シーズン2 薪ストーブ

小割の方が暖かい

「薪は小割の方が暖かい」。
なあんて話を書くのだが早トチリしないでお願いしたい。
私の家族は「焚きつけ」と「薪の追加」はするが、肝心の「温度をあげて暖かく焚く」ことができないでいた。薪を入れる量が少ないし、始めから大きな薪を入れ過ぎなのだ。空気も早い段階で絞り過ぎ。ダンパーを閉めるのも早過ぎる。火は絶やしていないが暖かくはならない。昨年の私もそうだったし、じきに覚えるだろうと思っていたが、さすがに初雪の舞う頃になるとそうもいってられない。私が帰宅すると18度くらいの室温で夕食をとってたりする。寒いだろうがっ!
そういうわけで、焚きつけてからの最初の2~3時間をもっと暖かく焚けるよう、「薪は小割の方が暖かい」と教えることにした。最初のうちは大きな薪でなく小割を多用してくれ、ってことだ。
この「薪は小割の方が暖かい」という呪文がうちの家族には一番効果があった(笑)。以前よりずいぶんよく焚いてくれるようになった。
夜、私が帰宅すると小割が燃えて熾きがたくさんできて本体が暖まっている。室温はまだ十分でないがこれならすぐに大きな薪で焚き上げることができる。
しかし「小割の方が暖かい」ではおかしな話で、じゃあ大割なら寒いのかってツッコミはなしだよ(笑)。あくまで慣れてない人への対処方法。なかなか暖かく焚けないなら、まず小割からよーく焚いて火力をあげていこう、というだけの話だ。「熾きをつくる」と内容は同じ。そうして本体も温まり熾きもできたら、そこから大きめの薪を追加してがつんと温度を上げるんだ。

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