シーズン12 薪ストーブ

ホウロウの補修3

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「ホウロウの補修」は以前書いた通りだ。見た目とてもキレイにできる。ただ昼間の明るい光の下では100%満足できる出来だが、夜の落ち着いた明かりの下だとどうしても色の違いが目につくんだな。どういうことかというとこういうこと。(画像)

もう少し試す余地はないだろうか、とやってみるのが今回。ホウロウ補修液の赤に「黒を混ぜて」違和感のない赤を作ってみる。

その前にそもそも補修パテが白いのが気に入らない。もっと鋳物に近い灰色~黒色にできないものか?。というわけで、たまたま5年前の水分を失いつつある補修パテがそのままでは使いづらかったので、うすめ液じゃないが黒のホウロウ補修液を混ぜて灰色にしてみた。これ自体が無茶な話で補修パテとしての強度が低下するに決まってる。まあこれは色の実験だ。最初の下地にはしっかり白のパテを塗り込んで2度目3度目と盛るのに灰色を使う。どうせ隠れて見えなくなるウォーミングシェルフのところで試してみるよ。

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肝心なのはホウロウ補修液の赤だ。明るい昼間の光の下ではバッチリ合っていても、夜の落ち着いた灯りになると鮮やかに見えて浮いてしまう。ホウロウレッドの人にしかわからないかな。これが実に格好悪い。ホウロウ補修をやらないで何もせず自然に任せたくなる理由だ。
今回、赤に黒を混ぜて調色してみる。絵具の要領と同じ。

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結果だけ書くと、悪くない。マッチした色が作れる。少なくとも鮮やかすぎて浮いてしまう夜の違和感はなくせる。結構イケそうだ。ただし当たり前だが、今度は明るい昼間の光の下で暗く見えてしまう。鮮やかで浮いてしまうより私はずっと許せるけどね。どっちを優先するかだな。混ぜて作った色は夜の灯りにジャストフィットさせてるからずいぶん暗い色になってるけど、夜に合わせた赤を「少し明るめ」で作るのが妥協点だろうか。

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