シーズン2 薪づくり・薪のこと

薪の運搬

我が家は少し高台にある。軽トラを路上に止めて、4m高の階段をてくてく登ると玄関となる。薪棚もそこにあり、薪運びはこの階段が結構大変だ。
ウィンチで上から引っ張るとか、昇降台つきのトラックを使うとか、ユニックを借りてくるとか、例のごとくジタバタしてみたが結局自分の手で地道に運び上げるのが一番だと悟る。
1年目は農作業で使う「てみ」(サイズは大)で薪を運んだ。とにかく「てみ」は丈夫で扱いが楽。積むのも降ろすのも手軽にできる。
でも男の私としてはもう少し大量に運べる力がある。そこで階段を4m登ることから、重量物を運ぶには背中に背負うのが一番ラクだろうと考えた。最初に浮かんだのは背負子だったが、住宅地の真ん中で「二宮金次郎」はないだろうと考え直し、安売りショップで特大のバック特価500円を買ってきた。本人はログキャリーのつもりだ(笑)。
写真の通り。肩にかけた状態で「どっこしょ」と後に回して背中で背負う。この場合、持ち手が長くなければ意味がない。


ずっとこれを愛用している。薪棚から室内へ運ぶのもこれだ。
重さにしたら何キロを運べるのだろう?「てみ」の軽く2倍を一度で運べる。30キロ?もしかしたら40キロ、それ以上あるかも?体の前で手で持つのは無理だが、体で背負えば大丈夫。自分の体力にも見合っており大量に運べるので重宝している。
こうして高台の自宅へ運び入れる薪の量はひと冬で12立米を越える。我ながらよくやるもんだ。
ちなみに薪の運搬に使うキャリー用品は薪ストーブグッズで探せばたくさんの種類がある。自作する人も少なくない。カートを自作したり、台車を利用したり、薪ストーブ近くの壁を抜いて外から室内薪棚に直接搬入できる専用扉を作ったり、二階で焚く人は専用の昇降台を設置したりする。
みんなあれこれと知恵を絞っているわけだね。

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