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アンコールがあったかい

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アンコール#2550ホウロウレッド触媒機だ。12年目のメンテナンスでアッパー&ロアーファイヤーバックを替えたしファイバーロープもほぼ全部替えてリニューアル。今シーズンの調子はどうだ?とくれば調子よくて不満もなくて薪はあるしその暖かさに完全に呆けてしまいそうだ。冬休みの休日のある日、一日中家にいるから薪ストーブの暖かさにホント幸せをかみしめている。

毎年あったかいんだけどね。今年のアンコールはやけに寒いぞ、なんて年はない。毎年毎年、あったかい、をくり返してるこの幸せ。メンテナンスバッチリであったかい。薪がよく乾いてあったかい。よく焚いてあったかい。毎年言ってる気がする。

でもたぶんこれはイメージだけど、購入時のアンコールの性能が100%だとしたら、焚いているうちにコンバスターは消耗するしファイバーロープもへたるし、パーツも歪んできて、95%、90%と性能は落ちていく。燃焼効率や暖かさだけじゃなくて、薪の消費量とか煤の付き具合とかトータルにね。だからメンテナンスして100%の状態に戻すんだけど、そこはそれ、私は一般の素人だから自己流では90%とか、10年を越えてある年は80%とか、維持できてそれくらいのイメージなのかもしれないね。今回は12年目のリニューアルで100%近くにかなり戻せてる、って感じ。別に心配性でも完璧主義でもないけれど、素人の経験やノウハウが専門家のそれと同じわけないんだし、そもそもお金使わない、依頼しない、交換しない、っていうんだから100%に届いてないとしても当たり前なんだよね。ロアーファイヤーバックもあんなに歪んでるの削りつつ11年も使ったよ。馬鹿だね、笑。(「ロアーファイヤーバックの延命」)。ロアーくらい買えばポンですぐなんだよ、でも私には楽しい経験だった。アンダイアンも片方が欠けたままずっと使ってる。千円だっけ2千円だっけ?なんで交換しないの?自分

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安心安全を無視するのは論外として、こういうの全部私の暮らし。愛着とか横着とか、説明不能だ。他人んちの味噌汁と私んちの味噌汁の味が違う理由、そんなの知ったこっちゃないしね。私にとって薪ストーブは暮らし。そして実にあったかい。楽しい毎日だ。

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私の薪ストーブライフ

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例えばクルマ好きにもいろいろあって、走ったり、カスタマイズしたり、オーディオに凝ったり、タイヤやホイールも取っ替え引っ替えしたりいろいろあるが、自分にそういう楽しみ方はない。クルマはそれで移動して好きなところへ行けるのがよい。空間を移動するあの感覚が好き。異空間に連れていってくれる。

ギターも好きだけど集めたり珍しかったり目立ったり高価だったりうんちくはまずしない。ギターはサウンドが好き。音楽するのがいい。サウンドのための機材も大事だが、アコースティックギター一本でもできるし、それこそ生の声こそ一番のサウンド。そこから生まれてくるものがいい。

私は薪ストーブを焚くけれども、薪ストーブが好きなのかといったらそれだけでない気がする。私は火を焚くのが好きで火のある暮らしを工夫して暖かく豊かに過ごせることに幸せを感じる。だから極端にいえば道具は鉄板ストーブでも暖炉でもいいし囲炉裏でもいいんだろうと思う。ただ家を建てる際、電気や化石燃料以外で家まるごと暖める十分な能力があり一番興味を引かれたのが薪ストーブで、当時ラインナップしてた中からひとつを選んだ。そして選んだ伴侶は大切に付き合う。手間ひまかける。

そう、その頃(2005年頃)は薪ストーブユーザーの間で「触媒 vs クリーンバーン」みたいな構図があった頃。ネット上の情報交換などでよくヒートアップしてた。今ではそんな構図はすっかり駆逐されたのかな。まるでパソコン黎明期の「Mac vs Windows」みたいで市場が未成熟なうちはよくあることと笑って見てたが、私のブログを読む人からは「触媒好きの触媒派」とカテゴライズされてたような気がする。

話がそれた。

薪ストーブの暮らしにもすっかり慣れたので、やはり元々の原点というべき自分の指向が色濃くなってくる。というかそれに気づかされていく。もともと作ったり工夫するのが好きなので手間ひまかけてメンテナンスはするが、好きなのは薪ストーブというより、薪をつくり、薪をはこび、薪を焚く暮らしだ。そこで発見すること、工夫すること、道具を使うこと、苦労することや自然に触れること、そして最後に暖かく暮らすこと、そこに惹かれているんだな。

いつもそこには薪があり、薪は森や木につながっている。森林から経済や世相や環境やエネルギー、それこそ里山の小さな暮らしは地球規模の課題にまでつながって見える。そのイメージを辿って知ったり調べたりするのが楽しい。その薪のことも材料としての木材の研究ならたくさんあるが、木材学とも樹木学とも材料学とも違う、燃えて灰になるための薪の研究はなかなか目にすることができない。今もくべてるその薪そして暖かさにはそれらすべてと自然の摂理がつまっていて、薪をつくり、薪をはこび、薪を焚く暮らしを辿っていけば、道理を失いがちなこの世の不条理など完全にすっ飛ばした世界がそこに見えてくる。私はその一部になって知ってみたい。その豊かさ暖かさを幸せと感じる。私の薪ストーブライフはそういうことなんじゃないのかな。

と、年初の気分でとりあえずそういうことにしておこう。

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12年目の慣らし焚き

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慣らし焚きをする人、しない人。どっちでも構わないが私はする人だ。特に今年は12年目のリニューアルとして、アッパー&ロアーファイヤーバックを新品にしたし、ファイバーロープもほとんど替えて大量の耐火セメントを使った。それらは少しずつ温度を上げて馴染ませた方がいい。「7年目の慣らし焚き」でも書いたね。
それに試運転しながら自分のしたメンテナンスの様子を見たい。ちゃんとできてるかな?って感じ。専門家なら一発で決められるような調整も、私は一般の素人だからね。

例えば新品のアッパーファイヤーバック。新品だからノーチェックでいいかと思いきや、新聞紙の切れ端でダンパーの密閉度をチェックすると意外とスルスルと抜ける。もちろんダンパー調整するよ。するんだけど画像にある2の周辺だけがスルスル抜ける。1は問題ないし、3、4は終止千切れるほどの密閉度だ。これって、耐火セメントが不均一なのか?ファイバーロープの張りが違うのか?って新品だし自分が張ったのでないので確かめようもないし。

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慣らし焚きをくり返して3回目にだいたい満足いく閉まり具合になったけど、最初にしてはキツめのダンパー調整になってるから時間ある時に詳しく確かめてみよう。慣らし焚き以前にメンテナンスの時に気づいておけば良かったね。

慣らし焚き、つまり試運転してみてわかることはたくさんあるね。アンコール本体のこともそうだけど、せっせと薪を作り、せっせと薪を運んで、寒さとともに少しずつ冬の準備ができていくよ。

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ガリレオ温度計

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「ガリレオ温度計」、液体の比重の原理を使った温度計だ。ガラス筒の中の色とりどりの球体が温度変化によって上下する。球体にはひとつひとつタグがあって温度が書いてある。どの球体が浮いているかで温度を読み取るんだな。名前の通り、ガリレオ・ガリレイにちなむもの。私のは小さいタイプで球体が5つ。18度、20度、22度、24度、26度の2度刻みで読み取りが可能だ。もっともタグの数字なんて読まないけどね。何個が浮いてるか。それだけ見ればいい。電気もいらないしスイッチもない、自然の原理がそこにあるだけ。12年目の私の温度計はこれになってるんだ。

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薪ストーブを導入した最初はデジタル温度計を家じゅうのいたるところに置いて温度を計りに計ったものだ。暖かい、暖かくない、上手に焚けてない、それらを試行錯誤したね。当然それは薪ストーブを学ぶ上で必要だったし実に楽しい経験だった。
でもあれから10年。慣れるところはすっかり慣れたし、外はどんな寒さでどんな薪の量でどんな風に焚いて何時間経てば室温はどうなるか、自分ん家のことだもの、だいたいわかる。あとはガリレオ温度計みたいな「目安」と体感で困ることはないんだな。
第一、デジタル温度計はとっくに電池が切れてる。いつ切れたのかすら覚えていない。もうデジタルである必要もコンマ刻みである必要もないよね。あってもなくてもどっちでも、て世界。

夏の間は暑いから全部の球体が沈んだままだったけど、秋とともに26度の球体がひとつ浮くようになり、2つめの24度の球体も浮き始めた。と思いきや浮いたりまた見ると沈んでたり、ポコっと動きだしたり中間で浮かんでたり、それらを見て暮らすこの感覚は気に入ってる。

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ウッドハンドルを締め直す2

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だんだんと緩んでくるウッドハンドル。以前シーズン9で「ウッドハンドルを締め直す」を書いたね。あれはいわば第一段階の処置だ。あの時の処置は今でもバッチリ効いてるけどいつかはまた緩む。木だから削れて割れたりもしそう。
なのでシーズン12の今年、「自作する」まではいかないが、第二段階の処置でウッドハンドルを締め直してみた。試すのはダンパーとフロントドアのハンドルだ。

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ハンガーボルト。半分が木ねじで半分がボルトになってる。これでハンドルにしてしまおうというわけ。木であれば何でもハンドルになれるよね。パーツリストで見るとダンパーとフロントドアのハンドルは同じ1/4のインチボルトだから、ハンガーボルトは1/4×50ミリのサイズで適当だったよ。1本50円程度。
手彫りだったり西洋の真鍮だったり気の利いたオリジナルハンドルにするといいんだが、今回は「締め直す」措置。たまたまあった100均のアイスピックの「柄」が使えそうだったのでそれを引っこ抜いてハンドルにした。フロントドアは純正のセラミックハンドルがあるが、今シーズンはお休みいただこう。

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どちらも標準のハンドルよりひと握り太いので操作感はむしろ良いかな。ダンパー操作もガッシリ安定する。
許せるかどうかは人それぞれ。流用しただけで塗装も何もしてない状態だから、あとで塗装はするよ。まあ、工夫するヒントになればいい。ハンガーボルトは5本買ったからハンドルも5個作れる。

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最後に追記しておく。
ちゃんと純正で交換用のハンドルが用意されてる。注文すればすぐ手に入る。特にフロントドアのハンドルはセラミックの重さが木製の軽さになると手にした時のバランスが悪い。許せない人のため書いておく。

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シーズン12のメンテナンス終了

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12年目を迎えるためのメンテナンス、主なところはここまでとしよう。「シーズン7のメンテナンス」に続いて実にいい経験をした。12年目のリニューアル、自分でやってよかったよ。
このタイミングでアッパー&ロアーファイヤーバックを代えたということは、次の区切りは20年目の頃だろうか。それまでにコンバスターを代えたり二次燃焼ボックスも代えずにいられまい。経年ごとに今まで出なかった不具合も出るだろう。その都度また調べて考えて予算やりくりして乗り切ろう。

書いてないこと、思いつくところを列記する。
ファイバーロープはほぼ全交換。代えなかったのは灰受けドアだけ。

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上の画像は煙突の接続部のフルーカラー。以前「フルーカラーの掃除」で書いた通り、私はアンコール本体の溝は使わないんだ。導入時からこうして貼ってあったしこれでピッタリ。液ダレとか今までトラブルはない。ちなみにここはホンマの8mmの白いガスケットロープ貼ってる。

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気になったことは、まとめ買いでとっておいた古いファイバーロープの新品との差。上の画像では一目瞭然だよね。新品がやたらしっかりしてるんだ。グリドル用のR516GG。購入先は同じ。経年変化で古くもなるし、これからはまとめ買いでストックするのはやめて、使う時に新品を買おうと思ったよ。今回の新品は工場直送とかでファイヤーサイドから直接届いた。流通や在庫コストの削減?個人的にはその方が信頼感あるし歓迎だな。

薪ストーブのパーツやアクセサリはなんでも同じことが言えるのか知らないけど、やっぱり年々向上している、と思いたい。そう思うならやたらストックしないでその都度取り寄せた方が無難かな。
例えばアッセンブリで注文したアッパーファイヤーバックだけど、含まれてるダンパーロッドの寸法が違うんだ。全長は同じだけど曲がりの寸法(ダンパーを受けるための部分)が新品の方が短くなってた。この方がダンパーを受ける時の無駄なズレが少ない。私がスペーサーとワッシャーに遊びができると書いたのもそのせいなのかな。単なる誤差かもしれないけど、笑。

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とにかく、同じ品番でも年々いろいろ改良があるかもしれないし、あっても不思議じゃないよね。期待を込めてそう思うことにするから過度のストックは今後はしない。だから頼むよ。

最後に、作業した工具やグッズが下の画像だ。私は家庭のお父さんがするサンデーDIYだもの。この程度だよ。工具箱がちゃんとあるけど、今回のメンテナンスで使ったのはこれくらい。映ってないものは、掃除機、ライト。養生の毛布や新聞紙、段ボール。

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さて、私の薪ストーブシーズンはだいたい5月に終わり、すぐ煙突掃除をして同時にアンコールをバラし始める。そのまま6月7月8月と放っておくのやら眺めているのやら考えているのやら、調べたり思いついたり電卓を叩いたりしてメンテナンスのメニューを決める。で、8月の夏休みで作業をする。9月からは薪運びや薪づくりとなる。

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ホウロウの補修3

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「ホウロウの補修」は以前書いた通りだ。見た目とてもキレイにできる。ただ昼間の明るい光の下では100%満足できる出来だが、夜の落ち着いた明かりの下だとどうしても色の違いが目につくんだな。どういうことかというとこういうこと。(画像)

もう少し試す余地はないだろうか、とやってみるのが今回。ホウロウ補修液の赤に「黒を混ぜて」違和感のない赤を作ってみる。

その前にそもそも補修パテが白いのが気に入らない。もっと鋳物に近い灰色~黒色にできないものか?。というわけで、たまたま5年前の水分を失いつつある補修パテがそのままでは使いづらかったので、うすめ液じゃないが黒のホウロウ補修液を混ぜて灰色にしてみた。これ自体が無茶な話で補修パテとしての強度が低下するに決まってる。まあこれは色の実験だ。最初の下地にはしっかり白のパテを塗り込んで2度目3度目と盛るのに灰色を使う。どうせ隠れて見えなくなるウォーミングシェルフのところで試してみるよ。

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肝心なのはホウロウ補修液の赤だ。明るい昼間の光の下ではバッチリ合っていても、夜の落ち着いた灯りになると鮮やかに見えて浮いてしまう。ホウロウレッドの人にしかわからないかな。これが実に格好悪い。ホウロウ補修をやらないで何もせず自然に任せたくなる理由だ。
今回、赤に黒を混ぜて調色してみる。絵具の要領と同じ。

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結果だけ書くと、悪くない。マッチした色が作れる。少なくとも鮮やかすぎて浮いてしまう夜の違和感はなくせる。結構イケそうだ。ただし当たり前だが、今度は明るい昼間の光の下で暗く見えてしまう。鮮やかで浮いてしまうより私はずっと許せるけどね。どっちを優先するかだな。混ぜて作った色は夜の灯りにジャストフィットさせてるからずいぶん暗い色になってるけど、夜に合わせた赤を「少し明るめ」で作るのが妥協点だろうか。

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ホウロウは欠ける3

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アンコール触媒機#2550、ホウロウレッドが12年経つとどうなるか。ホウロウについてはたまに書いてきたけど(「ホウロウは欠ける」)、12年経っても思うことに変化はない。「暮らしていれば当たり前に古くなっていく」程度の欠けが12年分になった。
私んちのアンコールの場合、最も目立つのはウォーミングシェルフのところ。大きく欠けて剥がれてる。シーズン中はウォーミングシェルフを取り付けるからそれが干渉したんだろう。

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天板にも中央に剥がれがある。欠けたのはなく浮いてきて剥がれた感じ。ヤカンや鍋をかけようとしてキッチンの水がしたたるまま天板に置いてジュ~~~ッとなったり、湯たんぽの湯を沸かそうとヤカンが沸騰して吹きこぼれるのが毎晩だったり。そんな温度変化と摩耗や加重が重なってダメージを受けるんじゃないかな。毎日毎晩ヤカンや鍋乗せてればそりゃ無理もないかと思うが。
ほか、目立たないものだと探せばあちこちに見つけることができる。ペン先ほどの1ミリの欠けも結構ある。しげしげと観察するオーナーにしか見つけられないと思うけどね。
いずれにしろ、ホウロウは欠けるよ。当たり前だけどね。

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見に来た専門家によると12年目でこの状態はとてもキレイだそうだ。もっとヒドイ場合はいくらもあるという。私もこの先、20年目に向けて欠けるより剥がれが多くなってくる気がするから対処を考えておこう。

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耐火セメント容器入り2

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今回、耐火セメントは容器入りカップを用意した。アッパーファイヤーバック代えたりファイバーロープもたくさん代えたからね。ドンとカップ1つ買った方が安いし、足りなくなる心配がない。この耐火セメントのカップについては以前書いてる(「耐火セメント容器入り」)。

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つけ加えるとするなら、容器入りのカップの場合、ファイバーロープの交換にはどう使おうか?というわけで、私は画像の通りだ。ケーキのクリーム絞りを想像してくれればいい。女子がよくやるだろう?「クリーム絞り袋」100均でも売ってる。カップの耐火セメントはとても柔らかいから、絞り袋で使ってとても作業性がいい。先端のアタッチメントも適当なサイズだし、個人的にはチューブ絞るよりこっちの方が楽でいいな。
どうやるんだ?って、例えばロアーファイヤーバックだったら大さじスプーン2杯か3杯分くらいでどう?スプーンとかヘラとかで耐火セメントをすくって絞り袋に入れる。で絞る。それだけ。ただ力任せに絞ると破れるのは想像がつくね。セメント仕事の左官屋さんが似たような仕事するの見たことあるから専用の商品があるんだろうけど、私は見つけることができなかった。業務でもないサンデーDIYの私にはこれで十分に思えたけどね。

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ロアーファイヤーバックの交換

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アンコール触媒機#2550のロアーファイヤーバック。11年焚いて交換する。歪みが激しくてね。なんとかする余地はないかと歪んだ分を削ることで騙し騙し使ってきたが(「ロアーファイヤーバックの延命」)、ここが限界だ。アッパーを代えるのに合わせて交換する。次の10年も頑張ってくれるだろう。

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書くことはないね。新品は気持ちいい。新品のスロートフードもきっちり収まった。ついでに古いままのアンダイアン、ウェッジ、エアープレート、グレートもサビを落として水洗いした上に耐熱塗料でスプレー。いつも高温と灰で真っ白だった炉内が真っ黒になって、腹黒いアンコールに少々違和感だ、笑。

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