「 薪ストーブ 」 一覧

タグ "薪ストーブ":213件
並び替え:

サムネイル表示にする

condarのコンバスター4

さてコンバスターだ。2012年から2018年まで7年も使って画像の通りだ。壊れないんだなこのコンバスター。以前は1年や2年でバキバキに壊した私だというのに。なぜこのコンバスターは壊れないのか、こちらで何度も書いた。
「condarのコンバスター3」「condarのコンバスター2」

次シーズンも使う?

いや、このコンバスターもさすがに消耗して触媒機能はかなり低下しているはずだ。7年目は煙突からの煙が目に見える場面が多い気がしたし、臭いも気になった。製品としての耐久性は5~6年または12,000時間。さすがに8年目はないだろう。いい加減交換だ。そのつもりで新品のコンバスターは用意してある。

ところで新品のコンバスター、こいつの品質はどうなんだろう?
実は私がずっと書いてるコンバスターの記事について、結論を言えば正確なことは何ひとつ確かめられていない。数社に尋ねたが「正規ルートの正規品ですから問題ありません」との回答のみ。正規とは?製造元や流通に関して品質を担保する何か情報は?

まあ業界人でもないただのユーザーが食い下がってする質問ではない。もう廃盤になった薪ストーブのアクセサリだしね、供給あるだけ有り難いとすべしだ。
で、いくつかの選択肢の中から新品のコンバスターを購入した。condarでもCC257でもなく”30001152”の品番のついた従来通りの流通品だ。よせばいいのに、いったん元に戻って比較しようと思ったんだな。

例によって製造元が明示されてない。誰がどこで作ったものなんだ?2017年製造の刻印が。外枠が見たことないタイプ。改良品かな?ほどほどの品質の廉価版?それとも・・・?結果はいかに。またいずれ書くことになると思う。

 comment (0)


天板の反り

15年目を迎えるアンコール触媒機#2550、ホウロウレッド。外観はそれなり消耗してきたね。私は気にならないタイプなので特にマイナスに感じないけど。
書くとすれば天板のホウロウの剥がれが目立つ。よく観察すると天板が反ってるんだ。天板の中央あたり、ダンパー裏の煙突の付け根あたりが膨らむように盛り上がってる。画像で伝わるだろうか?定規を置いてみればわかる。天板の左側を支点にしたら右が大きく開くから、中央あたりが盛り上がってる。

あれだけの高温にさらされ続ければ無理もないかな。ガンガンに焚いた14年間だったからね。

ホウロウのとくに煙突側の剥がれはこの反りによるものが大きいと思うんだ。そして鍋やヤカンを使うことによる普通の剥がれが加わる。果たしてパテで補修して意味あるかな?面積が大きいし、天板は膨らみ傾向にあるんだし。

これはこれ。そういうもの。心機一転、天板を交換するとか、機種変更するとか考えないこともないが、それはそれ、いずれその時のこと。
ただ天板が反るということも経年で起こるんだね。いや、ガンガンに焚き過ぎた結果、私んとこくらいのものだろうか。
これら以外に外観の変化はないなあ。とくに画像ではまったくわからないだろうね。実際、キレイなものだよ。

 comment (0)


シーズン15のメンテナンス

夏休み、アンコールのメンテナンスをしよう。

14年間を焚いてシーズン15に向けたアンコール触媒機#2550のメンテナンスだ。見込みとして今年も大きな整備はない。やることはコンバスターの交換、そしてファイバーロープのヘタリ具合や当たり(密閉度)を調べることと煙突掃除。普通の点検整備だ。

灰はシーズン終了と同時に5月に抜いて、ロアーファイヤーバックや二次燃焼ボックスとかの灰も掃除機で吸ってある。

さて、薪ストーブライフ15年目の2019~2020年、シーズン15はどんな冬になるだろう。雪は多いかな、寒いかな。そんなこと考えながら、取り掛かろう。

 comment (0)


薪を焚いて14年

まだまだ14年。たったの14年。中学生じゃないか。
何かわかった気になって、自分にもできるようになったと思える充実感は悪いことじゃない。でもまだ14年しか経ってないんだな。

人それぞれの価値観がある。その人の志向一つとっても、仕事が唯一喜びの人、高収入こそがすべての人、権力や名誉が何より好きな人、休日ごとの趣味に生きる人、社会や地域に尽くすことが生きがいの人、20代のある時期の経歴つまり学歴こそが後生大事な人、60歳になっても80歳になっても進行形で勉強する人、ものごとを変えたい人、変えたくない人、、いやキリがない。書かなくてもわかるよね。

薪ストーブを焚く人の価値観も千差万別なんだろうか。会ったことないからわからないが、コストとかお金とか見栄えとか、ステータスとか、、メリットデメリット天秤にかけて損得で薪焚いてる人もいるんだろうか。そして、そんな我々薪ストーブユーザーのことは貧乏くさいとか、変わり者だとか、迷惑だとか、あるいは憧れだとか羨ましいとか贅沢だとか、世間一般にはさまざまに映っているのだろう。

どれも関係ないというか、私にはどれでもいいんだよね。薪を焚く暮らしがしたいからそうしてるんだし、そうでなければそうでなくていい。それぞれを区別してあるいは排除して無関心になるのでなく、それをそれと認めつつ自らの価値観をもって自分を生きて、活かしていく。

春がきて夏がすぎ秋になって冬になる、そんな自然の営みは自らの価値も意味も叫んだりしないし、太陽も風も海も森も素晴らしい恵みかと思えば圧倒的な暴力的災厄をもたらす。そんなことは所詮人間側の価値観で勝手にそう思うだけ。

思えばこのブログをスタートしたのも、あとから来る薪ストーブを焚きたい人のために少しは役に立つことを書こうと思ったからだ。でも冒頭に書いたように私はまだまだ14年目の中学生なので先はもっと長い。もっと楽しんでもっとできるようになってもっと知ってみたい。
なんだろう、慣れた気になってないでこれからも自らの目指すところを楽しんでいこう。そう書こうとしたのかな。
まあ年初なのでオチがついてないのもよしとしよう。正月気分でそんなことを考えていた。

 comment (0)


condarのコンバスター3

P1060898a

シーズン14に突入する前のメンテナンス。いつもは夏休みで終えるのに10月の今になってもまだ終えてない。まあ、それくらい今年はやることがなく軽整備で済むとふんでいたからだ。そして何より秋の深まりが遅い。温暖化の影響としか思えないよ。

さて、condarのコンバスターの点検だ。アンコール触媒機#2550用のセラミック製。
どうだろう、かつて1年や2年ですぐバキバキにしていた私が、このコンバスターは6年を焚いてこの状態。フレームに若干の曲がりがあるものの、ハニカム構造に欠けはないし少なくともかつて私が経験した惨状はまったく無縁といっていい。

IMG_6032com3

くり返して書くぞ。かつて1年や2年でコンバスターをバキバキに壊していたアンコール触媒機ユーザーの私が、ある年、ファイヤーサイドから送られてきた品質の確かなcondarのコンバスターに交換した途端、6年も使えている。ではそれまで壊しまくったきたコンバスターはいったい何者?(「condarのコンバスター2」)

こんな私だからコンバスターが6年を超えてまだ使えるとは夢にも思わない。この記事を書きながらまだ迷っている。まだ使える、いや限界だ、不活性化して触媒機能はかなり失われているはず、いやここまできたらもう1年、、、、、、

P1060899a

 comment (0)


なぜ薪ストーブ?2

「なぜ薪ストーブ?」、、
最初の年、あの記事で書いたことは今もまったく変わらない。
ホント、まったく同じ。
今はつくづく思う。私はよい選択をしたものだ。
人生はよりよいものになった。
内容は少し書き足すけれど、感謝を込めて自分自身に再掲する。

 

なぜ薪ストーブ?とよく人は尋ねる。
環境問題とか、原油価格の高騰とか、そんな必要に迫られてのことじゃなかった。
信念とか信条とかそんな高尚な理屈があってのことでもなかった。
ブームだとか、いや、時代遅れだとか、そんなのハナから関係なかった。
ましてやコストだの労力に換算だの、そんな計算クソ食らえだった。
自分の中に火を焚きたいという欲求があった。ただそれだけ。
アウトドア派でもない。農業にも林業にも建築にも土木にも接点がない。
ネクタイしてるただの勤め人。
思えば飯盒炊飯が好きで庭でよく焚き火をして飯を炊いた。
子どもたちは物珍しさを喜んでくれた。
バーベキューも大好きで毎週でもやりたかったが、妻が面倒くさがるのでひと夏に1回か2回が精一杯。
その程度。

なぜだろう、よくわからない。自分の中の火を焚きたいという欲求、DNAとも言うべき、火を焚きたい本能が自分の中にあり、それに従っただけのこと。
かつて人は火を起こし暖を取り、外敵から身を守り、煮て焚いて、工夫して、生活を保ってきた。そんなごく当たり前な自然の営みに恵まれながら暮らせることに喜びを感じる。

 

薪ストーブは自分自身。暮らし方の選択。
暖房器具の選択ではなかったのです。

 

 

 comment (0)


アンコールがあったかい

img_2689a

アンコール#2550ホウロウレッド触媒機だ。12年目のメンテナンスでアッパー&ロアーファイヤーバックを替えたしファイバーロープもほぼ全部替えてリニューアル。今シーズンの調子はどうだ?とくれば調子よくて不満もなくて薪はあるしその暖かさに完全に呆けてしまいそうだ。冬休みの休日のある日、一日中家にいるから薪ストーブの暖かさにホント幸せをかみしめている。

毎年あったかいんだけどね。今年のアンコールはやけに寒いぞ、なんて年はない。毎年毎年、あったかい、をくり返してるこの幸せ。メンテナンスバッチリであったかい。薪がよく乾いてあったかい。よく焚いてあったかい。毎年言ってる気がする。

でもたぶんこれはイメージだけど、購入時のアンコールの性能が100%だとしたら、焚いているうちにコンバスターは消耗するしファイバーロープもへたるし、パーツも歪んできて、95%、90%と性能は落ちていく。燃焼効率や暖かさだけじゃなくて、薪の消費量とか煤の付き具合とかトータルにね。だからメンテナンスして100%の状態に戻すんだけど、そこはそれ、私は一般の素人だから自己流では90%とか、10年を越えてある年は80%とか、維持できてそれくらいのイメージなのかもしれないね。今回は12年目のリニューアルで100%近くにかなり戻せてる、って感じ。別に心配性でも完璧主義でもないけれど、素人の経験やノウハウが専門家のそれと同じわけないんだし、そもそもお金使わない、依頼しない、交換しない、っていうんだから100%に届いてないとしても当たり前なんだよね。ロアーファイヤーバックもあんなに歪んでるの削りつつ11年も使ったよ。馬鹿だね、笑。(「ロアーファイヤーバックの延命」)。ロアーくらい買えばポンですぐなんだよ、でも私には楽しい経験だった。アンダイアンも片方が欠けたままずっと使ってる。千円だっけ2千円だっけ?なんで交換しないの?自分

p1060331a

p1060372a

安心安全を無視するのは論外として、こういうの全部私の暮らし。愛着とか横着とか、説明不能だ。他人んちの味噌汁と私んちの味噌汁の味が違う理由、そんなの知ったこっちゃないしね。私にとって薪ストーブは暮らし。そして実にあったかい。楽しい毎日だ。

p1060373a

 comment (1)


私の薪ストーブライフ

img_2698a

例えばクルマ好きにもいろいろあって、走ったり、カスタマイズしたり、オーディオに凝ったり、タイヤやホイールも取っ替え引っ替えしたりいろいろあるが、自分にそういう楽しみ方はない。クルマはそれで移動して好きなところへ行けるのがよい。空間を移動するあの感覚が好き。異空間に連れていってくれる。

ギターも好きだけど集めたり珍しかったり目立ったり高価だったりうんちくはまずしない。ギターはサウンドが好き。音楽するのがいい。サウンドのための機材も大事だが、アコースティックギター一本でもできるし、それこそ生の声こそ一番のサウンド。そこから生まれてくるものがいい。

私は薪ストーブを焚くけれども、薪ストーブが好きなのかといったらそれだけでない気がする。私は火を焚くのが好きで火のある暮らしを工夫して暖かく豊かに過ごせることに幸せを感じる。だから極端にいえば道具は鉄板ストーブでも暖炉でもいいし囲炉裏でもいいんだろうと思う。ただ家を建てる際、電気や化石燃料以外で家まるごと暖める十分な能力があり一番興味を引かれたのが薪ストーブで、当時ラインナップしてた中からひとつを選んだ。そして選んだ伴侶は大切に付き合う。手間ひまかける。

そう、その頃(2005年頃)は薪ストーブユーザーの間で「触媒 vs クリーンバーン」みたいな構図があった頃。ネット上の情報交換などでよくヒートアップしてた。今ではそんな構図はすっかり駆逐されたのかな。まるでパソコン黎明期の「Mac vs Windows」みたいで市場が未成熟なうちはよくあることと笑って見てたが、私のブログを読む人からは「触媒好きの触媒派」とカテゴライズされてたような気がする。

話がそれた。

薪ストーブの暮らしにもすっかり慣れたので、やはり元々の原点というべき自分の指向が色濃くなってくる。というかそれに気づかされていく。もともと作ったり工夫するのが好きなので手間ひまかけてメンテナンスはするが、好きなのは薪ストーブというより、薪をつくり、薪をはこび、薪を焚く暮らしだ。そこで発見すること、工夫すること、道具を使うこと、苦労することや自然に触れること、そして最後に暖かく暮らすこと、そこに惹かれているんだな。

いつもそこには薪があり、薪は森や木につながっている。森林から経済や世相や環境やエネルギー、それこそ里山の小さな暮らしは地球規模の課題にまでつながって見える。そのイメージを辿って知ったり調べたりするのが楽しい。その薪のことも材料としての木材の研究ならたくさんあるが、木材学とも樹木学とも材料学とも違う、燃えて灰になるための薪の研究はなかなか目にすることができない。今もくべてるその薪そして暖かさにはそれらすべてと自然の摂理がつまっていて、薪をつくり、薪をはこび、薪を焚く暮らしを辿っていけば、道理を失いがちなこの世の不条理など完全にすっ飛ばした世界がそこに見えてくる。私はその一部になって知ってみたい。その豊かさ暖かさを幸せと感じる。私の薪ストーブライフはそういうことなんじゃないのかな。

と、年初の気分でとりあえずそういうことにしておこう。

p1060338

 comment (0)


12年目の慣らし焚き

img_2582

慣らし焚きをする人、しない人。どっちでも構わないが私はする人だ。特に今年は12年目のリニューアルとして、アッパー&ロアーファイヤーバックを新品にしたし、ファイバーロープもほとんど替えて大量の耐火セメントを使った。それらは少しずつ温度を上げて馴染ませた方がいい。「7年目の慣らし焚き」でも書いたね。
それに試運転しながら自分のしたメンテナンスの様子を見たい。ちゃんとできてるかな?って感じ。専門家なら一発で決められるような調整も、私は一般の素人だからね。

例えば新品のアッパーファイヤーバック。新品だからノーチェックでいいかと思いきや、新聞紙の切れ端でダンパーの密閉度をチェックすると意外とスルスルと抜ける。もちろんダンパー調整するよ。するんだけど画像にある2の周辺だけがスルスル抜ける。1は問題ないし、3、4は終止千切れるほどの密閉度だ。これって、耐火セメントが不均一なのか?ファイバーロープの張りが違うのか?って新品だし自分が張ったのでないので確かめようもないし。

img_2586

慣らし焚きをくり返して3回目にだいたい満足いく閉まり具合になったけど、最初にしてはキツめのダンパー調整になってるから時間ある時に詳しく確かめてみよう。慣らし焚き以前にメンテナンスの時に気づいておけば良かったね。

慣らし焚き、つまり試運転してみてわかることはたくさんあるね。アンコール本体のこともそうだけど、せっせと薪を作り、せっせと薪を運んで、寒さとともに少しずつ冬の準備ができていくよ。

img_0153
img_0150

 comment (0)


ガリレオ温度計

img_0008b

「ガリレオ温度計」、液体の比重の原理を使った温度計だ。ガラス筒の中の色とりどりの球体が温度変化によって上下する。球体にはひとつひとつタグがあって温度が書いてある。どの球体が浮いているかで温度を読み取るんだな。名前の通り、ガリレオ・ガリレイにちなむもの。私のは小さいタイプで球体が5つ。18度、20度、22度、24度、26度の2度刻みで読み取りが可能だ。もっともタグの数字なんて読まないけどね。何個が浮いてるか。それだけ見ればいい。電気もいらないしスイッチもない、自然の原理がそこにあるだけ。12年目の私の温度計はこれになってるんだ。

img_0012
img_0013

薪ストーブを導入した最初はデジタル温度計を家じゅうのいたるところに置いて温度を計りに計ったものだ。暖かい、暖かくない、上手に焚けてない、それらを試行錯誤したね。当然それは薪ストーブを学ぶ上で必要だったし実に楽しい経験だった。
でもあれから10年。慣れるところはすっかり慣れたし、外はどんな寒さでどんな薪の量でどんな風に焚いて何時間経てば室温はどうなるか、自分ん家のことだもの、だいたいわかる。あとはガリレオ温度計みたいな「目安」と体感で困ることはないんだな。
第一、デジタル温度計はとっくに電池が切れてる。いつ切れたのかすら覚えていない。もうデジタルである必要もコンマ刻みである必要もないよね。あってもなくてもどっちでも、て世界。

夏の間は暑いから全部の球体が沈んだままだったけど、秋とともに26度の球体がひとつ浮くようになり、2つめの24度の球体も浮き始めた。と思いきや浮いたりまた見ると沈んでたり、ポコっと動きだしたり中間で浮かんでたり、それらを見て暮らすこの感覚は気に入ってる。

 comment (2)