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薪割り3年

次のシーズン4(2008年、冬)に向けて購入した原木は6トン。すでに昨シーズンの持ち越しが6トン、臨時収入としてリンゴ2トン、ナラ1トンの入手もある。
あとはひたすら割って運んで薪棚に積むだけ。
「わたしはすでに暖かい」
次の冬は約束されたも同然だ。

薪を割って3年。初心者の薪割りも少しはマシになったろうか。
一年に8トンくらいを割る私としては、これから残りの20年か30年か40年か知らないが、生涯に何百トンと割る計算になる。
70歳になった頃の薪割りとはどんな境地だろう。あるものなら早く見てみたい。
薪割り3年、まだまだ3年。

ただ今年は腰が痛い。
誰だって腰くらい痛くなるが、「重く、痛い」感覚は私には初めての経験だ。
薪割り3年にして私も一人前に「腰痛」の仲間入りか。

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デジタル温度計2

2008/04/19   -シーズン3, 薪ストーブ

かねてより目をつけていた「デジタル温度計」は自作する組立キットだ。しかし電子工作をしたことのない私にはなかなか難易度が高い。
そこで見つけてきたのがすでに組み上がった既製品。なんとこちらの方が安く買えてしまった(笑)。
こちらも同様に長くのびたプローブの先端で炎や煙など高温が測定できる。仕様では最大750度まで。ところが実際には800度、900度もちゃんと表示する。ラッキー。精度は不明だが、「中の温度がどうなっているのか見たい、知りたい」その興味には十分だろう。

例えば煙突のネジ穴から差し込んで煙の温度を測る。すると我が家は室内の約4.7mすべてがシングル煙突なのだが、2階部分では想像以上に煙の温度が低い。
このことはシングル煙突が長すぎる、熱損失が大きくてつまりドラフトが弱い?という推測にもなる。取扱説明書によるともともとシングル煙突は室内では2.4mまでにしろと書いてある通り、我が家の室内シングル4.7mは煙突性能を低下させている恐れがありそうだぞ。。。。

次に一番やってみたかったのは二次燃焼室の温度だ。
プローブの先端をアンコール(触媒機)の背面にあるサーモスタットの穴から挿入して、二次燃焼室のど真ん中、コンバスター直下の温度を表示させる。
これがなかなか面白い。
自分が普段焚いているあの場面この場面が、二次燃焼室は実はこんな温度になっているのだ、ということがわかる。

私の手元にあるコンバスターに関する資料によると、1000度より高い温度ではコンバスターは壊れる。760~870度は通常温度だができれば760度以下に保つことをお奨めする、そうだ。
そこでいつも通りに焚いていると、余裕の巡航運転では300度~700度の範囲で燃えているが、ちょっと高い温度域で焚くといとも簡単に800度、900度を越えそうになる。もし厳冬期のような調子でガンガンに焚けばさらに高温になることは確実だ。
ということはやはり私のコンバスターは焚きすぎの1000度近い高温によってバキバキに壊れていくに違いない。

他にもなかなか興味深い毎日だ。
もっと様子を見ていずれ書こうと思う。


念のため追記しておこう。
2枚目の写真の温度表示が煙突のあの場所で103度と、薪ストーブを焚いている最中とすればかなり低い。このことを差して意外と温度が低いと書いたわけじゃない。
あの写真は煙突にプローブを差す状態を撮りたかっただけ。熾きも少なくなって鎮火に向かう状態での写真だ。

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原木を入手4

果樹園からリンゴの木を入手だ。合計で2トンくらいか。
枝の剪定どころでない30cm級のリンゴの木の伐採。あの甘酸っぱい香りがして運んでいても楽しいのだが、しかし果たしてこんな太いリンゴが素直に割れてくれるだろうか?(笑)
ゴールデンウィークはグレンスフォシュで挑む。
ところで、果樹園では病害虫の防除のため石灰硫黄合剤の散布をするらしい。硫黄の成分と石灰の強アルカリで菌や害虫を死滅させるこれは必要な作業であるらしい。
私が出かけた時、まさにその作業の真っ最中。まるで温泉場のようなニオイはまさしく硫黄だ。
この硫黄成分はコンバスターに影響ないのか?それとも噴霧くらいなら問題にならないのだろうか?
アンコール(触媒機)の説明にも、コンバスターの説明にも、硫黄を含むものは燃やしていけないと書いてある。コンバスターの触媒作用とは化学反応であるわけで、その化学反応を阻害したり低下させるから硫黄は燃やしてはならない。
こんなことを疑問に思ったばかりに、石灰硫黄合剤を撒いたリンゴはコンバスターに悪いと言われてしまったらそれも困ってしまうが、気になるところではある。

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原木の購入4

この春、原木の購入は6トンだ。
ナラばかり、といきたいところだが今回も「広葉樹まじり」で購入。やや安くなるわけだね。
私は原木を購入、または入手(タダ)するたび記事にする。
ちなみに2007年は春に6トン、秋に5トンを購入している。1年で11トンも購入したわけだ。
じゃあ1年で11トンも焚くのか?といえばそうではない。
薪が足りない心配はしたくないので、ドーンといつも多めに注文してしまう。さらにタダで入手する薪もあるので、当然、余った薪は次年度へ繰り越していき、それはより乾燥バッチリの薪を増やすことになる。
いずれ経験を積めばもっと少ない本当に必要な量に定まっていくだろう。それまではせっせと薪づくりに励むわけだ。
さて、原木が届いたら乾燥のためには1日でも早く切りたい。早速玉切り開始。
1日目午後 2トン
2日目午後 2トン
3日目午後 2トン
一人で黙々と作業してこんなペースで終了。
私の6トンの玉切りの場合、必要なガソリンは2リットル。
チェーンオイルも2リットル。
どちらも余るが、これだけ用意して向かえば十分。これは自分のための覚え書き。
ちなみに私のチェンソーはアメリカ製のカーツポーランCS220。
機種によってガソリンやオイルの消費量は違うだろうから参考程度だ。

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雨ざらしの長さ3

人それぞれで雨ざらしのイメージが違う。
私の想定する雨ざらしは図の上段のように、薪の保管の大部分を雨ざらしにしようとするものではない。
下段の通り、薪を割った直後の雨ざらしが有効なのであって、その後は積んで屋根をして保管。これが大原則だと思うのだ。
その意味で、私の雨ざらしは「推奨」かと言えば、少し違う。
むしろ「許容範囲」と捉えている。薪割りした後の雨ざらしに効果のある許容範囲は、半月か、1ヶ月か、2ヶ月が限度なのか?それを探っているわけだ。
たぶんそれは季節や雨の降る土地柄にも左右されて一律には言えそうにない。ジメジメ高温で多雨の時期よりは、乾燥して低温の方がより長い雨ざらしが許容されるだろう。それに土に直接触れての「野ざらし」は論外だ。区別してオススメしない。
あの「薪は土用まで雨ざらし」というフレーズも、果たして雨ざらしの「推奨」か?
私にはただの仕事の段取りであって、「許容範囲」に思えて仕方ない。語呂も良いので一度聞いたら忘れないのだ。
でも私が同じ言い伝えるなら、
「薪を割ったら雨ざらし。休みのたびにぼちぼち積んで、土用を過ぎたら自分が濡れても薪は濡らすな。」。
これから経験を積んでもっと気の利いたフレーズをひねり出すとして(笑)、自分の子供にはこんな意味のことを伝えようか。

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薪の重さを量る5

「薪の重さを量る」シリーズの5回目。
ナラを半割にして、片方はすぐに薪棚へ。もう片方は屋外に放置して土用まで雨ざらし。この2つの薪の重さを比較しているのが下のグラフだ。
雨ざらしを中止した以降は両方とも同じ薪棚で保管してきた。

もともとの重さは3.13kgと3.04kg。実験10ヶ月で薪棚の薪は79%、雨ざらしの薪は77%に減った。この2%(約60g)の差をもって、雨ざらしの薪の方がよく乾くと言えるのか?、それとも単なる誤差か?
それに私は「平衡含水率」のことも知った。途中経過にバラツキはあっても最終的にはどちらも同じ含水率になる。とするなら雨ざらしによって流れたり分解して失う成分があればその分だけ重量はより減っても不思議でない。結果、含水率はどちらも同じかもしれない、という想像もできなくはない。
「雨ざらしの薪の方がよく乾く」とはどういうことか。もう少し様子を見ていこう。
さて、1月と2月に重量が増えているのは寒さと積雪の時期に重なる。放湿より吸湿が上回るからだろうか。春の乾燥期になればもとの曲線に戻っていく。
10ヶ月の長い目でみると、当初の雨ざらしで増える水分量なんて一時的なもので、乾燥期間をたっぷり取れば取るほどグラフの上では微々たる変化でしかなくなっていく。ましてや1日2日雨に濡れたって影響はない。
そう考えればこれからの春の薪づくりシーズンに、休日がうまく合わず、玉切りや薪割りが中断したまま2週間や1ヶ月放置することになっても大丈夫。慌ててシートをかぶせたり、無理な日程で日が暮れてまで作業を急がなくていい。上のグラフのように梅雨の全期間を雨に濡れても最終的にはきちんと乾燥すると思えば、日程的には無理せず焦らず、今日がダメでも次の休みにやればいい。余裕をもって安全な薪づくりを行うといい。
むしろ風通しと日当り、土に直接触れないよう気を配ることが大切だ。


追記だ。
留意しておきたいのは、これはナラについての実験であること。
そして積まれる条件は加味せず、あくまで1本ずつ扱った単体での話。
大量に積んだ何立米もの薪の中では通気や湿気、日当りなど条件は複雑になる。

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18kgの薪2

2008/03/25   -シーズン3, 薪ストーブ

アンコール(触媒機)は本来、薪を炉内一杯に入れる焚き方ができる。
トップローディングで上からたくさん薪が入る、最大燃料容量は18kg、一度の給薪で下から徐々に燃えて長時間燃焼が可能。
さんざん自慢している通りだ。
だが一方で、私が持っている全P47の取扱説明書には
「薪を一杯に詰めるな、薪がアンダイアンより上になるな、コンバスターを壊すぞ」と、まるで正反対のことがP20に書いてある。
私は最初この注意書きをそのままその通りに受け取った。アンコールに薪をたくさん入れてはいけないのだと。しかしアンダイアンを越えない量とは最大燃料容量の半分にしかならない。さんざん自慢することと違う。給薪のたび、この矛盾が不思議でならなかった。
すると「18kgの薪」の記事のコメントで良いヒントをもらった。
「薪を一杯に詰めるな、,、」は仕様上の基本情報ではなく、そうした事例に対するワンポイント注意で日本独自に書き添えられたものではないか。
確かに薪を一杯に詰めたとして、取扱説明書の手順通りにグリドル中央の温度計で燃焼回復を待っていたら、温度計が動く頃にはほとんどの薪に火が回わってしまう。さらにダンパーを閉めてからも、取扱説明書の手順通りに空気調整レバーを「開」でいれば、ゴウゴウと満タンの薪が燃えてそりゃ過燃焼にもなるだろう。
大切なことは「大量の薪が一度に燃えると高温になってコンバスターを壊しますよ」、そういうことだ。薪をたくさん入れての長時間燃焼はそんな高出力で焚くものじゃない。下の薪から徐々に中~低出力での燃費運転が前提なのだ。
せっかくワンポイントで注意書きがあっても、説明足らずでそのままでは矛盾するものだから少しも理解につながらないじゃないか。

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最大燃焼時間

2008/03/19   -シーズン3, 薪ストーブ

アンコール(触媒機)には「最大連続燃焼時間」(以下、最大燃焼時間)というものがある。仕様では約9時間だ。これは一定の含水率の薪を最大燃料容量の18kg入れて一定の空気で燃費運転させて出した数値らしいが、いまいち理解がかみ合わないこの最大燃焼時間というものについて、私は図のように(勝手に)区別して整理している。

最大燃焼時間とは「新たな給薪が必要になるまでの時間のことで、給薪した薪が再着火なしで速やかに燃え上がる状態」とある。(ファイヤーサイドのカタログより)
木っ端でなく小割中割程度の薪が速やかに燃え上がるのだから、熾きは少ないながらもある程度広げられるくらいの量が残っている。本体もそこそこに温かくなくてはならない。行為としてはあくまで「薪の追加」であって、焚きつけではないのだ。
これがアンコールは約9時間だといっているのであり、くり返すが、薪を最大燃料容量の18kg入れて燃費運転させてメーカーが出した数値なのだ。
我々はふつう18kgも薪を入れない。だからふつうに焚けば最大燃焼時間が9時間ということは起こらないはず。
3kgのナラを3本9kg入れたとして、最大燃焼時間は半分の4.5時間くらいか?
3kgのナラを2本6kg入れたとして、最大燃焼時間は3時間くらいか?
空気の絞り方次第でもう少し伸びるだろうが、目安としてはだいたい妥当なんじゃないか?
だから私は(3)の最大熾き火時間と区別する。
アンコールは翌朝になっても熾きが残り続ける。室温は下がるが本体は冷えきっておらず、熾きを集めて風を送れば着火材やマッチなしですぐ焚きつけることができる。しかしこれは薪の追加でなく完全に「焚きつけ」だ。これを最大燃焼時間とは言わない。「最大熾き火時間」なのだ。
有効暖房時間 < 最大燃焼時間 < 最大熾き火時間
こんな律儀な区別は私のすることであって、人それぞれで住宅性能もストーブも異なれば、感じる快適室温(有効暖房時間)も違う。何かの参考にするキッカケになればいい。

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シーズン終盤へ

2008/03/13   -シーズン3, 薪ストーブ

今年の冬は終盤の寒さが長かったが、3月も中旬になってようやく朝の最低気温がプラスになってきた。氷点下を記録しないとさすがに暖かい。やっと寒い時期を抜けたんだと実感する。
薪ストーブの暮らしでいくら冬が好きになったといっても、春を待ちわびる気持ちに変わりはないものだな。


薪ストーブも大割でガンガン焚いた先週までがウソのようで、中割2本で十分な室温が得られる。熾きとなってからも十分暖かいので、次の薪の追加を忘れてしまう。
楽々の余裕で楽しめるこれからのシーズン終盤も結構好きだ。炉内もクッキングに使えるし、適度な薪の炎は美しく、ファイヤースクリーンが本当に欲しくなる。
当面は焚きつけの木っ端や小割づくりが欠かせない。暖かくなってくると朝、夕と1日2回の焚きつけが必要だからね。シーズン前半のように、コン、コン、コンとまた小割づくりが始まる。
大割ばかりの薪棚も、一つ二つと割って焚きたい分をその都度中割にしていく。大好きな薪割が毎日少しずつ楽しめて、さらに楽しさ倍増だ。
薪ストーブが楽しいのか、春がうれしいのか、
雪融けといっしょに心も開放されていく。

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薪小屋の崩壊

屋根に乗せた雪が薪小屋を押し倒す

クルマで20分の薪置き場にある薪小屋が崩壊寸前だ。
先月(2008年の2月)は自宅のある市街地で約1.5mの降雪があり、この薪置き場なら2mはゆうに越えたと思われる。なのに雪下ろしはしなかった。少し真面目に働いて休みが合わなかったせいもあるが、シーズン3は薪が十分にあって余裕だし、つい薪の管理に油断した。3月、久しぶりの休日に1ヶ月ぶりで様子を見に来てこの惨状というわけだ。



DIYはいつだってトライ・アンド・エラー

薪小屋は上からの雪の重みには耐えた。
だが日が経つにつれ雪は圧雪となり、屋根の傾斜に合わせて次第に後方に重心を移していき、ついにはちょうどシーソーのような荷重となって薪小屋を後ろから押し倒そうとした。こんな壊れ方をするとは、まさかそこまで考えが及ばない。
以前、薪小屋の図面をいくつか書いたが、積雪が1メートル越えるような雪の多いところでは通用しない。このことを追記しておこう。
積んであった薪は全部倒れて、しかも放置したので雪の中で氷づけ。
まあ、自宅にある薪だけであと3ヶ月は過ごせるからよいものの、もし薪が足りない状況だったとしたら冗談にもならない話。もっと頑丈な薪小屋、そしてこまめな雪下ろしは欠かせないね。


ちなみに井桁で両端を組んで自立する薪棚はビクともしない。大したものだ。トタン板を乗せてあるだけ。シンプルイズベスト。
これは冬越えの薪として来シーズン2008年の冬のための薪。今は雪に埋もれていて構わない。
この薪置き場の雪が消えるのは4月になるだろうか。

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空気調整レバー2

2008/03/02   -シーズン3, 薪ストーブ

アンコールの英文マニュアルに空気調整レバーの操作を「「High(高)」「Medium (中)」「Low(低)」で表した記述がある。


図にすれば上のようなことになろうか。
アンコールの空気調整レバーは無段階の自由設定だから、このような「温度域」と呼べるような「High(高)」「Medium (中)」「Low(低)」の表示があることを英文マニュアルで初めて知った。製造したメーカーが本国のマニュアルに載せているのだから、基本情報としてはこの通り理解するべきだろう。
だが日本語版の取扱説明書ではこれは省かれていて、空気調整レバーは「左に回せば火力が強く、右に回せば弱くなる」くらいしか記述してない。
薪ストーブ1年目の頃は、操作に皆目見当がつかないものだから、ネットで見つけた「レバーは絞り気味で焚いた方が暖かい」という耳かじりの口コミ情報を頼りに、レバーはいつも限りなく「Low(低)」を目指して絞っていった。薪が勿体ないという意識も大きく働いたものだから、なんでもかんでもレバーを絞らずにいられなかった。つまり、十分な出力が得られる前にどんどん絞っていたわけだから、いつまでたっても暖かいわけがなかった。
3年目の現在は「どんな出力で焚けば暖かくなるか」がわかってきたので、寒さに合わせて(欲しい出力に合わせて)レバーを操作する。寒い日や出力を上げたい時はまさしく「High(高)」の位置だし、家が暖まって巡航モードになれば「Medium(中)」の位置になっている。言われてみれば当たり前。どんな暖房だって寒さや室温に合わせて出力を変えるものだ。
この他に、投入する薪の量や太さ、樹種などでも欲しい出力をコントロールするが、ここはレバー操作だけの話にしておこう。
ちなみに自分の欲しい温度域で焚いて十分な出力が得られる頃に、教えてもらった通り「レバーを絞り気味」にするとガツンとさらに暖かくなる。ここが口コミ情報のいわんとするところ。たぶんそうだ。
書いたように、あくまでもレバーを絞るのは「十分な出力が得られる頃に」までしっかり燃やした後のこと。経験者ならともかく、普通に初めての人や暖かくならなくで焚き方に悩んでいる人はいたずらにレバーを絞るのはやめて、図の温度域を意識してまずしっかり燃やしてみたらどうだろう?

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薪ストーブの過乾燥3

2008/02/23   -シーズン3, 薪ストーブ

結局のところ、我が家の空間には、1時間あたり4リットルもの水を水蒸気に変える加湿が必要で、それには事務所向け最大クラスの大型加湿器が2台以上いる。
などとあくまで大ざっぱな計算だがそんな見込みを立ててしまうと、購入費、電気代、騒音、置き場所、どれをとっても現実的でない。
・・・早い話が4リットル以上の加湿は諦めた(笑)。
ある程度の加湿で過乾燥が解消しなければそれでいい。あらがうのはやめよう。何もかも設備や機械じかけで解決する暮らしに背を向けたから私は薪ストーブなのだ。
それに1時間に4リットルもの水を家の中にバラまき続けるのだぞ?家のために良かろうはずがない。どこにどんなカタチで結露して溜まっていくかわからない。
ガンガンに焚く一方でガンガンに加湿する様子は奇妙でもあり、右手で大酒食らいながら左手で胃薬飲んでるようなものだ。
(これだけ書いておいてそんなオチがあるものか、笑)
もちろん、諦めたというのはこの問題にコストをかけず、騒音やスペース、手間、使い勝手も犠牲にせず、一気に100%解消するのは難しいと悟ったということ。工夫はこれからも継続するし、インフルエンザで学級閉鎖が始まるようになれば、その時は家中のヤカンを出してきて薪ストーブにかける。洗濯物を干す、濡れタオル、加湿器、何でもアリだ。
まあ、なんとかなるだろう。薪ストーブの過乾燥とはそういうものなのだ。これが3年目の我が家の過乾燥対策。
最後に、換気量を減らすという対策がある。高気密で計画換気のお宅なら可能だろう。加湿した室内の空気を外へ逃がさないというやつだ。
我が家は木の家の自然換気なのでコントロールしようがない。せめて薪ストーブの外気導入が考えられるが、家にあとから穴を開けるのだから見込める効果を慎重に検討してからにしたい。


追記だ。7年目となっても過乾燥は同じ。相変わらず24%。
しかしそれで病人が増えたこともないし、家族はみな元気。逆に風邪をひく回数はめっきり減っている。
人は環境に慣れていくんだな。だからアラスカにだって熱帯にだって高地にだって人は住む。宇宙にだってそのうち住むことになるんだろう。
過乾燥くらい大したことじゃないよ、そのうち慣れます。
(そんなオチでいいのか、笑)


追記だ。9年目となっても過乾燥は同じ。
しかしそれで病人が増えたこともないし、家族はみな元気。最近じゃ加湿すらしなくなってる。もう気にしてない。
だがこれは我が家のことであって、もし過乾燥に悩んでいるなら理屈はただ一つ。してるつもりで加湿量が足りてないのだ。だから過乾燥になる。ならば方法はただ一つ。できるだけたくさんの水を蒸発させてあげること。
20畳ほどまでの閉じた空間なら、私ならせっせと加湿に励むだろう。効果が見込めるからだ。でも吹き抜けの上下に開いた家まるごとの加湿はなかなか難しいね。
私は自然にまかせて(抗うことはしない)暮らしてるけど、地道なタオル干しや、やかんに始まって、あらゆる方法を組み合わせることは忘れてないよ。
シリーズ検索用:「薪ストーブの過乾燥」

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18kgの薪

2008/02/17   -シーズン3, 薪ストーブ

仕様によるとアンコールの燃料容量は18kg。
最大で18kgの薪が入る、、、18kgの薪を入れてもOK。
そう解釈できる。
18kgの薪とはいったいどれだけだ?
試しにナラばかりで18kgを並べてみた。

18kgとはこれだけの量を一度に入れるということだ。
私は厳冬期に特別たくさん入れたとしてもおそらくこの3分の2、たぶん最大で12kgほどじゃなかろうか。
薪が多すぎてかえって燃焼効率が悪かったり、コンバスターに悪い影響があるのでは?と思っていたが、仕様ではまだまだ入るということになる。
ファイヤーサイドのサイトの記載を確かめると、
「長さ50cmまでの薪が一度にたくさん入り、連続9時間の燃焼が可能です。」
「たくさんの薪が一度に入り、一回の補充で長時間燃焼させることができます。」
明らかに、たくさん薪が入るから長時間燃焼する、と読める。さらに、
「最大燃焼時間とは、最大燃料容量の薪が燃費運転されたときに何時間燃焼されるのかという値」と明記してあるから、アンコールの最大燃焼時間約9時間は18kgもの薪で行った燃焼実験ということになる。
今更ながらだが、最大18kgまでの薪給はアンコールの仕様にそっており、推奨するかどうかはともかく、また本当に18kgが入るかどうかはともかく、少なくとも設計上は禁止行為ではないのだ。というのがこの記事の解釈。
一度の補給で何時間もゆっくりと。同じ出力で快適に。
アンコールはそんな焚き方ができるというわけなんだな。
あくまで私の解釈だから鵜呑みにしないよう。
仮にそうであったとしても、より少ない薪で満足した暖かさが得られるならそれに越したことはない。

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薪ストーブにヤカン

2008/02/12   -シーズン3, 薪ストーブ

過乾燥対策の定番、薪ストーブにヤカン。
この加湿器はどれくらいの加湿能力があるのだろうか?
決してヒマではないのだが、ヤカン1リットルの水が蒸発してなくなる時間を計ってみた。
ヤカンはステンレス。ご存知のように沸騰すると音がうるさいが、最速で沸騰する素材のヤカンはどれだろう?という点で最初に試してみた。底厚も薄ければ薄いほど早く沸騰するかと思い、0.35mmというその店では一番薄い底厚のもの、そして底の面積が広く、蓋の口径が広いものを選んできた。
その他、種類の違うヤカンで一斉に試す。薪ストーブは常に一定の温度で燃えてるわけじゃなく、熾きが弱くなって沸騰を止める時間帯もある。ガンガンに燃えてグツグツ煮えたぎる時もある。置く場所でも温度は異なる。それらいろんな場面を全部含め、何日か続けて試したところでだいたいの目安をつける。
結果、水1リットルが沸騰するのにざっと15分。
それを含め、水1リットルのヤカンをかけて蒸発してなくなるまでざっと2時間~2時間半を要する。
よって薪ストーブにヤカンという加湿器は1時間あたり0.4~0.5リットル(400~500ml/h)の加湿量をもつ。
ヤカンを1リットルずつ3つかければ1200~1500ml/hの加湿能力。和室20畳(洋室33畳)がカバーできそうな大型加湿器に相当するだろうか。
あくまで私のした目安。
水の量やヤカンの大きさや種類など、試す余地はいろいろありそうだ。興味があれば自分の環境で確かめるのがよい。

ちなみに1リットルずつ3つのヤカンと0.5リットル(500ml/h)の気化式の加湿器を加えて終日くり返した数日間も湿度は写真の通り。推定1時間あたり2リットルの加湿量だが、2階でかろうじて28%になる程度。
家まるごと暖めている我が家の空間に対しては加湿量がまだ足りておらず、前回の「薪ストーブの過乾燥2」で目安をつけた「すくなくとも4リットル以上」は我が家ではそれほど的外れでなさそうな気配だ。
シリーズ検索用:「薪ストーブの過乾燥」

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薪ストーブの過乾燥2

2008/02/05   -シーズン3, 薪ストーブ

我が家は吹き抜けのある2階建ての家を薪ストーブ1台で暖めているから、加湿するにも家全体で1つの空間とみなす。ここは計算上、大ざっぱに5m×12mの面積に高さ6mの空間(気積360m3)と仮定しよう。

この空間を加湿するにはどれくらいの水(水蒸気)が必要なんだろう。これは飽和水蒸気圧と水蒸気量の計算なんだが面倒な人は飛ばすといい。

私の街の1月の平均気温は-1.6度、平均湿度81%。この外気は1m3あたり3.5gの水を含む。この空気が家の中で室温23度に暖まれば湿度は17%となって、過乾燥は当たり前というわけ。実際は人間が生活することで前回の記事のように24%になるけれども、室温23度で24%の湿度を50%に上げるためには空気1m3あたり5.5gの水を足してやる計算だ。家全体では気積360m3 × 5.5g =およそ2リットル。

つまり室温23度で24%の湿度を50%に上げるためには家全体でおよそ2リットルを加湿してやればいい。と、これは数字だけの話。

実際は木の家が吸湿するし換気で空気の出入りもある。薪ストーブもどんどん空気を消費していくから、それ以上の加湿を常に続けていく必要がある。本当に必要な加湿量を1時間あたりにすると2リットルの2倍とも3倍とも見当がつかないんだな。

今度は加湿器を目安にする。加湿器は実際の生活空間が前提で作られているからね。

ざっとカタログ値で見ると加湿器の能力と部屋の大きさの関係は、

  • 和室10畳(洋室17畳)で1時間あたり0.6リットル(600ml/h)
  • 和室20畳(洋室33畳)で1時間あたり1.2リットル(1200ml/h)

と製品差があるがだいたいこんなものだ。吸湿や換気に優れた?空間を「和室」と区分するらしいから、我が家は和室で計算する。

我が家の加湿したい空間を1階35畳で2階も35畳とする。つまり70畳をカバーする加湿器が必要でそれは1時間あたり4.2リットル(4200ml/h)の能力が必要だってこと。約4リットル(4000ml/h)だ。

タンク容量が4リットルではない。1時間に4リットルの水を水蒸気に変える能力のことだ。1日在宅時12時間フル稼働で48リットルを水蒸気に変える。まさかそんな加湿器は売ってないし現実的でない。

以上、私のする大ざっぱな目安を鵜呑みにされても困るが、我が家のような家まるごとの空間に対して0.5リットル(500ml/h)の加湿器1台をフル稼働しても、薪ストーブにヤカン1つかけてみても何の効果もない理由はだいたい納得できるんだな。ぜんぜん加湿量が足りてない。だから湿度は24%なんだ。

シリーズ検索用:「薪ストーブの過乾燥」

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