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薪の消費量

薪ストーブはどれくらいの薪を消費するのか

薪の消費量について目安を書こう。私が焚いているのは次のような条件だ。

・バーモントキャスティングスのアンコール触媒機。
・24時間焚く。就寝時にも薪を入れて翌朝熾きが残るようにする。
・高気密高断熱ではない普通の木造住宅(48坪)。
・吹き抜けがあり家全体をひとつの空間として薪ストーブ一台で暖める。
・10月中旬から5月まで暖房が必要な雪国。(省エネ基準の地域区分はII地域)
・厳冬期はマイナ10度以下の朝もある。マイナス5~6度は当たり前。
・サクラの開花は4月15日頃。
・補助暖房なし。
・絨毯やカーペットもスリッパもなし。素足で無垢のフローリングに寝っ転がって過ごす。

私はこんな条件で初めてのシーズンを焚いているが想像を超えて薪を消費している。
薪はすべて購入だ(泣)。おまけに自宅の敷地が狭小で薪を一度に置いておく場所がないので、減ったら買い足していく自転車操業状態。

・10月に4立米購入。
・11月に2立米購入。
・12月に3立米購入。
・1月に1立米購入。
・2月に2立米購入。

今シーズン、ここまででしめて12立米。私の地域では1立米(軽トラ1杯)が18,000円から20,000円で売られている。×12立米だからいくらになるか計算すればわかる(泣)。
もっとも初めてのシーズンで焚き方がまだわかってない。ぜんぜん。試行錯誤の手探り状態だ。
とにかく、初めてのシーズンを過ごしてみた薪の消費量は、2週間で1立米、1ヶ月で2立米、半年なら12立米。大ざっぱにそう捉えていれば間違いなさそうだ。(足りなくなる心配はないという意味)
毎年これだけの薪を準備しなければならないのだ。

ただしくり返すがこれは私の場合だ。
高気密高断熱の魔法瓶な住宅だったり補助暖房と併用したり、あるいは温暖な地域で朝晩だけ焚くならこの半分で済むかもしれない、なんて想像はカンタンにできる。
他人の例を参考にする時は「焚き方」「住宅」「地域」の3つを把握した上で聞かないとまったく比較にならなかったりするから注意が必要だ。


追記だ。
この記事の薪の消費量は、1年目で初心者の私の場合。
その後の「薪の消費量2」でも相変わらず私はたくさん焚いている。
しかし、さらにその後の4年目になる頃には、1年目、2年目の私の消費量は異常だったとわかってきた。


追記だ。
8年目のシーズンを終えたところ。焚き方も定まってきた。1年目の頃のようにやみくもに消費しないようになってきている。焚く時期もシーズンはじめ(10月)と終わり(5月)は「木っ端」や「どんころ」でしか焚かなくなっているし、Tシャツスタイルにこだわらず人並みにフリースも着て靴下も履いて一枚多く着るようになった。
結果、1シーズンで8トンが目安。暖冬だったらもしかしたら8トンを切るかも。寒くて仕方がない年は8トンを越えるから、9トンを用意しておけばまさかの時でも大丈夫。1シーズンの消費量とすれば私の場合はそんなところだ。


追記だ。
上の追記にもあるように、私は薪の消費量についてとにかく8トン、8トンと連呼しているが、9年目で書いた「薪の消費量の把握」の通り、正確には8トンの原木を買って、約5.2トンの乾燥薪をつくっている。
くりかえそう。1シーズン8トンの原木を買うがそれを割って乾燥させれば5.2トン(650束)の薪になるのであって、私は1シーズン5.2トン(650束)の薪を焚いているのです。で、ドンコロや半端もの、焚きつけなども含めれば5.5トン〜多くて6トンを焚いているんじゃないか、って感じになる。私の場合の目安だ。


14年めで追記する。
薪の消費量とは暮らし方だ。その証拠に14年めの私はこの記事に書いたような薪の消費はしない。ずいぶんと少なくなってたぶんこの頃の3分の2あるいはそれ以下になってる。さすがに半分にはなってないと思うけどね。いつか書く機会があれば書こう。

くり返す。薪の消費量とは暮らし方。家族の暮らし方。
米の消費量がそれに似てるかな。同じ5人家族なら全国どの5人家族も同じ米の消費量なんてわけはないだろう?その家ごとに米の消費量は違う。年代でも子供の数でも違う。男の子、女の子でも違う。体育系だともっと食うだろうし、歳とればそんなに食わない。パン食と併用の家もあれば、外食とかコンビニとか、まさに家ごとにそれは違う。

薪の消費量とは薪ストーブのスペックだと考えがちだけど、暮らし方でどうにでも決まるんだ。ほかには地域や住宅性能などでね。だから私や他の薪ストーブサイトでざくっと目安を掴んだなら、暮らしながら自分で消費量を定めていく。それしかないよ。

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薪小屋図面

クルマで片道20分と少し遠いが田舎の空き地に薪を置ける場所が見つかった。ゴールデンウィークは忙しいぞ!
というわけで、とりあえず薪棚計画を立ててみた。行き当たりばったりで作れるほど大工の腕はないし予算も抑えたいので、少ない材料でギリギリの強度を想像しながら考える。こうしておけばホームセンターで効率よく購入することができるし、現場で考え込んで時間を無駄にすることもない。ゴールデンウィークは毎日晴れるとは限らないし、家族サービスでお出かけもしなければならない。半日も無駄にできないのだ。
ただしあくまで素人の作る計画。参考程度に。
(ちなみに、あちこち部分的に補強が必要と思われるが、それはカットした端材や間に合わせの材料で必要に応じてやればよく、現場合わせの仕事なのであえて図から省いている)

図面によるとほぼ10立米の薪が置ける。ホントか?計算は合ってるか(笑)?
自宅の軒下に現在6立米。車庫の2立米。この薪小屋10立米を合わせて全部で18立米だ。
いいぞ。自宅のストック分で冬を迎え、薪の消費に合わせて随時この薪小屋から補充するというわけだ。
ネックは屋根だ。張り切ってポリカの波板が一番良いとは知っているが結構高い。予定しているただの波板にしたって制作費全体の3分の1を越える。他に良い方法はないものか思案中だ。


<追記>
その後、修正を加えた「薪小屋図面2 (7/18)」をアップしています。
また「軒下に薪を保管する(06/29)」もアップしています。

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がんばれ薪づくり

制作途中の薪小屋。
1基で2.5立米計算の薪小屋がまずは2基。図面を作っておいたおかげで丸1日だけで薪を割って並べられる状態にできた。
図面と違うのは屋根の垂木等の本数が省略してある。まあいずれ補強しておこう。屋根の波板はまだ張ってない。図面では1.5mの垂木に5尺の波板の予定だったが実際に垂木を渡してみると、長さ2mが一番具合が良さそうだった。ということは波板も7尺か???・・・・ちょっと予算オーバー気味だ・・・?
そんなケチなことで躊躇していると、天気予報は今夜は雨が近いと言う。とりあえずブルーシートを臨時に張ってまた後日考えることにしよう。
薪小屋ばっかり作っていてもなんなので、玉切りと薪割りを平行してやる。薪小屋はあと2基で合計4基はゴールデンウィーク中に作りたい。そして夏までにあと4基。できるのか?
それにそれだけの薪をホントに斧だけで割りきるつもりか?>自分??(笑)

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がんばれ薪づくり2

薪小屋の土地を使わせてくれた地主さんが好意で手配してくれた原木の山。
実は私としては別ルートですでに3トンの購入が段取りできていたのだ。なのに、地主さんによってほとんど押しかけ的に原木がどこからともなく運ばれてきて、ドンと置いてあった。
いったい何トンあって、代金はいくらなんだ??まだ聞いてないぞ。普通、量と代金を確認してから注文するだろう?大丈夫だろうか?まあ、まさか原木売りでぼったくり料金もあるまいに、ここはおまかせしておこう。あまり細かいこと言いっこなしだ。
それにしても、広葉樹ではあるがナラは5本に1本あるかないかだなあ。割ってみるが割りにくいなあ。心なしか節ばっかりに見えてくる。こうして思うとナラはやっぱり割りやすい。斧を振り下ろせば重厚な手応えでバックリ割れる。割っていて本当に楽しいのはナラだよな。なんて贅沢なこと思いつつ、今日も玉切り、がんばれ薪づくり。

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がんばれ薪づくり4

9日間のゴールデンウィークが終わった。しかしよく働いた、頑張った。
原木は推定5~6トン。これだけの量をほぼ3日で玉切りし、薪小屋もこしらえた。5立米は積める計算だ。製作費用は17,000円。少々お金がかかったが、雨がかからないしっかりした薪小屋は一つはあった方が安心だ。写真では屋根の垂木が省いてあるので、冬までに補強しなければならない。

短く切り揃えた廃材に2mの垂木を敷いて2つ目の薪棚にする。薪は2列に並べて幅は4m。背の高さくらいまでが限度と思われるが、ここも5立米は積めるだろうか。横の支えがないので垂木を垂直に立てようかと試みてみたが、そういえば、井桁に組めば横の支えなしで解決するのだ。次の休みにはそうしよう。
屋根は作らない。処分される中古トタン板か何か、適当なものが見つかったら上に乗せておこう。それまで少々雨にあたっても気にしない。雨に打たれお日様にあたって、そうして薪は乾燥するのだ。(きっと)
それにしても、山野で薪小屋を作り、玉切りし、薪割りをし、薪を積む。こんな幸せなことはない。この作業が楽しい人でないと薪ストーブは向かないだろうな。

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グレンスフォシュと和斧

グレンスフォシュ最高、と前に書いたが、ゴールデンウィークの大量の薪づくりで違う発見をした。
和斧は軽い。グレンスフォシュに慣れた手に和斧の軽さはかえって振りにくいと思ったものだが、グレンスフォシュの斧を丸1日振り続けるのは相当な腕力が必要だぞ。なにしろ原木は5~6トンもあるのだ。ヘトヘトになってくるととても振れたものではない。
そこで和斧を振ってみた。お、軽い。軽いのでブレないのだろう、狙いも正確になるし、狙った芯にスパーンとヒットする。ただ刃が薄く食い込みやすいので一振りで一気に割り切ることが肝心だ。遠心力を最大に利用するイメージで軽く振る。これはいいぞ。疲れも半減する。

グレンスフォシュは重さに加えて力でたたき割る感じ。径が30cmを越える大きな丸太や、節の入り組んだ割れにくそうなものはグレンスフォシュでないとダメだ。
それ以外は和斧で割るように使い分けるようにした。
長時間、大量の薪割りをするには、斧は複数あった方がいいということか。その重さや木の種類に応じて使い分けることが、疲労を助けるかもしれない。

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アカマツだって燃やすぞ

薪にするなら広葉樹がいいに決まってる。だがよく乾燥させれば針葉樹だってかまわないだろうと思っている。
私の場合は単なる薪貧乏という気もするが、近所から「松が倒れてるんだけどいらない?」と言われれば断ることなく頂いておく。たとえ薪小屋がいっぱいで来年の分が確保できているとしても私は頂いてしまうだろうな。やっぱり薪貧乏だ(笑)
確かにタールの心配や、火持ちの悪さはあるだろう。でも第一まだ焚いてみたことがないじゃないか。焚いてみなきゃわからない。焚きつけに便利かもしれないし、ヤニが多くてやっぱり焚く気になれないかもしれない。まあとにかくあるものは焚いてみよう。


追記だ。
数年たって、アカマツもずいぶん焚いた。
我が家の場合は空間が広いし好みの問題もあって結構ガンガン焚きたい事情がある。だからアカマツなどの針葉樹は部屋を暖めるためじゃなく、焚きつけとして着火やストーブの温度を上げるために使ってたいへん重宝している。
煤やタールの心配はそれほど影響はないようだ。煙突掃除をしてやや煤が多いかなと感じるが、未乾燥のナラを燃やす方がよっぽど煤もタールも多いと思う。
ただヤニとか多いので割ったり運んだりの扱い自体は好きでない。屋外で適当に管理してるとひどい状態になってしまい使う気にならなくなる。

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井桁に積んでみた

ゴールデンウィーク明けから1週間。早速薪割り&薪棚作りを再開だ。
こちらの薪棚はお金をかけるつもりはなく、垂木を敷いて薪を積んでいくだけの方法だ。両端の横崩れを支える支柱を作りかけていたが、井桁に積めば薪棚は自立することを思い出し、薪を井桁に積んでみた。井桁は半割にした薪で積むと安定するという。本当だ。ばっちりと安定するし見栄えもいい。
大容量の薪小屋にびっしり薪が詰まっているもの壮観だが、井桁に積んで自立する薪棚は自然の風景に馴染んでいいものだ。昔通りの本当の薪棚という気がする。
積み終わったら臨時にシートか、廃材のトタン板を載せておく予定。

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自分の世界の中心で、薪ストーブが燃える

ゴルフクラブは振らないが、斧なら振るぞ。
月々こづかい1万円、金は積めないが、薪なら積むぞ。
お人好しで人畜無害、頭は切れないが、木なら切るぞ。
飲み会も集会もどんな誘いも億劫だが、山なら行くぞ。
1日誰とも会わず喋らず、お日様の下で薪を割る。
こういう男になるとは自分でも思わなかった。
というか、定年後にしか手に入らない暮らしと思っていた。
人生は棒に振らないが、、、斧なら振るぞ(笑)
出世に闘志は燃やさないが、薪なら焚くぞ(笑)
誰かに勝ったり負かそうとか思わないが、薪割り機の誘惑にはしばらく勝ちたいぞ(笑)
薪ストーブのある暮らし、ありがとう。

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リンゴ堅いや

今日の薪割りは自宅にて、4月に果樹園からもらってきたリンゴの木。うひゃあ堅い。そして割りにくい。噂通りの手強さだ。どこをどう叩こうにも節だらけ。意地になって10回も叩けばそりゃ割れるが体が持たない(笑)
リンゴの玉切りは短く、30cm以下に切ることだね。その長さならいくら節の固まりでもグレンスフォシュをもってすれば一撃、二撃ほどで叩き割ることができそうだ。
ただずいぶん難しい形で見苦しく割れるから、むしろできるだけ割らないでそのまま薪にした方が扱いやすいし見た目もいいかもしれない。欲張って太い幹ばっかりもらってこないで、来年からは割らないで済む程度の腕の太さまでの枝を選んでくることにしよう。

リンゴは燃やすと部屋中にいい香りがするそうな。密閉された薪ストーブなのに、どうして部屋に香りがするのか不思議だが、そんなつまらんことは言いっこなし。
休日を中心にちょっと特別な日や、気分の乗った時に燃やしてみようと思う。

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