「 薪ストーブ 」 一覧

タグ "薪ストーブ":213件
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回らないボルト

2013/09/03   -シーズン9, 薪ストーブ

慣れてる人に必要な記事じゃないが、私のような素人DIYの人間が回らないナットやボルトに出くわしてしまうと、方法も知らないし工具も適切なの持ってないしで作業が止まってしまって途方に暮れることになる。
こうならないためにも私が鉄則にしているのは、回せると思ってもいきなりは回さない、ってこと。当日いきなり回そうとするから回らなくて困るんだ。あらかじめCRCを吹いておく。それも私は数日前からだ。で試しにスパナを当ててみてこりゃ手強いぞ、と思えばさらにワイヤーブラシでナットやボルトの隙間を擦りCRCをよく吹いて少しでも浸透させて時間を置く。下準備といえばそうかな。

ここは自分ん家だしふんだんに時間をかけられる。素人ならではだ。晩酌のビールの後でちょっとできるこんな手間を数日前から楽しんでおけば、外す前から外れているも同然。
戻す時も耐熱グリスを欠かさない。(「耐熱グリス」
ちなみにこの記事の写真はダンパーの閉まり具合を調整してる。いつもは「ガッ、チャン」と重々しい手応えで閉まるダンパーが、ゆるっと、なんとも頼りない手応えになってきたのでダンパーロッドのアタリを強くしてるわけだ。


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ホウロウ天板の汚れ

2013/09/02   -シーズン9, 薪ストーブ

鍋が吹きこぼれたりしてホウロウの天板を汚したら、基本すぐ拭くよね。濡れぞうきんとかで。でも中には頑固なこびりつきになって残ってしまったりする。シーズンオフにはそれをまとめてキレイにするわけだけど、そんな時はステンレスたわしだ。

一般にホーローキッチンやホーローの食器類だと、ステンレスやスチールのたわしを使っちゃいけないとされる。注意書きにも必ずといっていいほどホーローはダメと書いてある。でもアンコールの天板でこれを使うと汚れが残らず取れて、ホウロウがビカビカになるんだな。

薄い中性洗剤を使い、汚れを撫でるように軽く擦る。ファイヤーサイド社のポールキャスナー氏のコラムにもステンレスたわしが登場するから大丈夫だよ。
ポールキャスナー氏「薪ストーブのある暮らし」から
「ホウロウストーブ 手入れのヒント」

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ウッドハンドルを締め直す

2013/09/01   -シーズン9, 薪ストーブ

だんだんとウッドハンドルが緩んできた。木でできてるからね、ネジ穴が広がってしまってスポスポなのだ。写真は灰受けドアだが、引っ張るだけでハンドルは抜けてしまう。
ハンドルの木の材質が柔らかすぎるのかな。ワッシャーをかましたりしたこともあるが、いっそオリジナルハンドルに代える手もあるね。
でもまあ、とりあえず使えるものは使うよ。よくある方法だ。カッターと割り箸、そして木工ボンドで処置してみよう。


割り箸をカッターで薄く削る。ネジ穴の深さと同じ長さにね。その片面に木工ボンドつけてハンドルの穴に貼付ける。で普通にハンドルを回しながら取り付ける。おしまい。


一次空気レバーとダンパーのハンドルも同じように締め直したよ。ガッチリいいテンションで締ってる。しばらくは大丈夫でしょう。

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ロアーファイヤーバックの延命

2013/08/31   -シーズン9, 薪ストーブ

前回の記事のつづき。ロアーファイヤーバックの交換は思いとどまった。まだ使う余地はないか?試してみよう。

症状は上図の通り。歪んでしまってる。アンコールユーザーはお分かりだろう。あまりヒドいと一次燃焼室の気密が保てないばかりか、コンバスターを通るべき二次空気が煙突へと漏れていく恐れがある。
二次燃焼ボックスに刻まれたラインが何よりの証拠。それぞれの気密がどうも怪しい。私はこれまでこの歪みをファイバーロープの厚みを調整したり加えたりしてしのいできたがもう限界だ。

で、新品に交換しようとしたのだが夏休みのある日、削ってみようと思い立った。歪んだ部分を削り取ればいい。歪みが激しいのは中央部分だけだから、そこを取り除けばファイバーロープで調整できる程度に戻せるのではないか?

だが丸8年も焼かれた鉄は削れない。思いっきり焼きが入ってる。熱でボロボロになった部分をタガネで割るように削り、なんとか鉄の表面を出して、あとはヤスリで削る。ひたすら削る。さてうまくいくだろうか。


断っておくがアンコール触媒機だからこのような作業してるわけではないぞ、笑。普通ロアーファイヤーバックを削る人なんていない。工夫する余地を愉しむ暮らしが好きなだけ。夏休みだしね。


追記だ。
念のためくり返すが、この記事はアンコールのメンテナンス性の評価とはまったく関係ないからよろしくお願いしたい。ロアーファイヤーバックを削るなんて私がモノ好きなだけ。かなり歪んで限界だと思ったからダメもとでやってみたんだ。様子見て具合悪かったらシーズン途中でも新品に替えるつもりだ。

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シーズン9のメンテナンス

2013/08/26   -シーズン9, 薪ストーブ

さあそろそろアンコール触媒機#2550のメンテナンスメニューの見込みをつけよう。
といっても今年は大きな作業はないとふんでいる。コンバスターも二次燃焼ボックスもすでに確認済みだしね。(「Condarのコンバスター」
いくら私がモノ好きとはいえ、いやアンコールは手間がかかるとはいえ、いつもいつも重整備ばかりしてたまるものか。今回はごくフツーのメニューで済むんじゃないかな、笑。
で、予算が必要なものとしては次の3点メニュー。
1、変形の進んだロアーファイヤーバック交換(気が変わった。まだ使う。)
2、ボロボロの二次空気サーモスタッド交換(ぜんぜん気が変わった。まだ使う。)
3、ドアガラスのガラス用ファイバーロープ交換
これらは数年前からボロボロで様子を見てきたがもう限界だろうってワケで交換することにする。あとはフツーに調整&お掃除しよう。

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天板のファイバーロープ化 3

2013/08/22   -シーズン9, 薪ストーブ

2013年夏休みのある日、アンコール触媒機#2550のメンテナンスを始めた。
まずは天板から外す。ここは2011年に、「天板のファイバーロープ化」を行っている。2年たってファイバーロープ化した具合はどうだろう。


煤のついた状態でまじまじと観察するが、見たところ異常なし。余分な空気を吸ったり、煙が外に漏れた様子はないね。キレイに役目を果たしている。ファイバーロープは安いホンマ製のを内側に足して二重にし、大きな隙間がある四つのコーナーは耐火セメントで埋めて成形するという念の入れようだ。私の「天板のファイバーロープ化」はうまくいっているようだよ。

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シリーズもの2

2013/07/27   -シーズン8, 薪ストーブ

アンコール2550のメンテナンスシリーズもの。7年目となる2011年夏に結構大きなメンテナンスをやった。その記事を並べたものだ。もし探している人がいれば何かの参考になるだろうか。
この時の最大のテーマは「気密」。天板を外し、バックパネルを外し、アッパーファイヤーバックを取り付け直した。二次燃焼ボックスも交換した。
これは毎年やる普通のメンテナンスとは違い、5年とか10年に一度やるような内容だ。ほとんどの人は専門家に依頼する。私は興味もあって自分なりにやってみたけどね。
シーズン7のメンテナンス

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#2040 NEWアンコール 2

2013/06/27   -シーズン8, 薪ストーブ

アンコールの全モデルは図のようであるらしい。これに検索で調べた年代を加えたのが下記だ。合ってるか?
製造年と日本での発売年が混ぜこぜになってる気がする。正確なことがわかる人は訂正してほしい。

(色のバリエーション等、同モデル内での違いは省略)
1986年 Defiant Encore 0028
1990年 Defiant Encore 2140
1991年 Defiant Encore 2190
1993年 Encore 2550 私のアンコール (購入は2005年)
2005年 NC Encore 1450
2011年 Encore 2in1 2040
2013年 Encore FlexBurn 2040

こうして検索していると初代アンコール(Defiant Encore 0028)のパーツリストやらマニュアルがいまだに出てくる。アメリカの薪ストーブ屋さんだけど各パーツもそれで買うことができるようだ。製造終了から20年以上経ってるのにすごいね。アメリカはそれだけ需要もあるんだろう。ていうか今でも焚いてるってことだ。日本でも初代0028や2140、2190が存在してるみたい。薪ストーブってやっぱりそういうものだよね。
そんな初代0028からはじまりいくつかのモデルチェンジ、つまり知恵と工夫が積み重なってできたNEWアンコール2040だ。私も期待でいっぱいだよ。これから導入を考えている人はさぞや楽しみなことだろう。長く愛されるアンコールになることを祈る。
一方、私のアンコールは2550だ。このブログも旧モデルの古い情報になることは否めない。思えばあれこれとよく書いてきたもので、自分なりに楽しい発見ばかりだった。いい勉強だしたくさんの興味を満たすことができた。
その反面、四苦八苦する様子を嬉々として書くものだから「触媒機は扱いが難しい?」「アメリカ製は作りが雑?」「メンテナンスがナンセンス?」など、ネガティブ情報に傾いている人にはそう読めたかもしれない。そんな素人のブログを苦々しく思う向きもあっただろうか。
しかしなんであれ、NEWアンコール2040は発売になることだし興味の多くはそちらに移っていくことだろう。
私は変わらず2550を焚いていくけどね。コンバスターをバキバキにする男が壊さず焚けるようになるまでの軌跡、ってのがこれからのテーマになるのかな?、笑。

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#2040 NEWアンコール 1

2013/06/21   -シーズン8, 薪ストーブ

ファイヤーサイドからリリースだ。
「NEWアンコール & NEWデファイアント 2013年7月3日発売」
アメリカで先行発売されていた待望の新型アンコールとディファイアントが、ついに日本で発売開始だ。個人輸入や業者さんの話などでちらほら聞いてはいたが、我々一般ユーザー向けにようやく情報が提供された。サイトでは詳しい商品説明も公開されてるし、まもなく実物に見て触れることもできるだろう。
この新機種のことは私も以前書いたが(「Two-in-One」)(「Two-in-One2」)、その後、燃焼方式が「Flex-Burn」という呼び名に変更になってる。フレックスという言葉の使われ方は日本だったら「自由度」とか「柔軟性」「自分の都合に合わせて」とかいうイメージを想起させるから、つまり「お好み次第」ってわけだ。「Two-in-One」の「2つが合体」よりは合点いくわな。
なにはともあれ、祝意でもって迎えよう。
これからさまざまに情報も出ていろいろ読めることになる。楽しみだ。

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Condarのコンバスター

2013/05/28   -シーズン8, 薪ストーブ

シーズン8を終えた2013年5月のある日、コンバスターを点検してみた。使用期間は1シーズン。2012年10月から2013年5月まで焚いたものだ。
どうだろう?自分的にはとても満足のいく状態なんだ。外枠に部分的な歪みがあるだけで全体的に変形や膨張は見られない。とくにハニカム部分は一カ所も欠けたり割れたり歪んだりもしていない。キレイな格子状のままだ。
かつて1年や2年ですぐバキバキに壊していた頃と比べれば一目瞭然。これは1年焚いたなりの「消耗」であって、「壊れて」はいないよね。


たぶんこれも人によってケースバイケースだから、「うちのコンバスターは3~4年たってもこのくらいを保ってるよ」という人もあるだろう。
そう、つまり私もそれに近づいていけてるってこと。ようやく普通の平均的なアンコールユーザーになりつつある、笑。
このコンバスターは昨年のリコールで、ファイヤーサイドが無償交換で送ってきた「Condar社」製。Condarのコンバスターは8年目ではじめて手にした。以前書いた通りだ。(「コンバスターのリコール2」
コンバスターの品質の差が決定的な要因か?
それは間違いなくある気がする。加えて私の焚き方がここ2年ほど変化している。ガンガンに焚くことはあっても、ガンガンに焚きすぎることはしなくなった。大割信奉でなくなって、代わりに中割を多用して空気多めによく燃やし、少ない薪から最大の発熱量を取り出そうとする意識になってる。それで寒いことはなく、変わらず家全体暖かく暮らしてる。薪の消費量は増えていない、むしろ抑えられる傾向にある。そのことはいずれまとめてみよう。

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