吹き抜けを考える3
薪ストーブライフ2年目。
我が家の吹き抜け問題もそろそろ答えを出したいが、これで良しという方法が定まらない。
要するに4-1図が今までだった。薪ストーブは熱く、暖気は吹き抜けの天井に溜まる。だからシーリングファンをまわすが思ったほどの効果がない。
そこでシーリングファンを下向きで試したり、サーキュレーターやボックスファンを使っていろいろ試行錯誤していたわけだが、サーキュレーターもなかなかベストポイントが見つからない。吹き抜けには梁があったり洗濯物を吊す場所だったり、うっかり近づくと顔にもろに風を受けてしまったり、どの場所に置いても一長一短があった。
そんなことをやっているうちに、ある日、気まぐれにサーキュレーターを階段下に置いて階段に風をぶつけてみた。(4-2図)階段はストリップ階段だ。その階段裏は暖気が届かない温度が低い空間になっていたので、その冷気を散らしたらどうなるかと思い立ったのだ。
意外にもこれは良かった。1階に明らかに暖気が満ちてくる。これまでで一番具合が良い。階段で足元に風を感じるが歩行中だから我慢できる。
扇風機も同じことができるが、サーキュレーターとは空気をあてて撹拌するだけが能じゃない。背面は陰圧となって空気を呼び込む働きになる。暖かさの感覚としては図の通りサーキュレーターの背面に暖気が集まってくる感じだ。
相変わらずあーだこーだとやっている。
室内の気流を解析する方法があるらしいが叶うならぜひやってみたいものだ。
誤解があるといけないので加えておく。
例えば4-2図で見た場合、サーキュレーターのセオリーとしては1階リビングの床に置いたら、ずっと上方の2階吹き抜けの天井を狙うのが最も一般的だ。
たぶんサーキュレーターの説明書や箱にも使い方の記載があるだろう。
私もそうしたいが、書いた通りどこに置いても一長一短があり、おまけに好みの問題もあってサーキュレーターの音を嫌って近くには置きたくない、近づいて顔に風が当るようでは不快で嫌だ、などと文句ばかり言っているので置く場所がなくなってしまうわけだ(笑)