「 シーズン3 」 一覧

タグ "シーズン3":35件
並び替え:

サムネイル表示にする

雨ざらしの長さ3

人それぞれで雨ざらしのイメージが違う。
私の想定する雨ざらしは図の上段のように、薪の保管の大部分を雨ざらしにしようとするものではない。
下段の通り、薪を割った直後の雨ざらしが有効なのであって、その後は積んで屋根をして保管。これが大原則だと思うのだ。
その意味で、私の雨ざらしは「推奨」かと言えば、少し違う。
むしろ「許容範囲」と捉えている。薪割りした後の雨ざらしに効果のある許容範囲は、半月か、1ヶ月か、2ヶ月が限度なのか?それを探っているわけだ。
たぶんそれは季節や雨の降る土地柄にも左右されて一律には言えそうにない。ジメジメ高温で多雨の時期よりは、乾燥して低温の方がより長い雨ざらしが許容されるだろう。それに土に直接触れての「野ざらし」は論外だ。区別してオススメしない。
あの「薪は土用まで雨ざらし」というフレーズも、果たして雨ざらしの「推奨」か?
私にはただの仕事の段取りであって、「許容範囲」に思えて仕方ない。語呂も良いので一度聞いたら忘れないのだ。
でも私が同じ言い伝えるなら、
「薪を割ったら雨ざらし。休みのたびにぼちぼち積んで、土用を過ぎたら自分が濡れても薪は濡らすな。」。
これから経験を積んでもっと気の利いたフレーズをひねり出すとして(笑)、自分の子供にはこんな意味のことを伝えようか。

 comment (0)


原木の購入4

この春、原木の購入は6トンだ。
ナラばかり、といきたいところだが今回も「広葉樹まじり」で購入。やや安くなるわけだね。
私は原木を購入、または入手(タダ)するたび記事にする。
ちなみに2007年は春に6トン、秋に5トンを購入している。1年で11トンも購入したわけだ。
じゃあ1年で11トンも焚くのか?といえばそうではない。
薪が足りない心配はしたくないので、ドーンといつも多めに注文してしまう。さらにタダで入手する薪もあるので、当然、余った薪は次年度へ繰り越していき、それはより乾燥バッチリの薪を増やすことになる。
いずれ経験を積めばもっと少ない本当に必要な量に定まっていくだろう。それまではせっせと薪づくりに励むわけだ。
さて、原木が届いたら乾燥のためには1日でも早く切りたい。早速玉切り開始。
1日目午後 2トン
2日目午後 2トン
3日目午後 2トン
一人で黙々と作業してこんなペースで終了。
私の6トンの玉切りの場合、必要なガソリンは2リットル。
チェーンオイルも2リットル。
どちらも余るが、これだけ用意して向かえば十分。これは自分のための覚え書き。
ちなみに私のチェンソーはアメリカ製のカーツポーランCS220。
機種によってガソリンやオイルの消費量は違うだろうから参考程度だ。

 comment (0)


原木を入手4

果樹園からリンゴの木を入手だ。合計で2トンくらいか。
枝の剪定どころでない30cm級のリンゴの木の伐採。あの甘酸っぱい香りがして運んでいても楽しいのだが、しかし果たしてこんな太いリンゴが素直に割れてくれるだろうか?(笑)
ゴールデンウィークはグレンスフォシュで挑む。
ところで、果樹園では病害虫の防除のため石灰硫黄合剤の散布をするらしい。硫黄の成分と石灰の強アルカリで菌や害虫を死滅させるこれは必要な作業であるらしい。
私が出かけた時、まさにその作業の真っ最中。まるで温泉場のようなニオイはまさしく硫黄だ。
この硫黄成分はコンバスターに影響ないのか?それとも噴霧くらいなら問題にならないのだろうか?
アンコール(触媒機)の説明にも、コンバスターの説明にも、硫黄を含むものは燃やしていけないと書いてある。コンバスターの触媒作用とは化学反応であるわけで、その化学反応を阻害したり低下させるから硫黄は燃やしてはならない。
こんなことを疑問に思ったばかりに、石灰硫黄合剤を撒いたリンゴはコンバスターに悪いと言われてしまったらそれも困ってしまうが、気になるところではある。

 comment (1)


デジタル温度計2

2008/04/19   -シーズン3, 薪ストーブ

かねてより目をつけていた「デジタル温度計」は自作する組立キットだ。しかし電子工作をしたことのない私にはなかなか難易度が高い。
そこで見つけてきたのがすでに組み上がった既製品。なんとこちらの方が安く買えてしまった(笑)。
こちらも同様に長くのびたプローブの先端で炎や煙など高温が測定できる。仕様では最大750度まで。ところが実際には800度、900度もちゃんと表示する。ラッキー。精度は不明だが、「中の温度がどうなっているのか見たい、知りたい」その興味には十分だろう。

例えば煙突のネジ穴から差し込んで煙の温度を測る。すると我が家は室内の約4.7mすべてがシングル煙突なのだが、2階部分では想像以上に煙の温度が低い。
このことはシングル煙突が長すぎる、熱損失が大きくてつまりドラフトが弱い?という推測にもなる。取扱説明書によるともともとシングル煙突は室内では2.4mまでにしろと書いてある通り、我が家の室内シングル4.7mは煙突性能を低下させている恐れがありそうだぞ。。。。

次に一番やってみたかったのは二次燃焼室の温度だ。
プローブの先端をアンコール(触媒機)の背面にあるサーモスタットの穴から挿入して、二次燃焼室のど真ん中、コンバスター直下の温度を表示させる。
これがなかなか面白い。
自分が普段焚いているあの場面この場面が、二次燃焼室は実はこんな温度になっているのだ、ということがわかる。

私の手元にあるコンバスターに関する資料によると、1000度より高い温度ではコンバスターは壊れる。760~870度は通常温度だができれば760度以下に保つことをお奨めする、そうだ。
そこでいつも通りに焚いていると、余裕の巡航運転では300度~700度の範囲で燃えているが、ちょっと高い温度域で焚くといとも簡単に800度、900度を越えそうになる。もし厳冬期のような調子でガンガンに焚けばさらに高温になることは確実だ。
ということはやはり私のコンバスターは焚きすぎの1000度近い高温によってバキバキに壊れていくに違いない。

他にもなかなか興味深い毎日だ。
もっと様子を見ていずれ書こうと思う。


念のため追記しておこう。
2枚目の写真の温度表示が煙突のあの場所で103度と、薪ストーブを焚いている最中とすればかなり低い。このことを差して意外と温度が低いと書いたわけじゃない。
あの写真は煙突にプローブを差す状態を撮りたかっただけ。熾きも少なくなって鎮火に向かう状態での写真だ。

 comment (0)


薪割り3年

次のシーズン4(2008年、冬)に向けて購入した原木は6トン。すでに昨シーズンの持ち越しが6トン、臨時収入としてリンゴ2トン、ナラ1トンの入手もある。
あとはひたすら割って運んで薪棚に積むだけ。
「わたしはすでに暖かい」
次の冬は約束されたも同然だ。

薪を割って3年。初心者の薪割りも少しはマシになったろうか。
一年に8トンくらいを割る私としては、これから残りの20年か30年か40年か知らないが、生涯に何百トンと割る計算になる。
70歳になった頃の薪割りとはどんな境地だろう。あるものなら早く見てみたい。
薪割り3年、まだまだ3年。

ただ今年は腰が痛い。
誰だって腰くらい痛くなるが、「重く、痛い」感覚は私には初めての経験だ。
薪割り3年にして私も一人前に「腰痛」の仲間入りか。

 comment (5)