「 天板のファイバーロープ化 」 一覧

タグ "天板のファイバーロープ化":3件
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天板のファイバーロープ化 3

2013/08/22   -シーズン9, 薪ストーブ

2013年夏休みのある日、アンコール触媒機#2550のメンテナンスを始めた。
まずは天板から外す。ここは2011年に、「天板のファイバーロープ化」を行っている。2年たってファイバーロープ化した具合はどうだろう。


煤のついた状態でまじまじと観察するが、見たところ異常なし。余分な空気を吸ったり、煙が外に漏れた様子はないね。キレイに役目を果たしている。ファイバーロープは安いホンマ製のを内側に足して二重にし、大きな隙間がある四つのコーナーは耐火セメントで埋めて成形するという念の入れようだ。私の「天板のファイバーロープ化」はうまくいっているようだよ。

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天板のファイバーロープ化2

2011/09/28   -シーズン7, 薪ストーブ

天板を外してラクになることは、気密チェックがずっとやりやすくなるってこと。
例えば以前見つけたエアープレートの空気漏れ。去年のメンテナンスで補修したのだが上の写真の通り改善している。隙間を耐火セメントで埋めたんだ。空気の漏れはみられない。
エアープレートの他、アッパーファイヤーバック、サイドパネル、エアーウォッシュマニホールド、フロントなどでこのようなチェックをひとつひとつして、必要ならば耐火セメントを充填する。古いファイバーロープを詰め込んだりもした。これは天板を外さなければ困難な作業だよ。


天板を外す作業の難易度は低いと書いたが、実はアッパーもエアープレートもつけたまま一番最初に天板だけ外すのは結構やりにくい。それは天板だけ一番最後に取り付けるのも同様。天板を止めている全ネジを回すのが窮屈でやりにくいのだ。唯一ここが面倒だな。
手探りでボックスレンチや板状のラチェットレンチなどを使っているが、それなりに楽だけどやっぱりコンビネーションレンチ(とくにメガネレンチ)が万能で一番だろうか。

さて、アンコール触媒機の天板は耐火セメントで固める設計だ。メーカーや代理店に天板のファイバーロープ化を相談しても、口が裂けても「良し」とは言わないだろう。
けれども天板を外すことで「普通のメンテナンス」がラクになるのであるし、自分で手をかけ目をかけ、細部まで面倒みることで愛情が深まるのは間違いない。
私は今いつの年にもまして、アンコールがかわいくて仕方がない、笑
早く焚いてあげたい。シーズンインはもう迫ってる。


追記だ。
まるで推奨するような記事になったが、天板を外すのはイレギュラーなこと。推奨はしない。その必要も無い人がほとんどだし、それ以上のメンテナンスは専門家に相談が確実だ。
何年も自分でメンテナンスをしていて、どうにもその先がやりたい、外さなければならない状況に出くわした、そんな人が情報を探しているのなら参考になるだろう。
たぶん専門家が取り組めば天板のファイバーロープ化は安全確実にできる。やろうと思えばそんなサービス提供もアリなんだろうけど、、ま、、、、このへんで。

シリーズ検索用:「シーズン7のメンテナンス」

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天板のファイバーロープ化

2011/09/27   -シーズン7, 薪ストーブ

私は改造のアプローチはしない。だから天板もセメントで固めるつもりだった。
しかしアンコール触媒機は天板を外してこそ「普通のメンテナンス」が可能になる?とやってきたくせに、またセメントで固めてしまってどうする?
しばらく逡巡したが、やはり記事的には試さねばなるまい。天板のファイバーロープ化を考えてみた。
参考になるのは次のサイト。
すでに天板のファイバーロープ化を行っている。
▶薪ストーブ情報 firewood.jp 薪焚亭主人さん
▶薪ストーブ研究室 nnishiさん

天板の溝はやや幅がある。ふだんアンコールで使わない1/2のファイバーロープが良いのはそのためだ。長さは185cmくらいだったかな。
手順は通常のファイバーロープ交換と同じ。
1)古いセメントを除去しキレイにしたら濡れぞうきんで湿らす
2)濡らしたぞうきんでファイバーロープの接着面を湿らせる。
3)セメントを充填する。
4)引っ張らないようロープを置き、指でしっかり押さえる。
さて注意点は、コーナー4カ所と、フロント中央のネジ込部分。結構な隙間があるのだ。
天板を外した直後の写真をのせておこう。耐火セメントがどう盛ってあったか様子がわかる。耐火セメントを取り除いた写真ものせておく。形状がよくわかる。


まずコーナー4カ所の隙間を何とかしよう。ここの処理次第では煙が漏れる例がある。
私はそれよりも余分な空気を吸うことがイヤなので隙間はがっちり固めたい。そこで空間をセメントで埋めることにした。
適度にセメント山盛りして天板をのせれば「型」がとれる。形を整えたら一日乾燥して完成。見苦しいのはご愛嬌。成形しようとしていじりすぎたんだ、笑。


次に紙粘土を買ってきて、ファイバーロープの咬み具合やどれだけ隙間が残っているか調べた。図のようにファイバーロープを二重にする余地はないかと考えたからだ。理屈では1/2(12.7mm)の厚みを上に入れたら下にも同じ厚みが入るはず。


緻密に調べてるフリしてとてもアバウト、笑。
予算的にホームセンターで済ませたくてそれしかなかったホンマ製の8mmをチョイスしたよ。



気になるのは、固定する全ネジがあまりに華奢すぎること。強いトルクをかける設計になってないよね。
この点、二重にして適度なトルクで済むようにと思った発想なんだけど、ファイバーロープだからある程度締めなきゃいけないし、結局のところ天板をのせるとギューギュー締めちゃうんだよね。
改造というより試行錯誤。何年かで方法を定めたいと思う。
シリーズ検索用:「シーズン7のメンテナンス」

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