デジタル温度計2
かねてより目をつけていた「デジタル温度計」は自作する組立キットだ。しかし電子工作をしたことのない私にはなかなか難易度が高い。
そこで見つけてきたのがすでに組み上がった既製品。なんとこちらの方が安く買えてしまった(笑)。
こちらも同様に長くのびたプローブの先端で炎や煙など高温が測定できる。仕様では最大750度まで。ところが実際には800度、900度もちゃんと表示する。ラッキー。精度は不明だが、「中の温度がどうなっているのか見たい、知りたい」その興味には十分だろう。
例えば煙突のネジ穴から差し込んで煙の温度を測る。すると我が家は室内の約4.7mすべてがシングル煙突なのだが、2階部分では想像以上に煙の温度が低い。
このことはシングル煙突が長すぎる、熱損失が大きくてつまりドラフトが弱い?という推測にもなる。取扱説明書によるともともとシングル煙突は室内では2.4mまでにしろと書いてある通り、我が家の室内シングル4.7mは煙突性能を低下させている恐れがありそうだぞ。。。。
次に一番やってみたかったのは二次燃焼室の温度だ。
プローブの先端をアンコール(触媒機)の背面にあるサーモスタットの穴から挿入して、二次燃焼室のど真ん中、コンバスター直下の温度を表示させる。
これがなかなか面白い。
自分が普段焚いているあの場面この場面が、二次燃焼室は実はこんな温度になっているのだ、ということがわかる。
私の手元にあるコンバスターに関する資料によると、1000度より高い温度ではコンバスターは壊れる。760~870度は通常温度だができれば760度以下に保つことをお奨めする、そうだ。
そこでいつも通りに焚いていると、余裕の巡航運転では300度~700度の範囲で燃えているが、ちょっと高い温度域で焚くといとも簡単に800度、900度を越えそうになる。もし厳冬期のような調子でガンガンに焚けばさらに高温になることは確実だ。
ということはやはり私のコンバスターは焚きすぎの1000度近い高温によってバキバキに壊れていくに違いない。
他にもなかなか興味深い毎日だ。
もっと様子を見ていずれ書こうと思う。
念のため追記しておこう。
2枚目の写真の温度表示が煙突のあの場所で103度と、薪ストーブを焚いている最中とすればかなり低い。このことを差して意外と温度が低いと書いたわけじゃない。
あの写真は煙突にプローブを差す状態を撮りたかっただけ。熾きも少なくなって鎮火に向かう状態での写真だ。