シーズン9 薪ストーブ

ロアーファイヤーバックの延命

前回の記事のつづき。ロアーファイヤーバックの交換は思いとどまった。まだ使う余地はないか?試してみよう。

症状は上図の通り。歪んでしまってる。アンコールユーザーはお分かりだろう。あまりヒドいと一次燃焼室の気密が保てないばかりか、コンバスターを通るべき二次空気が煙突へと漏れていく恐れがある。
二次燃焼ボックスに刻まれたラインが何よりの証拠。それぞれの気密がどうも怪しい。私はこれまでこの歪みをファイバーロープの厚みを調整したり加えたりしてしのいできたがもう限界だ。

で、新品に交換しようとしたのだが夏休みのある日、削ってみようと思い立った。歪んだ部分を削り取ればいい。歪みが激しいのは中央部分だけだから、そこを取り除けばファイバーロープで調整できる程度に戻せるのではないか?

だが丸8年も焼かれた鉄は削れない。思いっきり焼きが入ってる。熱でボロボロになった部分をタガネで割るように削り、なんとか鉄の表面を出して、あとはヤスリで削る。ひたすら削る。さてうまくいくだろうか。


断っておくがアンコール触媒機だからこのような作業してるわけではないぞ、笑。普通ロアーファイヤーバックを削る人なんていない。工夫する余地を愉しむ暮らしが好きなだけ。夏休みだしね。


追記だ。
念のためくり返すが、この記事はアンコールのメンテナンス性の評価とはまったく関係ないからよろしくお願いしたい。ロアーファイヤーバックを削るなんて私がモノ好きなだけ。かなり歪んで限界だと思ったからダメもとでやってみたんだ。様子見て具合悪かったらシーズン途中でも新品に替えるつもりだ。