シーズン2 薪ストーブ

灰の出る量2

ところで薪は燃えるとどれくらいの量の灰となるのだろう?
いろんな条件で異なるとしても、何か根拠らしい根拠はないものだろうか。
いろいろ探していたところ、薪ストーブの本や、学者さんの話から、
「乾燥した薪は燃えるとおよそ1%の灰になる」、
「薪から出る灰の量は1.1%から5%」、
という記述を見つけた。
仮にこれを正しいとすると、ひと冬4トン焚けばどんなに最低でも40kgの灰は出ることになる。我が家の場合、予想で8トン焚くから80kg、かなりの量だ。でもこの計算があれば驚かないで済む。それで当たり前、せっせと灰の世話をしてぜんぜんおかしくない。
ここでやっぱり不思議なのは「1シーズン1度も灰を掃除しない」という例の話だ。仮に4トン焚けば最低でも40kg。炉内に溜めたままでいられるだろうか?
それとも、達人の域で上手に焚けば、あるいはオール二重煙突にすれば1%の灰をさらに半分以下にできるのだろうか?0.5%以下というペレットストーブに匹敵してしまうぞ。薪ストーブでそれは物理的にあり得るだろうか?
となれば、本当に「1シーズン1度も灰を掃除しない」としたらそもそも焚く薪の量が少ないはずだ。
もしくはただの言葉足らず。ちゃんと灰は掃除している。
「1シーズン1度も灰を抜かない=灰受け皿の灰は一度も捨てないという意味。炉内から直接スコップで取って灰を掃除している」
あるいは「掃除はするが100%完全に取り除いてしまわない、常にある程度残しているという意味」
薪ストーブを焚き始めた頃は、一度も灰を掃除しないという話を真に受けて「なぜうちはこんなに灰がたくさん出るのだろう?」とずっと疑念を持ち続けていた。そして灰を溜めに溜めまくったものだった。
やっと見つけたこの仮説に立てばこれで普通なのだ。心安く灰の世話ができる(笑)。この灰を少なくサラサラで焚こうと思う次の目標もたてられるというものだ。

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