「 薪ストーブ 」 一覧
小割の方が暖かい
「薪は小割の方が暖かい」。
なあんて話を書くのだが早トチリしないでお願いしたい。
私の家族は「焚きつけ」と「薪の追加」はするが、肝心の「温度をあげて暖かく焚く」ことができないでいた。薪を入れる量が少ないし、始めから大きな薪を入れ過ぎなのだ。空気も早い段階で絞り過ぎ。ダンパーを閉めるのも早過ぎる。火は絶やしていないが暖かくはならない。昨年の私もそうだったし、じきに覚えるだろうと思っていたが、さすがに初雪の舞う頃になるとそうもいってられない。私が帰宅すると18度くらいの室温で夕食をとってたりする。寒いだろうがっ!
そういうわけで、焚きつけてからの最初の2~3時間をもっと暖かく焚けるよう、「薪は小割の方が暖かい」と教えることにした。最初のうちは大きな薪でなく小割を多用してくれ、ってことだ。
この「薪は小割の方が暖かい」という呪文がうちの家族には一番効果があった(笑)。以前よりずいぶんよく焚いてくれるようになった。
夜、私が帰宅すると小割が燃えて熾きがたくさんできて本体が暖まっている。室温はまだ十分でないがこれならすぐに大きな薪で焚き上げることができる。
しかし「小割の方が暖かい」ではおかしな話で、じゃあ大割なら寒いのかってツッコミはなしだよ(笑)。あくまで慣れてない人への対処方法。なかなか暖かく焚けないなら、まず小割からよーく焚いて火力をあげていこう、というだけの話だ。「熾きをつくる」と内容は同じ。そうして本体も温まり熾きもできたら、そこから大きめの薪を追加してがつんと温度を上げるんだ。
二次燃焼の灯り2
スロートフードのわずかな隙間に見える赤い灯り。私のアンコールはたまにこの部分に灯りが見える。
これは何の灯りだろうと思えば、アンコールの二次燃焼室側の灯りではないかと私は思っているがどうだろう?
最初は薪が燃える炎がスロートフードから吸い込まれて赤く見えるのかと思ったが、毎日観察しているとどうやら二次燃焼で燃えている、つまりコンバスターが燃えている二次燃焼の灯りに間違いないと思うのだ。
灯りは常に見えるわけではない。要するにダンパーを閉めて巡航運転になった最初の1時間程度だけ。やがて見えなくなってしまう。もっと短い15分くらいで見えなくなる日もあれば一度も灯りが見えない日もある。テキトーに短時間で焚き上げて見えることもあれば、二次燃焼を狙って丁寧に焚き上げても見えなかったりする。
このあたりが謎だ。所詮私がまだまだ初心者なのだろうが、よほど条件が揃わない限り二次燃焼は起きないとすればなんと難しいことか。
それに灯りが見えても見えなくても感じる暖かさに劇的に違いがあるようには思えない。二次燃焼が起こると1.5倍暖かいと聞いているがどうなんだろう?それとも、赤々と見える灯りに関係なく二次燃焼は起こっているものなのだろうか??
この疑問は昨シーズンからまったく答えが出ていない。だったらメーカーに聞くのが一番なんだろうね。ファイアーサイドなら回答はもらえるのかなあ?
追記だ。
シーズン4年目になって私はこの灯りを二次燃焼の灯りだと確信している。もっともスロートフードの裏側を目で確認したわけでないから想像でしかない。もちろん、位置的に見てコンバスターが燃える光が直接見えるわけはない。スロートフードの裏側の真っ暗な空間はまっしろなセラミッックの壁で囲まれているから、その反射光で赤々と灯りがもれてくるのだ。
ただその後わかったことは、コンバスターが赤々と強く燃えなくても二次燃焼は十分に働いているということ。記事で心配したような、よほど難しい条件なんてない。二次燃焼はいつも普通に起きている。あの灯りが見えないから二次燃焼が起こっていないと思うのは誤り。
むしろ、あの灯りが頻繁にしかもいつまでも長く続いてることの方が、コンバスターが強く燃えすぎてダメージを与えていないだろうか。と考えるようになった。
12年目にして追記だ。
この記事は初めてで何も知らなかった頃のもの。そもそも、スロートフードに隙間ができて二次燃焼室の灯りが見える?普通は見えない。見えてはいかん。
やみくもにガンガンに焚きすぎてすでに2年目でスロートフードは歪んでいたんだろうね。もしかしたらアッパーにも変形があったかもしれない。でも知らないから二次燃焼室の灯りが見えて喜んでた。まあこれはこれで楽しかった。
12年目のメンテナンスで新品のアッパーファイヤーバックとスロートフードを取り付けたけど、隙間なんてあり得ない。それはそれで少し物足りなかったりするんだけどね、笑。
トップの温度
アンコールの取扱説明書によればトップの温度計はグリドルの中央に置くとされている。実際はヤカンや鍋が常に乗っているのでグリドルよりも奥の煙突の根元付近に置くことが多いけどね。グルドルなら炉内の燃焼温度を、煙突の根元なら二次燃焼まで含めたストーブ全体の温度を反映すると思えばいいのかな?
さて、初雪も舞った頃、室温25度を超えて家中が暖かさに包まれている状態でグリドルに置いた温度計は350度。接写で温度計を撮ろうとしても熱くて近寄りがたい。ステンレスやホーローのヤカンも2リットルくらいの水は数分で湧いてしまう。アンコールのグリドルならこれが日常じゃなかろうか。
ところが薪ストーブに慣れないうちはこの温度を見てビックリするわけだ(笑)。私も1年目の去年はそうだった。火の勢いが怖いとか焚きすぎて不安とかいう問題じゃなく、アンコールという薪ストーブは250度あたりで焚くのが正しい使い方だと思い込んでいたのだ。何故そう思い込んだのか、いろいろ原因はありそうだがとにかくそれが初心者というもので、ガンガンに焚かないのだから寒いに決まっていた。
350度で焚きましょうと言いたいわけじゃない。ストーブの機種や温度計の場所によって表面温度はぜんぜん異なるからね。350度という数字は忘れてもらっていいが、思ったように暖かくならなくて悩んでいる人は、そもそも焚き方が甘かったり、薪をケチって細々焚いていることが多かったりする。目一杯ガンガンに焚いてみるという打開策が案外効果的かもしれない、と思うのだ。
熾きをつくる
2年目のアンコールはまだ11月初旬で最低気温3~6度のこの時期、ずいぶん暖かく焚けている。本格的な寒さはこれからだが、まだまだ余裕がありもっとガンガンに焚けるぞ。
やはり焚き方が去年と違っている。実感できるのはダンパー操作が遅くなったことかな。それに薪をケチりたい気持ちが薄らいで、焚きたい分だけ薪を入れることができるのも大きい。
中でも1年目と違うのは焚きつけてから「熾きをつくる」時間を長くとっていること。写真のように焚きつけの小枝や小割りの薪を使って最初の30分以上で熾きをたくさんつくるのだ。細い木が勢い良く燃えればグリドルに置いた温度計はすぐ300度に達する。しかし炉内にたくさんの熾きがたまるまで大きな薪は入れないしダンパーも閉めない。
それに去年は温度計だけを頼りに焚いたので、熾きがあろうがなかろうが250度を超えたら大きな薪を入れてダンパーを閉めた。今年は温度計じゃなく、自分の目で見た様子と感じる熱量の大きさで決める。
2枚目の写真も熾きをつくるための追加投入だ。こうして小枝や細い薪を追加しながらたっぷり30分以上。
アンコールの取扱説明書にも、着火したら「真っ赤な燃えさし床(熾きのことだね)が火床全体にできるまで薪の補給を続けます。」そして「1時間以上経過して230度を越えていたらダンパーを閉めます」とある。
1年目は「1時間なんてそんな悠長な。薪がもったいない。」と無視したものだが、そんな風にしてアンコールは焚きつけから熾きをたくさんためて本体を充分に暖める時間が必要なのだな。今年の私は基本に忠実だ(笑)
その後、熾きがたくさんたまったら中割の薪を投入。しばらくして全体にほどよく火が回り相当な熱が感じられるところでようやくダンパーを閉める。去年はここまでで20分。今年は30分~1時間。あとは適宜、大割の薪をどっかーんと入れて空気調整レバーを絞る。
ちょっと焚きつけ過ぎかもしれないが、アンコールが暖かく焚けないで悩んでいる初心者だったらこれくらい念入りにしたみたらどうだろう?。いずれ慣れて暖かく焚けるようになれば、その時には自分なりの省略した手順でやればいいんだから。
まあ、焚き方は人それぞれ、住宅環境もそれぞれ。これはシーズン2年目の私の書くこと。達人じゃないから参考程度で鵜呑みにはしないように。
アンコールの赤2
アンコールの赤。イジっては遊び(メンテナンスとも言う)、焚いては遊び、撮っては遊ぶ。
撮ってるのはバカチョンのコンパクトカメラなんだけど露出が少しイジれる。今回はちょっと明るめで撮ってみた。何度も書くけれど、夜の落ち着いた灯りの下ではアンコールの赤はこう見える。
3枚目のケバケバしい赤の写真はうっかりフラッシュが光ったもの。ネットや雑誌などでよくこういう色のアンコールに出会うがこれはフラッシュのせい、実際に見るアンコール赤はこんな色してません。夜の落ち着いた灯りの下で貴方がつきあうことになるアンコール赤は上の2枚です。
初焚き
9月の結構早い時期に私は初炊きをする。待ちきれない、焚きたくて仕方ないのだ。
この夜もさっそく初焚きとなった。
最高気温は18度。寒いぞ。最低気温は12度。長雨で洗濯物も乾きが悪い。室温は21度でTシャツだけじゃちょい寒い。子供も半袖半ズボンで寒がってるし風邪でもひいたら困るじゃないか(一枚着せたらどうだ?、笑)。
それに2年目だけど慣らし運転はした方がいいしね。いきなりガンガンに焚くと良くないらしいよ。メンテナンスもいろいろと確認したいことがあるんだ。気密がちゃんと取れてるかとか、焚いて様子を見ないとね。さあ洗濯物持っておいで。よく乾くよ。
あーだこーだと言いながら焚きつける私。もう止まらない。
「もう焚くの?まだ運動会も終わってないのに、もう冬になるわけ?」
家族が多いと一人くらいはこういうことを言うものだ。ワカランやつだな、つまらんこと言うんじゃない。焚きたい時は焚くのだ。薪ストーブは焚くためにあるのぢゃ。
シーズン2の初焚きだ。
室温が24度を超える頃にはみんないつしか集まってきて体育座りで炎を見つめている。
「あったかい・・・」
「うん、あったかい」
「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
この幸せがまたやってくるのです。感謝せずにはいられません。
2年目のはじまり
さあいよいよ秋。私の薪ストーブライフもシーズン2に突入だ。
1年目は初心者の右往左往だった。
2年目は少しは経験と知恵がついたのだから、やってみたいこと、確かめてみたいこと、もっとうまくやってみたいこと、いろいろある。試行錯誤といこう。
それにしても今春から初めて体験した薪づくりで約20立米の薪を用意できた。まだまだ要領を得ないことばかりだが、甲斐性のないただの勤め人でも成せば何とかなるものだ。
自分でこしらえた薪を焚いてこの冬はどんなシーズンになるだろう?
さあたくさんの薪に囲まれて、シーズン2のはじまりはじまり~
アンコール1年目のメンテナンス
さあ、アンコール1年目のメンテナンスはだいたい終わりだ。いろいろやってみて、ハイテクなんだかアバウトなんだかわからないことばかり。
薪ストーブってのは電気じかけや化石燃料やコンピューターを使って人間がすべてを「制御」する精密機械とは違う。木が燃えるという昔も今も変わらないシンプルでアナログな原理を鋳物に閉じこめて効率よく活用している。そう、自然現象を「活用している」だけなのだ。そんな印象を持った。
だからアバウトでアナログでいいのだ。楽しむ、やってみる、工夫する、それで自然なのだ。
まだ1年目なのに損傷が激しいコンバスターやボロボロのセラミックボックスが気がかりだが、知りたかった内部のしくみも少しはわかってきたし、長いつき合いだ。ぼちぼちと様子を見ていこう。
フルーカラーの掃除
ここが一番最後になってしまったが、煙突の根元のフルーカラー(口元)を外して掃除した。ここは煙道への入り口だ。シーズン中でも定期的に掃除するのが理想なんだろうな。
それにしても「上から下」が掃除の基本だ。フルーカラーは煙突掃除とともに行った方がいいね。私のように一番最後だとせっかく掃除した二次燃焼室にまた煤が落ちてしまうことになる(笑)
さて、ここでふしぎ発見。
フルーカラーと本体との結合部の場合、本体の開口回りのファイバーロープは本体に張る?それともフルーカラーの側に張るのか??そんなことは明らかに本体側の溝に沿って張るにちがいない。マニュアルやたくさんの書籍でもそう書いてある。
ところが面白いことに私のアンコールは本体でなく、フルーカラーの方に直接張ってあったように見えるのはどういうわけだ?どう見ても本体側のホーローに耐火セメントが付着したりファイバーロープが張られた形跡がない。フルーカラーにはそれが残っているし、取り外した際も実際かなりの部分がこちらに張り付いていたのだ。
それに本来張られるべき本体の溝よりも少し内側の絶妙なライン(写真の黄色のライン)で張ってある。確かにこのラインの方が気密がしっかりとれるように思える。しかしそのラインで本体側に張るには無理がありそうだしその痕跡がない、張るならやはりフルーカラー側だったにちがいないのだ。
しばらく考えた末に、本体側の美しいホーローに耐火セメントを塗るよりも、フルーカラーに残る接着の跡が何よりの証拠だとばかりにファイバーロープをフルーカラーの側に張った。元通り本体に取り付けてみるとバッチリ隙間がなくなって具合は良さそうだ。
まあ、初心者のすることなのであまり真に受けないように。私にもワカラナイ。シーズン中も様子を見ていこう。
スローライフに忙しい
テレビでスローライフの番組をやっている。
スローライフ・・・スロー?・・・「スローモーションでゆっくり動いて暮らすことか?」なんて子供たちとテレビにツッコミ入れながら、わざとスローモーションになって戯れる。たぶんどこにでもある家族団欒のひととき。
そう言いながらもただ漠然と、のんびりまったり時間が流れて何事にも急がされない自分スタイルの暮らし・・・・程度に思っていた。薪ストーブの暮らしをするまでは。
最近、わかったことがある。
スローライフってのは手間と時間をかけるということ。なんで手間と時間がかかるかと言えば自分でやるから。スイッチポンの世界じゃない。だからとても忙しい。体力もいる。
スローライフってのはゆっくりのんびりの暮らしじゃない。
やることいっぱいでとっても忙しかったのだ(笑)