに通すスペーサー「C11」とワッシャー「C27」も含まれない。パーツリストで確認しよう。また、ダンパーのファイバーロープは張られた状態で届くからこれは省ける。

作業の注意点としては、「アッパーファイヤーバック取り付けのミステイク」を犯さないこと。

  1. スペーサー(*)とワッシャーをダンパーロッドに通し忘れる
  2. 二次燃焼ボックスをあらかじめ据えておくのを忘れる
  3. 耐火セメントの量が十分でない

ミステイクはこの3点だ。難しいことはない。画像のとおり。耐火セメントを盛りに盛って一気に取り付ける。

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その際、本体をベルトで締めておくこと。背面のボルトを外すとバックパネルがフリーになって、いつ剥がれたり倒れたりしないとも限らないからね。私の場合は画像に映ってる黄色いベルトのことだね。薪棚やウッドデッキの歪みを直したり、もしかしたら災害時も役に立つかも、なんて買ったよ。8mあるはず。

(*)スペーサー「C11」だけど、パーツリストで見ると、スペーサーはサイドパネルの外側から挿入する順序で書いてある。両方シミュレーションしてみたが、外側からの方が適正な位置を確認しやすかったので私はそうした。その際、スペーサーとワッシャーの間の遊び(隙間)が気になり、ワッシャーを2枚多くかませて調整したよ。

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condarのコンバスター2

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まずコンバスターだ。2012年の冬から4シーズンを焚いたコンバスター。この状態、どうだろう?全然オッケーだよね。外枠が少し曲がっている。上下逆にセットすれば実にキレイなものだよ。

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こいつは2012年8月のコンバスターのリコールで無償交換としてファイヤーサイドから直送されたもの。(「コンバスターのリコール2」
ファイヤーサイドからしかもリコールの補償だから、品質と信頼はこれ以上ないはず。そしたら案の定、これが壊れない。4年使ってまだ使える。そんな気がするとかの話じゃない、キレイな様子は一目瞭然。あれだけ1年や2年ですぐバキバキに壊していた私がだ。
じゃあ、それまで使ってたコンバスターっていったい何者?当然の疑問だよね。

まあ、どの業界だってそれぞれ事情があって、我々ユーザーは提供される薪ストーブの暮らしを有り難く享受するのみ。ただユーザー側にも希望はある。
アンコール触媒機の場合、コンバスターが壊れるからそのせいで二次燃焼ボックスも壊れて、交換にはアッパーファイヤーバックを外すという作業を強いられる。アンコール触媒機のデメリットの多くがコンバスターに起因するのだから、もし入手するコンバスターによって品質が違うのだとしたら、正しい情報をもらって品質のいい丈夫なコンバスターを買いたいと考えるのは当然だよね。
かつて2000年代のある時期、原材料の高騰から低品質のコンバスターが出回ったという話があった。実際2012年にはリコールもあったが、リコール情報が出るということは品質管理ができてることだから、2016年現在は10年前のような状況でないと思いたい。でも私がバキバキに壊してた2000年代中頃、やはり壊す人が続出して、反ったり曲がったり溶けたり、信じられない壊れ方の画像も見た。むろん焚き方に問題あるとしても、もしかしたら低品質のコンバスターゆえに毎年壊れ、しかし何も知らず疑うことなく、結果的にする必要のない苦労を強いられてたアンコール触媒機ユーザーはいるんじゃないのか?
このコンバスターを見てるとそんな想像が止まらない。私もその一人だったのか?

ファイヤーサイドでのアンコール触媒機用コンバスターの品番は「30001152」。2005年に私が導入した当時から品番は変わっていない。本家米国のcondar社のサイトでは「CC257」が該当すると思われ、「30001152」はそれが日本で流通する際の品番であろう。
そして私がリコールで補償してもらったcondar社のコンバスターに「30001152」の品番は見つからなかった代わりに「CC257」も書いてなかった。私は次回も同じものを指名買いしたいが、果たして「30001152」でいいのやら、それまでに確かめたいと思っている。

私はただのユーザーなので事情も知らず情報も持たず好きに書いてる。とっくに既出の話かもしれないし全然的外れかもしれない。そもそもすでに型落ちした旧モデルだ。関心も薄いだろう。
最後に、商品を提供する側はものすごい努力と交渉を重ねて我々の元にコンバスターを届けているのだということは十分理解している。私は知りたいだけ。薪ストーブの暮らしが好きだからね。もう10年たつ頃、私の理解ももっと進んでるといいね。

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