シーズン2 薪づくり・薪のこと

薪棚に積む

割った薪を薪棚に収容してしまうとそれで薪づくりは完了!という気分になるのだが、乾燥させたいための薪棚であって、乾燥しにくい積み方をしてしまっては意味がない。薪棚は大切な「乾燥棚」なんだから、今回はここで少し慎重にやってみる。
薪を割ったらすぐに積まないでしばらく天ざらしにしておく。というか雨に何日か打たれるまでは積まない。当然その間、太陽にも風にもよくあたる。
そして薪棚に積む時はギッシリ積まない。井桁に積めると一番いいんだけどね。隙間だらけでゆるく積む。崩れる心配があるがそこは兼ね合い。ギッシリ積んでしまうと、私のように薪棚が2列だと中の空気がまったく動かない状態になって乾燥が進まない。前列と後列の空間もできるだけ確保するが、この薪棚のサイズでは10cmくらいで精一杯。今後2列の薪棚を製作する時はこの隙間の計算も寸法に入れなければと思う。


代わりに薪棚の途中に穴を作ってみた。風通し、空気の流れを確保したいからだ。どれだけ効果があるかはわからない。この薪棚の場合で取れるできる限りの方法だ。
本当はすべて井桁で積めばよりベターだし、2列でなく1列の薪棚にした方がいい。収容スペースに余裕があればぜひその方がいい。
いずれにしろ、どんな場合でも経験上こう積めばこう乾くってことが何年かするとわかってくる。その人の環境に合わせてその人なりの方法に落ち着くわけだ。
今回、私は大割で割ったことと合わせてこの薪棚の乾燥状態はどうなることか。
様子を見て行こう。

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