「 薪ストーブ 」 一覧

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トップが楽しい

2006/07/30   -シーズン1, 薪ストーブ

アンコールはなんと言っても「トップが楽しい」。
何が楽しいって、それは火を扱う楽しさなんだろうと思う。眺めるだけじゃなく、火を操り、その火を使って煮たり焼いたり、工夫して暮らしのいろんなことに活用しようとできる、これら全部が楽しいのだ。
それはどの薪ストーブでも同じ。いやしかし、アンコールのストーブトップはご覧のように広くてフラット。ヤカンと鍋が同時に4つも5つも乗る。だからヤカンでお湯を沸かしながら煮物をし、茹でながら、炒めものをする。空いたスペースでスルメを焼きながら、ウォーミングシェルフに乗せた焼酎はいつまでもぽっかぽか。子供の手袋とかタオルもウォーミングシェルフに干してある。
またストーブトップは調理器具でいうところの「強火」「中火」「弱火」それに保温までが使い分けできる。トップ真ん中の黒いグリドルが強火。端っこにいくにつれて中~弱火となる。ウォーミングシェルフは加熱しすぎる時の待避場所でもあるし保温場所でもある。
そして広くフラットなおかげで鍋はどの位置へでもずらして火力を調節できるし、トリペットや五徳、網焼き、アルミホイールを組み合わせればまさに自在だ。便利とか重宝とかを通り越して、楽しいったらありゃしない。
しかもそのストーブトップが開くのだ。こんな楽しいことはないんだよね。

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薩摩中霧島壁

2006/07/25   -シーズン1, 薪ストーブ

我が家の家づくりで「無垢の木」とともにこだわったのは、左官職人さんに入ってもらって「壁は左官仕上げ」にすること。つまり家の中の壁は土壁、珪藻土や漆喰などの昔ながらの塗り壁にしたいってことだった。
やっぱり自然がいいよ。今も昔も人は自然(=理にかなった、普遍的な)が一番。家が呼吸して湿度を調節するし、空気はきれいだし臭いもない。密閉された気密住宅で感じるあの「異質な圧迫空間」は嫌いなのだ。
地元の土で塗る土壁やらいろいろ候補にあがった結果、我が家の内装壁は「薩摩中霧島壁」で仕上げることとなった。九州のシラス(火山灰)を主成分とした自然素材100%っていう左官材だ。興味のある人は検索で調べて下さいませ。
なんでわざわざ九州の火山灰なんだ?と最初は思ったが、珪藻土や漆喰よりもローコストで施工も確実、なおかつ仕上がりに遜色はない。信頼できる左官材の中で最近オススメ、とは工務店の話。
なにより私の愛飲する芋焼酎「黒霧島」と名前が似ていた、決まりだ(笑、それが理由でいいのか?)。

実際住んでいて実にすがすがしい。なるほど呼吸してる、湿度を調節してる、空気がきれい、臭いがない、という実感が持てる。こんな梅雨の長雨でもジメジメ感を感じない。サラっとしたものだ。家に帰ってきて「ああ、気持ちいい」と思えるあの瞬間の快適さはなんともうれしい。
もちろん「薩摩中霧島壁」で塗ったからそれだけで快適になったのではない。
「無垢の木」「開放的な間取り」「自然素材」「在来工法」「自然換気」「薪ストーブ」などなど、自然な家づくりが醸し出す快適空間のハーモニーを「薩摩中霧島壁」に代表してもらって、この快適空間こそが我が家の二つ目の宝なのである。

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暖房・光熱費

2006/07/13   -シーズン1, 薪ストーブ

原油価格の高騰のせいか、このところ周囲から質問されるのは薪ストーブについての家計の話ばかりだ。
例えば薪をすべて自分で調達すれば薪代はタダ。そういう人は確かにいる。私はそこまでの甲斐性も環境もないので、原木を買って自分で薪にする。
1シーズンで原木を8トン、約10万円買うとしよう。暖房が必要なのは6~7ヶ月間だから1ヶ月の薪代は約1万5千円となる。灯油と変わらない。それどころか薪づくりの労力を思えば全然安くない。
しかし原木を少しでも自分で集めれば、1シーズン10万円の原木が8万円に、8万円が6万円にと節約できる。今春せっせと薪を集めたおかげで次シーズンの薪代を計算してみると、半分以下のひと冬3万円になりそうだ♪
私のような雪国で48坪の5人家族の暖房費がひと冬3万円というのは上出来だよね。ちなみに我が家には薪ストーブの他に暖房器具はない。ガスもない。灯油も一滴も使わない。コタツもエアコンもない。ただ薪ストーブだけ。薪ストーブのあの暖かさで、ひと冬3万円で、家中どこでもぽかぽかに暮らすことができるというわけ。
こう言うと周囲のみんなは相当心が動くようだ。
でも別に「家計のために」薪ストーブを焚いてるんじゃない。原油価格の高騰で家計の話に関心が集まるのはわかるけど、とにかく薪ストーブってやつは、楽しくて嬉しくて美味しくてあったかい、体によくて気持ちよくて、自然にも地球にもやさしい。この魅力の方から理解してほしいよね。
するとグリコのオマケみたいに「家計にやさしい」がついてくる。
もれなくついてくるかどうかは、「薪づくりの頑張り次第」、だけどね。

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薪ストーブで健康体

2006/07/10   -シーズン1, 薪ストーブ

今年の健康診断の結果が届いて驚いた。総合判定が「A」になっていた。
ここ6年間ずっと総合判定は「E」か「D」ばかり。原因は肝機能、コレステロール、中性脂肪。つまり飲み過ぎと運動不足に不摂生だな。スポーツはしないし健康的な趣味は何一つない。だから年相応に人間ドックも受診したりして結構気にしてたんだ。
それが今年はすべて基準値にきれいに収まっちゃった。中性脂肪なんか350あった値が半分以下の135になっちゃってる。実にわかりやすい劇的な改善だ(笑)。

間違いなく去年の秋から始まった薪ストーブライフのおかげだね。
薪集め、薪割、薪運び、薪棚つくったり、ホントよく働くようになった。朝は5時に起きるようになったし、夜更かしも深酒もしなくなった。それに精神的な開放感、癒し効果も大きいだろうなあ。
薪ストーブは体に良い。大したもんだ(笑)

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自然パワーの換気扇

2006/07/08   -シーズン1, 薪ストーブ

シーズンオフ真っ只中の薪ストーブであるが、晴れた日にはフロントドアを開けて、ダンパー開けて、内部に空気を通してあげるのだ。
家に煙突があるということは、それ自体が換気扇の役割を果たす。試しに細かくほぐしたビニールテープの細い糸をストーブ内部に垂らしてみると、細い糸の先はスーッとダンパーから煙突の方へなびいて上昇していこうとする。自然パワーの換気扇だ。
薪ストーブの中に頭をつっこんで煙突の音を聞いてみる。かすかな風切り音は空気が煙突を上昇していく音であろうか。鳥の声、飛行機の飛ぶ音、いろんな空の音がする。風の吹く日はビュービューと煙突トップの風を切る音だ。ゴォーゴォー、ヒュンヒュン、いろんな音に変化する。
薪ストーブと空はつながっているのだ。
晴れた日にはダンパー開けて風を通そう。
(夜間や雨の日は閉めておいた方がいいかな。)

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グリドルは錆びる

2006/07/05   -シーズン1, 薪ストーブ

アンコールのホーローは手入れ簡単、錆びないし、サッと拭けばホーローの輝き。でもね、当たり前だがグリドルは錆びるぞ(笑)
グリドルとはバーモントキャスティングス自慢のトップローディングドア、要するに天蓋のことだ。料理に使えるのでクッキンググリドルとも言うらしい。シーズン中は薪の投入ドアとしてはもちろん、沸かしたり、煮込んだり、焼いたり、温めたり、大活躍なのだ。

で、最近誕生日にもらったかわいい寄せ鉢をアンコールに飾って、毎日子供たちが霧吹きでシャーシャー水をやっていたんだな。
すると、ふと見たらグリドルにサビが浮いている。そりゃそうだよなあ(笑)
グリドルに限らず、本体内部や鋳物の隙間に水分が入り込むのも禁物だ。いくらホーローは錆びないといってもアンコールに向かって毎日霧吹きしたらイカンヨ。やめて下さい(笑)

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二次燃焼空気の給気口

2006/07/03   -シーズン1, 薪ストーブ

アンコール背面にある二次燃焼用空気の給気口を掃除してみた。ふだんは黒いカバーで覆われているが、取り外してみればご覧の通り。給気口が塞がってしまったかと思うくらいのホコリの固まりだ。
給気口から本体の中を覗いてみるとセラミックボックスの底部が空気の通り道であることがわかる。ここもホコリやら灰やらでびっしりだ。掃除機をあててゴーゴーと吸い取る。

しかし分解してみるとシンプルなものだね。
丸くゼンマイみたいになってるのがバイメタルで、二次燃焼室の掃除の時に見たサーモスタットの棒とつながっている。それで温度を感知してバイメタルが伸縮し、金属の板(フラップ)が上下して給気口を大きく開けたり塞いだりして二次燃焼用の空気を調節しているのだな。
この金属の板(フラップ)の反対側には一カ所突起がある。どうやらバイメタルがどれだけ伸びてもこの突起が引っかかってフラップは完全に閉まらないしくみのようだ。
しかし不思議だな。フラップが全開の状態も、突起が引っかかって一番閉まった状態も、どちらも給気口の大きさはそんなに変わらないぞ?こういうものなのか?これで二次燃焼用空気の調節になっているのだろうか?
このあたりは微妙なんだか、アバウトなんだか、私にはわからないのである(笑)

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二次燃焼室の掃除4

2006/06/25   -シーズン1, 薪ストーブ

二次燃焼室の掃除をしてみて感じる自己診断。
1.まず第一印象として、内部が黒くまたは茶色く煤けている。
これは暖かい時期に行ったちょい焚きのせいだろう?二次燃焼室の掃除をする前、つまりシーズンオフを決める時に一回高温でしっかり焚いて内部を綺麗に焼くといいね。こんなに汚れていると状況の診断もうまくいかないし、余計ぼろぼろに見えてガックリくる。
2.灰が二次燃焼室に相当侵入している。
灰をまったく抜かず溜めまくったせいだろう?。取扱説明書に書いてある「灰を定期的に除去することはストーブの耐久性に重要なこと」とはコンバスターや二次燃焼室への悪影響のことも指しているのか?どうなんだろう?
3.焚き方がヘタ。
シーズンを通して乾燥の充分でない薪が大半だったこと。それをシーズン前半は250度を守って不完全燃焼気味、後半はガンガンに焚いて温度を上げようとし、さらには灰をやみくもに溜めすぎた。
そして一番大事なこと。ネットのユーザー情報で集めた良さそうな話ばかりに目がいって、ある意味アンコールが本来設計された正常な状態で焚こうという意識がなかった。
まずは初めてなんだから、普通の基本通りのやり方で自分一人で家中をポッカポカに暖かく焚けるようになるのが先決。経験者の真似をした応用や活用はその後だ。
次シーズンはメーカーの仕様に従って扱おう。アンコールが本来設計された状態で焚くよう心がけよう。当たり前すぎてもう何もいいわけできない。

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二次燃焼室の掃除3

2006/06/24   -シーズン1, 薪ストーブ

セラミックボックスの3本のネジをプラスドライバーで外すと正面側のカバーが取れる。
初めて中を見て固まってしまった。
「・・・・・・・・・」セラミックボックスの中って、これだけ?それにボロボロじゃないか?なんだか言葉を失うなあ。
セラミックボックスはあちこち剥がれたくさんの灰とともに崩れ落ちている。これらの灰や破片はご飯茶碗に一杯分くらい。また、二次空気のサーモスタットには灰が取り付いて完全に覆われてしまっていて、手でボロボロと剥いてようやく中からサーモスタットの棒が出てくる始末。これで正常な二次燃焼が起こっていたのか??

灰や破片を取り出すだけでそれ以上の的確な作業が思いつかない。
・・・・完全に凹んでしまった。コンバスターといい、この状態で次のシーズンは大丈夫なんだろうか?

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二次燃焼室の掃除2

2006/06/23   -シーズン1, 薪ストーブ

いよいよ二次燃焼室へアクセスだ。
スローフードを外し、両側のクサビを外す。そしてロアーファイアバックの上部を掴んでグッと手前に引く。はじめは耐火セメントが固まっていてなかなか動かないが、マイナスドライバーでこじったり、軽く叩いて振動を与えながら手でグイグイこじるとポコッと倒れてくる。
このロアーファイアバックは結構重い。慎重に取り出した方がいいね。ホーローはこうしたメンテナンス中に欠けることが案外多いんじゃないかな。特にフロント部分は気をつけよう。段ボールや厚手の毛布などで養生した方がいい。
それにしてもアンダイアンが邪魔だ。あると思った11ミリの工具が見あたらないんだ(笑)アンダイアンは外して作業した方がいいよ(笑)。
さて現れたセラミックボックス。上部の二次燃焼室カバーを外すといよいよコンバスターが取り出せる。



なんとコンバスターが茶色く煤けている。低温で焚いた「ちょい焚き」のせいだろうか。シーズン中のように高温で焚けば元通り白くなると思うが違うかな??
それに想像以上に欠けて変形している。外側の枠もベコベコに曲がっている。相当な高熱であったことはわかるが、やっぱり焚き方に問題あったんだなあ。。なんだか気分まで凹んでくるなあ。
セラミックボックスの下、二次燃焼室の出口に灰が溜まっている。手でかき出してみるが、こりゃあ中にも相当ありそうだ。灰がコンバスターを通ってこんなに二次燃焼室にまで入り込むものなのか??
二次燃焼室の中の灰が取り除きたい。マニュアルにはそこまでやれとは書いてない。しかしセラミックボックスの3本のネジはプラスドライバーで簡単に外れる。ようし分解してみよう。

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