薪の重さを量る3

薪の重さを量ることでもう一つ、含水率の計算をして遊ぶことができる。
まず目安になるのが繊維飽和点という考え方。グラフでいえば急カーブが横ばい傾向に転じる変曲点にあたると思われ、ここがどの樹種でもだいたい30%前後だというのだ。
これらの理由など、木の乾燥について詳しく知りたい人は検索すればたくさん見つかる。

30%前後というアバウトな数字なんだが、とりあえず私が現在やっている雨ざらしの実験でいえば(「薪の重さを量る2」)、グラフはそろそろ横ばい傾向を迎えつつあるので、そこ(2.78kg)を繊維飽和点と仮定してみる。
(でないとこの記事が始まらないからね)
すると下記のような含水率の計算ができる。

つまりこの薪の全乾重量は約2.14kg。
そこから算出すると、この薪が薪ストーブに適した含水率15%になるのは、約2.46kg。
20%では約2.57kgということになる。
本当か?(笑)。根拠があるようで当てずっぽうな計算なのはおわかりだろう。
でも楽しみじゃないか。仮説を立証していく過程は大なり小なりこういうもの。薪の乾燥に対する捉え方やアプローチの話だ。
こんな目安を立てながら(楽しみにしながら)木を学びつつ、修正を加えていけば、いつか経験的にもっと確かな数字が出せると考えているんだ。

コメント

  1. 昨年の11月に伐採した 楢の原木30㎥を12月中に玉切りして
    コンテナに入れて屋外に並べたものを
    年が明けてから機械で割ってコンテナに入れて屋内倉庫に積んでしまいました
    積雪時期もあり そのまま雪解けまで入れておいたのが失敗でした(-_-)
    ご想像通り・・・・・
    最も乾燥が促進される時に凍結するとはいえ 凍たり溶けたり
    ビッシリ風通しの悪い環境で蒸れてしまいました
    雪が無くなってから慌てて外に並べましたが 失敗でした
    少し黴てしまいました 割って直ぐに凍っても良いから外に並べる
    べきでした 割って直ぐが最も水分が放出されるので この時に外気の風通し
    を優先しないといけない事に気が付きました
    現在は、日当たり風通しが良い環境なので順調に乾燥が進んでいます
    でも一度 黴てしまった薪は、黴が出たままです
    秋までおけば 充分薪ストーブで焚くのには問題が無いと思われます
    更にもうひと夏置いたら 完璧でしょう ヤハリ場所により乾燥ムラもあるようなので
    もうひと夏おく事によって 水分のバラツキは、減ると思われます

  2. encored管理人 より:

    神森@バルーン野郎さん、
    低温でもカビは発生するのですね。意外でした。
    氷点下の外気にさらす「凍結乾燥」みたいな考え方はどうなんでしょう?。
    木は氷点下でも内部の水分は凍らないしくみになっているらしく、
    でも玉切りや薪になった木はさすがに氷点下が厳しいと凍結するらしい。
    水分が凍結すると膨張等で内部の組織が破壊されるから、
    水分が抜けやすくなるとか、ならないとか。
    読みかじった話で不確かなんですが、そちらでは何かご存じですか?
    私もせっかく寒いところに住んでいるので、
    冬は積極的に氷点下10度に置こうと思っているのですが。。。
    時間をかけることでバラツキをなくすというのは確かにそうですね。
    さらに良い薪になってくれれば言うことありません。

  3. 凍結乾燥は、あり です
    でも凍った丸太を切ると チェーンソーにもそれなりの負担がありますが
    軟らかいオイルを使ってあげれば 問題無しです
    凍った薪を甘く見ていました
    割ったら水分が抜ける状態にしてあげないいけないですね
    たまたま 冬に仕事が暇なので真冬の薪作りをしていますが
    雪がかかっても良いから屋外に積むべきでした 過保護は、駄目です
    保存状態が悪いと 薪がボケたり 腐ったり 虫がついたり
    乾燥がよくなったら 速やかに消費しないと 長期保存になるとリスクが高まります
    理想的なのは、2夏乾燥させて 焚ききるでしょうか?
    原木があるときは 大量に作ってストックしていますが
    毎年消費する分を 定期的に作った方が 無駄が無いですね
    原木の安定確保が大切では、ないでしょうかね

  4. 六甲人 より:

    何時も楽しく拝読させていただいております。
    だいたい私が経験してきたことと、記されている内容とが同じような感じで、非常に納得しております。 
    違うのは私の薪は雑木中の雑木、皆さんが使われているならやクヌギではないというところでしょう。 
    松、杉、ヒノキは使っておりませんが、リョウブ、アセビ、シラガシ、栗などが名前がわかっている木でほとんどが名もわからないような本当の雑木ばっかりです。
    原木の安定確保が大切との事ですが、私のとっては違うレベルでの問題で、うらやましい限りです。