シーズン2 薪ストーブ

吹き抜けを考える

薪ストーブには最大暖房面積という数値があって、アンコールの場合は177平方メートル(54坪)となっている。
私は単純に「最大で54坪の家を暖める能力がある」と解釈していたのだが、ファイアーサイドの記述には「この数値は床から天井までが2.4メートルの空間を想定していますので、天井が高い場合や吹き抜けがある場合にはさらに検討が必要です」とある。
つまり最大暖房面積177平方メートル(54坪)とは下のような空間のことらしいのだ??


確かに大空間である。ちょっとした道場みたいだ。さすがはアンコール。
ただし「天井が高い場合や吹き抜けがある場合にはさらに検討が必要です」とあるように、そもそも吹き抜けがいかに暖房効率が悪いかということは、これより小さい面積の吹き抜け空間と比較してもすぐわかる。
仮に最大暖房面積の空間の半分が暖気で満たされたとして、薪ストーブにガンガンに暖められた暖気は上から溜まっていくから、同じ量の暖気は吹き抜け空間でははるか頭上に溜まったまま、1階部分まで届いていないことになる。


暖気は上へあがることくらい誰でも知っているが、図に描いてみて自分でもようやく効率の悪さに実感が湧いた(笑、遅い)
もちろん実際は温度差による対流が必ず起こるし輻射熱とか壁との距離とか暖かさの要因はさまざまだ。家の断熱や気密も関係するだろう。これらは経験者や専門家に実際に来てもらって、その家にあった薪ストーブの大きさや暖房計画をアドバイスしてもらうのが一番だ。
とにかく、我が家にもシーリングファンがあって今も回っているが、アンコールをガンガンに焚くことばかり夢中になっていてせっかくの暖気は2階の天井で無駄になっているのかもしれない。しばらくはシーリングファンやボックスファン、扇風機、うちわ、いろんなものを駆使して、あーだこーだと試してみよう。
空気の流れを読むのはなかなか難しいぞ。



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