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2016/07/08   -シーズン12, 未分類

wordpressに移行して再開しようとしている。
これはテスト投稿です。

私が薪ストーブを導入したのは2005年。あっという間に10年が過ぎてしまった。ここからは第2期として始めてみることにする。私の50代と大半が重なるし、きっとそれなり変化もあることだろう。

 

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過去記事一覧を掲載しています

2016/08/13   -シーズン12

シーズン9(2013-14)

シーズン8(2012-13)

シーズン7(2011-12)

シーズン6(2010-11)

シーズン5(2009-10)

シーズン4(2008-09)

シーズン3(2007-08)

シーズン2(2006-07)

シーズン1(2005-06)

確認作業でした。

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シーズン12

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シーズン12年目を迎えている。導入当初の右往左往や試行錯誤は過去記事で書いてきた通り。今では薪を焚く暮らしはすっかり定着してそれが当たり前の毎日を送っている。薪を割り、薪を積んで運んで、寒くなれば薪を焚く。あれほど不思議だった数々の疑問も疑問でなくなってる。解決したとかでなくそれはただ単に「慣れた」の一言で片付けていいんだろう。10年という時間が何よりの先生であり教科書であり、それなり一日一日積み重ねてきた結果なのだろうが、すべては10年ひと昔。実に楽しく実に面白い毎日だった。

って、それがまだまだ続くのだぞ、笑。相変わらず薪を割り、薪を積んで運んで、寒くなれば薪を焚く。このブログも最初の10年を第1期とするならそれは「導入から定着まで」。ここからの第2期はどうだろう。私の50代と大半が重なるし今までになかった変化もそりゃ起きるだろう。年齢からくる体力の問題や次世代(子ども世代)への受け渡しもまったく考えないわけにいかない。
30代40代の薪ストーブライフと50代60代の薪ストーブライフはどうなんだ?少なくとも自分は変化していく気がしてる。そのあたりが楽しみかな。

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10年ひと昔

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私が薪ストーブの導入を考えていたのは2000年前後のこと。あの頃って、薪ストーブに関する情報をどこから入手していたんだろうね?
もう忘れてる部分が多いが、たぶんほとんどが紙媒体で多くが書店で買う住宅関連本の記事や広告でなかったろうか。当然それらは「家を建てる」ためのもので、「薪ストーブだから雪国でも吹き抜け空間が可能になる」みたいなフレーズと理想の空間が載ってて私の夢は膨らんだものだ。「木の家&吹き抜け&薪ストーブ」特集がたびたび組まれ、そんな住宅情報誌を何冊も買った記憶がある。
薪ストーブ選びの導入本みたいなのも買ったな。欧米の薪ストーブスペックが一覧になってて薪割りから焚き方やメンテナンスまで載ってたけれど、やはり夢を膨らませることの役には立ったが導入後はまず開いていない。

現在、2016年は当時と比べ物にならないほど薪ストーブの情報は増えた。薪ストーブ自体の数や種類が増えてるし、なにより紙媒体をしのぐネットの力は大きいよね。焚きながら暮らしながらの情報交換が双方向だものね。しかもその表現力や発信力は大したもので、たくさんの評価を集めるブログや、実際に人を集めて動かしてる人もいる。何より一番いいなと思うのは、つくる側、売る側、施工する側の情報提供しようとする姿勢が年々進んでいること。10年前の比じゃないよね、ずっと上手になった。Webデザイナーを雇って自社サイトの充実は当たり前としても、不確かで偏った情報を整理してわかりやすく提供しようとするのはユーザーは大歓迎だ。メーカーの出す情報や、地方にあるたくさんの創意工夫、また課題や相違点等がどんどん整理されて「全国でもまれて」フィードバックしながらある程度陳腐化して見えるほどのシンプルさに昇華されていけばいい。普及とか汎用化って大なり小なりそうだと思うんだ。
薪ストーブに「業界」や「市場」「文化」ってものが成立してるかどうか私は知らないがあるとするなら、ユーザー・メーカー・業者・官民含めてまだまだ未成熟であることは誰も異論がないと思う。薪の供給だっておぼつかない。10年ひと昔、そしてここからの10年後がまた楽しみだ。

  • 80年代、黎明期
  • 90年代、第一世代
  • 00年代、第二世代
  • 現在は、第三世代

これは私(ユーザー)から見た普及度合いのイメージ。勝手な私の括りであって、人に話して笑われても知らんが、2020年東京オリンピック後、第四第五世代の薪ストーブ事情はどうなってくだろうね。個人的には技術革新による国産薪ストーブのベストセラー機が出てることに期待してる。それまでの第一第二第三世代なんか所詮「旧世代」とひとつに括られちゃうくらいの革命ね。もちろん焚くのは薪。工業化された木質燃料じゃなくてね。
とにかく、長くやっていれば振り返っても楽しいし先を見ても楽しい。薪ストーブを焚く人は楽天的な人が多いというが、自分について言えばその通りかもね。


追記する。
上に書いた年代の話は「ここ20年ほどの欧米から輸入された薪ストーブブーム」を指している。まさかとは思うけど、日本の江戸や明治から続く薪ストーブの歴史と勘違いして笑われないように。「ストーブ博物館」とか紹介したようにそこは踏まえておこう。
日本にも昔から薪ストーブがあり暮らしがあった。だが薪や石炭は電気に代わり、ガスや原子力になった。日本のほとんどの一般家庭では火を焚く暮らしをしなくなった。
そこに現れた今の薪ストーブブームだ。中身はどうあれ、薪ストーブが増えていることに間違いはない。その今のブームがどう変化してどう定着していくだろう、ってその話だね。

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12年目のメンテナンス

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さて夏休みのある日。12年目のメンテナンスをしよう。私が焚いているのはバーモントキャスティングス社のアンコール触媒機モデル#2550だ。
メンテナンスのメニューはだいたい決めてある。今年はアッパーファイヤーバック、ロアーファイヤーバックの交換。使用年数はアッパーファイヤーバックが8シーズン。ロアーファイヤーバックは11シーズン焚いて初めて交換する。

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薪ストーブの導入以来、大きな出費を伴うメンテナンスはざっくり上の通り。
コンバスターの交換がやたら多いね。導入時を含めて11シーズンで5つも使ってる。1年や2年でバキバキにしてきたことはさんざん書いたよね。平均すると2年そこそこで交換してることになるが、もちろんこれは私の場合であって誤解のないよう書くがこれは異常だよ。その証拠にある年から壊さなくなった。今のコンバスター(セラミック)は4年使って壊れない、まだ使える。そのことは別の機会に書こう。
ほかに目立つのはシーズン4のフルメンテナンス。まだ3年しか焚いてないというのに、二次燃焼室を総取り替えしてる。いくらアンコール触媒機は手間も費用もかかるとはいえ、これもレアなケースだよね。原因は焚きすぎ。何もわからず薪を目一杯詰め込んでガンガンに焚いてた。まるで耐久実験だ。その後、自分なりに学習効果もあり今では普通に焚いて普通に暖かく暮らしてる。

こうしてみると、手間も費用もかかるアンコール触媒機#2550だけど、焚き方にも慣れ、すぐ壊すコンバスター問題も解消したとするなら、私自身についてする見込みはこうだ。コンバスターなら5年でひとつ交換。アッパーと二次燃焼ボックスなら7〜8年間でひとつ交換。ロアーファイヤーバックなら10年は使える。
もちろんこれは私の場合。短い長いは人それぞれ。予防的に短い周期で交換してる人もいれば、10年以上何もしたことがない人だっているだろう。みなそれぞれの焚き方と環境で自分なりの見込みがある。私はこれからの10年はこんな見込みでいる。さて作業を続けよう。

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condarのコンバスター2

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まずコンバスターだ。2012年の冬から4シーズンを焚いたコンバスター。この状態、どうだろう?全然オッケーだよね。外枠が少し曲がっている。上下逆にセットすれば実にキレイなものだよ。

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こいつは2012年8月のコンバスターのリコールで無償交換としてファイヤーサイドから直送されたもの。(「コンバスターのリコール2」
ファイヤーサイドからしかもリコールの補償だから、品質と信頼はこれ以上ないはず。そしたら案の定、これが壊れない。4年使ってまだ使える。そんな気がするとかの話じゃない、キレイな様子は一目瞭然。あれだけ1年や2年ですぐバキバキに壊していた私がだ。
じゃあ、それまで使ってたコンバスターっていったい何者?当然の疑問だよね。

まあ、どの業界だってそれぞれ事情があって、我々ユーザーは提供される薪ストーブの暮らしを有り難く享受するのみ。ただユーザー側にも希望はある。
アンコール触媒機の場合、コンバスターが壊れるからそのせいで二次燃焼ボックスも壊れて、交換にはアッパーファイヤーバックを外すという作業を強いられる。アンコール触媒機のデメリットの多くがコンバスターに起因するのだから、もし入手するコンバスターによって品質が違うのだとしたら、正しい情報をもらって品質のいい丈夫なコンバスターを買いたいと考えるのは当然だよね。
かつて2000年代のある時期、原材料の高騰から低品質のコンバスターが出回ったという話があった。実際2012年にはリコールもあったが、リコール情報が出るということは品質管理ができてることだから、2016年現在は10年前のような状況でないと思いたい。でも私がバキバキに壊してた2000年代中頃、やはり壊す人が続出して、反ったり曲がったり溶けたり、信じられない壊れ方の画像も見た。むろん焚き方に問題あるとしても、もしかしたら低品質のコンバスターゆえに毎年壊れ、しかし何も知らず疑うことなく、結果的にする必要のない苦労を強いられてたアンコール触媒機ユーザーはいるんじゃないのか?
このコンバスターを見てるとそんな想像が止まらない。私もその一人だったのか?

ファイヤーサイドでのアンコール触媒機用コンバスターの品番は「30001152」。2005年に私が導入した当時から品番は変わっていない。本家米国のcondar社のサイトでは「CC257」が該当すると思われ、「30001152」はそれが日本で流通する際の品番であろう。
そして私がリコールで補償してもらったcondar社のコンバスターに「30001152」の品番は見つからなかった代わりに「CC257」も書いてなかった。私は次回も同じものを指名買いしたいが、果たして「30001152」でいいのやら、それまでに確かめたいと思っている。

私はただのユーザーなので事情も知らず情報も持たず好きに書いてる。とっくに既出の話かもしれないし全然的外れかもしれない。そもそもすでに型落ちした旧モデルだ。関心も薄いだろう。
最後に、商品を提供する側はものすごい努力と交渉を重ねて我々の元にコンバスターを届けているのだということは十分理解している。私は知りたいだけ。薪ストーブの暮らしが好きだからね。もう10年たつ頃、私の理解ももっと進んでるといいね。

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アッパーファイヤーバックの交換

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これからするアッパーファイヤーバックの交換は以前シーズン7でした経験が元になっている。重複するからあの年のメンテナンスを合わせて参考にするといいね。全部の流れが読める。(「シーズン7のメンテナンス」)。あとパーツリストも必須だ。(ファイヤーサイド社「取扱説明書」アンコール #2550)

なんと言っても天板が外せるのがいい。アンコール触媒機#2550は天板を外すことで普通のメンテナンスが可能になる。私は「シーズン7のメンテナンス」でアンコールの天板をファイバーロープ化したんだが、もう作業性が悪いなんて言わせない、楽勝。薪ストーブのカスタマイズ記事は書かない私だけど、この「天板のファイバーロープ化」はオススメできる。すでに旧モデルになったことだし、やればメンテナンス性が遥かに向上するよ。

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さて、なぜ交換のタイミングかといえば熱による変形が進んだからだ。画像のように下方向に膨らんでる。二次燃焼ボックスを歪めてしまうしダンパーの気密も怪しい、スロートフードはすでにはまらない。騙し騙し使ってきたがここが限界だ。

交換するアッパーファイヤーバックはアッセンブリーで取り寄せた。アンコールのパーツリストでいう「A95(assy)」だね。注意すべきは背面の六角ボルト「C6」とワッシャー「C7」。消耗激しい箇所だからぜひ交換だが、これはアッセブリーに含まれない。別注文を忘れずに。ダンパーロッドに通すスペーサー「C11」とワッシャー「C27」も含まれない。パーツリストで確認しよう。また、ダンパーのファイバーロープは張られた状態で届くからこれは省ける。

作業の注意点としては、「アッパーファイヤーバック取り付けのミステイク」を犯さないこと。

  1. スペーサー(*)とワッシャーをダンパーロッドに通し忘れる
  2. 二次燃焼ボックスをあらかじめ据えておくのを忘れる
  3. 耐火セメントの量が十分でない

ミステイクはこの3点だ。難しいことはない。画像のとおり。耐火セメントを盛りに盛って一気に取り付ける。

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その際、本体をベルトで締めておくこと。背面のボルトを外すとバックパネルがフリーになって、いつ剥がれたり倒れたりしないとも限らないからね。私の場合は画像に映ってる黄色いベルトのことだね。薪棚やウッドデッキの歪みを直したり、もしかしたら災害時も役に立つかも、なんて買ったよ。8mあるはず。

(*)スペーサー「C11」だけど、パーツリストで見ると、スペーサーはサイドパネルの外側から挿入する順序で書いてある。両方シミュレーションしてみたが、外側からの方が適正な位置を確認しやすかったので私はそうした。その際、スペーサーとワッシャーの間の遊び(隙間)が気になり、ワッシャーを2枚多くかませて調整したよ。

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ロアーファイヤーバックの交換

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アンコール触媒機#2550のロアーファイヤーバック。11年焚いて交換する。歪みが激しくてね。なんとかする余地はないかと歪んだ分を削ることで騙し騙し使ってきたが(「ロアーファイヤーバックの延命」)、ここが限界だ。アッパーを代えるのに合わせて交換する。次の10年も頑張ってくれるだろう。

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書くことはないね。新品は気持ちいい。新品のスロートフードもきっちり収まった。ついでに古いままのアンダイアン、ウェッジ、エアープレート、グレートもサビを落として水洗いした上に耐熱塗料でスプレー。いつも高温と灰で真っ白だった炉内が真っ黒になって、腹黒いアンコールに少々違和感だ、笑。

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耐火セメント容器入り2

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今回、耐火セメントは容器入りカップを用意した。アッパーファイヤーバック代えたりファイバーロープもたくさん代えたからね。ドンとカップ1つ買った方が安いし、足りなくなる心配がない。この耐火セメントのカップについては以前書いてる(「耐火セメント容器入り」)。

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つけ加えるとするなら、容器入りのカップの場合、ファイバーロープの交換にはどう使おうか?というわけで、私は画像の通りだ。ケーキのクリーム絞りを想像してくれればいい。女子がよくやるだろう?「クリーム絞り袋」100均でも売ってる。カップの耐火セメントはとても柔らかいから、絞り袋で使ってとても作業性がいい。先端のアタッチメントも適当なサイズだし、個人的にはチューブ絞るよりこっちの方が楽でいいな。
どうやるんだ?って、例えばロアーファイヤーバックだったら大さじスプーン2杯か3杯分くらいでどう?スプーンとかヘラとかで耐火セメントをすくって絞り袋に入れる。で絞る。それだけ。ただ力任せに絞ると破れるのは想像がつくね。セメント仕事の左官屋さんが似たような仕事するの見たことあるから専用の商品があるんだろうけど、私は見つけることができなかった。業務でもないサンデーDIYの私にはこれで十分に思えたけどね。

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ホウロウは欠ける3

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アンコール触媒機#2550、ホウロウレッドが12年経つとどうなるか。ホウロウについてはたまに書いてきたけど(「ホウロウは欠ける」)、12年経っても思うことに変化はない。「暮らしていれば当たり前に古くなっていく」程度の欠けが12年分になった。
私んちのアンコールの場合、最も目立つのはウォーミングシェルフのところ。大きく欠けて剥がれてる。シーズン中はウォーミングシェルフを取り付けるからそれが干渉したんだろう。

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天板にも中央に剥がれがある。欠けたのはなく浮いてきて剥がれた感じ。ヤカンや鍋をかけようとしてキッチンの水がしたたるまま天板に置いてジュ~~~ッとなったり、湯たんぽの湯を沸かそうとヤカンが沸騰して吹きこぼれるのが毎晩だったり。そんな温度変化と摩耗や加重が重なってダメージを受けるんじゃないかな。毎日毎晩ヤカンや鍋乗せてればそりゃ無理もないかと思うが。
ほか、目立たないものだと探せばあちこちに見つけることができる。ペン先ほどの1ミリの欠けも結構ある。しげしげと観察するオーナーにしか見つけられないと思うけどね。
いずれにしろ、ホウロウは欠けるよ。当たり前だけどね。

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見に来た専門家によると12年目でこの状態はとてもキレイだそうだ。もっとヒドイ場合はいくらもあるという。私もこの先、20年目に向けて欠けるより剥がれが多くなってくる気がするから対処を考えておこう。

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