「 薪づくり・薪のこと 」 一覧

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薪の鳴る音

薪の鳴る音を聞いた。
今日も暑くなるぞ。そう思いつつ薪棚のある自宅の車庫でふと立ち止まると何かの音がする。何だろう?耳をすましていないとわからないごくごく小さな音。熱した鉄板が冷える時のような音。
「カンカン」、「カンカン」、「カンカン」
何の音だろう?見まわすが音の主がわからない。目で探すのをやめてじっと動かずに耳をすましているとやはり確かに聞こえてくる。
見上げればそこにあるのは2立米ほどの薪棚。
薪だ。そうだ薪が鳴っているんだ。
「カンカン」、「カンカン」、「カンカン」
「カンカン」、「カンカン」、「カンカン」
気づいてみればあちらこちら薪棚全体が鳴っている。
「チリチリ」、または「カリカリ」、ならカミキリムシだろうとすぐ見当がつく。しかしこれは生き物が何かをして発する音には思えない。真夏の暑さで発する何か自然現象のように思えて仕方ない。
ムシでないとしたらどういう理屈で鳴っているのだろう。木肌が割れる音か、収縮して弾ける音か。朝の最低気温は19~20度。日中は35度まで上がる。この気温差で薪が大きく収縮しているのだろうか。
木ってやつは、薪ってやつは本当にかわいいもので観察しがいがある(笑)。
真夏の暑さを越えてどんどん乾燥していく、楽しみなことです。

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冬越えの薪

そろそろ夏のてっぺんは過ぎたことだし、玉切りに精を出そうと思ったがやはり8月は作業には暑いぞ。死にそうだ(笑)。
次の冬の薪は用意できているのでこれは来年のため。7月に近所の伐採でもらってきた原木の玉切りだ。こうして来年の薪の大半を今のうちに集めておけたら理想だね。
「冬越えの薪をどれだけ用意できるか」。
4月5月の薪づくりのドタバタが少しは楽になるし、「春に割って、夏に乾燥させて、冬に焚く」数ヶ月のサイクルでは自分としては乾燥期間が少なすぎるように思うのだ。
「冬までに集めて割って、春~夏に乾燥させて、冬に焚く」
という2年にまたがるサイクルが欲しい。特に乾燥の遅いナラは冬越えの薪にして、最高の状態にして焚いてみたいものだ。
薪はひと夏越せばいい薪になるとは言うが、日当たり抜群の薪棚でもない限りは「冬越えの薪」を目指そうと思う。

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原木を入手2

シーズン2のはじまりはさっそく原木の入手だ。なかなかの好スタートだね。
案内されて行ってみると整備されずに放置されてる公園だ。忘れ去られて地図にも載ってない。いつの日か再生したい気持ちはあるのだが、、と仕方なく笑う管理の人。
ぐるっと歩いてみると伐採されたサクラなどの雑木があちこちに積み上げられている。処理してくれたら有難いとのこと。
有難いのはこっちである。やらせてもらうに決まってるじゃないか(笑)。
春から野ざらしだったようだ。腐りかけている部分もある。さすがに虫が巣をかけているヤツは遠慮させてもらいたいが、たぶん4立米は薪として持っていけるだろう。
1日で終わる仕事じゃない。1日で1往復ずつ。のんびりやろう。
もちろん来年の薪だ。クルマで20分の薪置き場へ運んで、冬越えの薪となる予定。

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原木を入手2(2)

「今日は休みが取れたから仕事に行って来る」
という奇妙な会話が成り立って、朝から向かうのは来年(シーズン3)のための薪集め。原木を入手2 (09/09) で書いたあの場所だ。
ここでは伐採された広葉樹があちこちに野積みされていて、腐ってなさそうなところから作業開始。チェンソーで玉切りし軽トラに積んで日当たりのいい広い場所に集めておく。ナラ、サクラ、ブナ、シラカバ、クリ、他にも何の木かわからないものがたくさん。重いの軽いの、堅いの柔らかいの、早く樹木の名前がわかるようになりたいものだ。
さて人気のない山の中で1日中一人っきり。クマが出没するがチェンソーに向かってくるクマはまさかおるまい。スズメバチやマムシの被害も多いそうだからまず周囲の下草を刈ったりして現場を確認してから作業する。律儀な私。
誰とも会わず喋らず笑うこともしないが、自然の中で無心になって過ごせる時間がたまらなく楽しい。
クルマで20分の薪置き場も手狭になってきた。

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原木を入手2(3)

せっせと薪集めに励んだところ、気づいてみれば来年の薪(シーズン3)の確保も見込みがつきそうだ。今ある20立米の薪から来年に残る分がある。それ以外に、原木を入手 (07/15)原木を入手2 (09/27)、で運んだ広葉樹が少なく見ても4立米はある。つまり2年分で24立米ある。この調子でやっていけば来年にかけてまだまだ集まるだろう。
加えて、ナラの原木2~3トンを購入しようか思案中だ。厳冬期は上等で太いナラをたっぷり焚きたい日があるからね。なんといってもナラは薪の王様だ。集めた原木の中でナラの比率を高めておきたい。この2~3トン分は私の贅沢な楽しみとして♪。もし余るとすればさらに次のシーズン(再来年、シーズン4)まで、丸2年乾燥の上物の乾燥薪になってくれるだろう。
こうやって毎年ナラを一定量は購入し、自分で集めた薪と組み合わせていこうと思うんだ。
さて次の休みからはクルマで20分の薪置き場の整理だ。割ってないものは割る。もう少し正確な薪の量も掴めるだろう。今シーズンに焚く薪の雨対策と、冬越えのために雪囲いも考えておかなければね。

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薪の半割

薪割りをはじめた1年前は、細めの薪を真っ二つに半割することがなかなかできなかった。コントロールが悪くて薪の中央にヒットしないのだ。必ず左右のどちらかに外してしまう。できる薪といえば細い破片とブサイクな薪が1本。きれいに中央で半割にすれば2本の薪ができるというのに。。。。悔しいなあ、と思いつつ薪を割ることあれから1年。最近は見事にジャストミートだ。
薪を置いてコン。
薪を置いてコン。
薪を置いてコン。
このリズムで一振りで真っ二つ。10本連続で綺麗に半割になる時には「だいぶ上手くなったな」と自画自賛。
ようし記録を更新しよう。
一振りで中央から真っ二つが条件だ。
薪を置いてコン。
薪を置いてコン。
やった14本までいった。も1回挑戦だ。
なんて、遊べてしまうのが私という人でありまして(笑)。
こうして半割がたくさんできると、薪を井桁に積む時に重宝する。半割で積むとよく安定し崩れにくくなるからだ。

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薪集めの失敗

始めた頃の薪集めは失敗ばかりだった。欲張って失敗したこともあるし、声をかけまくったあげくドツボにハマったこともある。特にウマイ話ほどウマくいかないものだった。

ある日クルマで走っていたら遠くの山で伐採しているのが見えた。すぐさま飛んで行き、作業している頭とおぼしき人に交渉。「ああ持っていっていいよ」あっという間にOKが出た。なんというラッキー。早速着替えて出直し、汗だくになって軽トラで5杯運んだところに現れたその現場の本当の責任者。
「オレんとこの祭事で使うんじゃあ。全部返せ。」
げーっ。。。。また汗だくになって泣く泣く軽トラ5杯を返し終えた頃には夜も更けて。。。。

伐採現場にナラが放置されているから持って行ってくれという話。喜んで行ってみるとそこは土砂災害の危険指定地域。見上げるばかりの砂防コンクリートの壁。ビル3階分はある。そのさらに上に傾斜45度以上はある急斜面の崖地が続いていた。そこで伐採された木はクレーンで搬出済みだ。そのクレーンで届かなかった崖の遙か上に残されたヤツを持っていっていいというのだ。
ちょっと待て。クレーンで搬出できず本職の作業員が見捨てたヤツを、機材も何も持たず自分一人でこの崖地から運び出せるというのか???
しかし私はその現場が薪集めデビュー、そしてチェンソーデビューだった。初心者は断るという発想自体持ってなかった。
3階建て相当の階段をゼイゼイ登り、その倍以上の高さの急斜面をヒィーヒィー這い上がり、倒れた木を玉切りにして、しかし初めてなので何度もチェンソーが挟まれ難儀し、やっと80cmにして急斜面を引きずり降ろす。そして40cmに切って一つ一つ抱えてビル3階分の階段を下りて軽トラに積む。これをくり返すこと軽トラ4杯分。ほぼ丸3日。部活の特訓じゃあるまいに過酷すぎる。よほど上等なナラばかりでない限りこんな現場はもうやらない(笑)。
その時のナラが今シーズン焚く薪の主力となる。
焚くたびに遠い目になりそうだ(笑)

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薪の鳴る音2

薪の鳴る音 (08/16) は真夏の暑さが原因だと思っていた。しかし10月になっても薪は鳴り続けている。
普通に考えれば音の正体は薪の中に潜むカミキリムシなんだが、昼夜問わず、早朝も深夜も、雨の日だって鳴っている。棒でガンガン叩き回って黙らせようとしても一向に変化なし。
私が興味あるのは自然現象としての薪の鳴る音。
これは屋外の薪棚では気づかない。一生懸命聞こうと耳をあててみても外では聞き取れない。コンクリートの車庫で反響の良い静かな空間だから気づく音。
車庫で鳴っている薪はナラ中心。そりゃますますカミキリムシの可能性は高いが、本当にそれだけなんだろうか?
広葉樹林の山の中にたった一人分け入って耳をすます時のように、薪が発するいろんな音を感じてみたい。

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焚きつけの小枝

私は焚きつけに小枝を使う。
ポキ、ポキ、と折りながら火を大きくしていくあの感覚が好きなんだな。建築端材があればそれも使うが、たいていは建築端材を探すより先に、山へ柴刈りに行ってしまう。まったくモノ好きの世界だ。
伐採現場でもこんな小枝まで持って行こうとするから職人さんは怪訝な顔をする。そんなもん焚いてどうするんだ(薪にはならんぞ、知ってんのか)?って顔だ。いいじゃないか、現場も片付いて奇麗になることだし。
集めるのは簡単で重労働でもない。適当にヒモで縛ってそのあたりに立てかけておけば誰も捨てたりしない。放っておいてもすぐ乾く。写真のは昨年の秋にケヤキが倒れた際に集めて縛っておいた小枝だ。完全に乾ききっている。
焚きつけの小枝は細かく折って段ボール箱に入れておく。1回の焚きつけで一握りか二握りほど使う。
本格的にシーズンインしてしまえば24時間焚くのでこうした焚きつけの小枝はまったく不要となるけどね。

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木材の水分計

木材の水分計を買った(簡易水分計)。
水分計とは文字通りどれくらいの水分量を含んでいるかを測定する機器だ。木材、紙、穀類、土壌、生コンなど、さまざまな分野に水分計があるらしい。例えば建築では建材を測定するほか、雨漏りのあった石膏ボードとか、湿気の溜まる腐れの場所の発見とか、そんな実用的な使い方もあるという。
そして当然、薪に含まれる水分量が測定できる。薪ストーブユーザーの私にはうってつけの機器だ。
ネットの安売りは標準価格の半額。安すぎてやや不安もあるがもともと簡易水分計だ。目安になればそれでいいと割り切る。
商品説明ではプロ用の高精度水分計だそうだ。2ピンの電気抵抗式センサーを木材に軽く突き刺すと水分量の数値がLCD画面にバーグラフで表示される。
詳細はこちら。
http://www.mksci.com/ev/dt123.html
表示が楽しみだ。

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