電動薪割機5
使い始めた頃は意外と忘れがちな「エア抜き」。薪割機の使用前には必ず「エアーブリード」というネジを6~8回まわしてエアを抜く。そうしないと圧力が低下して「割れない薪割機」になるそうだ。使用後はまたネジをしっかり締める。慣れてクセになればいいけれど、機械に馴染みのない家族は一度くらいじゃ覚えない、まったく意に介さずって感じ(笑)。
「エア抜き」は「延長コード」と同じく、使用前に要チェックだ。
さていろいろ書いた電動薪割機だが、これは私が使うナカトミのLS-52HSの話(現在の後継機はLS-4)。他メーカーのことはわからない。探して買ったのが送料込みで3万少しと一番安い4トンのタイプで、国内メーカーでサポートも保証もあるナカトミだったということ。
クルマでいえば「軽」みたいなものと書いたが、「軽」でとても重宝しているし、とても「使える」。もしそうでない場合は、延長コードによる電圧降下をまず疑ってほしい。さらに、エア抜き忘れなどの基本的なセッティングを確かめてほしい。
そして一番大事かもしれないこと。薪割りの経験はあるだろうか。薪がどう割れるか、どんな時に割れないか、知っているといないとでは大違い。そして、まるでエンジン式のようなパワーとスピードを求めてしまってないか。これは4トンの電気。「軽」は「軽」として「軽」なりに使うからとても便利なのだ。
そりゃ私だって「いつかはクラウン」。もっと大きいのに越したことはないと思ってる。ただ今はまだ子どもにお金がかかるし、だいたい買ってもいれる車庫がない。そういうことなんだな。
そのナカトミのサイトによると、このタイプの電動薪割機は年間販売台数4000台のベストセラーなんだそうだ。薪を焚く人が増えれば増えるほどそれは一般ユーザーが増えるということで、そんな我々一般が住宅街で使うとすればやっぱり電気。いま通常の家庭のコンセント&ブレーカーはたいてい15A~20Aだけど、車庫や庭で薪割り用に20Aや30Aを単独で1つ用意してもいいかも。いっそ200Vにするとかね。これから新築する人はいいだろうね。
そのうち電気自動車のための200Vのコンセントがどの家の車庫にもついたりして、その頃には10トン級パワーの200V電動薪割機がホームセンターで売られてる、3万円くらいで(笑)。空想だけどね。ものごとは何でも進歩するからね、さらなる商品開発に期待している。
その頃の私は定年を過ぎてるだろうか。せいぜいラクさせて欲しいものだ。年金で買えないとダメだよ。家計にやさしく、人にやさしく。頼むよ。
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