二次燃焼空気の給気口3

前回、「二次燃焼空気の給気口2」で意外なフラップの動きを書いたが、その後も観察していたらもっと不思議な動きを見てしまった。
アンコールをガンガンに焚いて二次燃焼室が高温になりすぎると、もちろんますますバイメタルは伸びていき、逆に今度は下(図4)のように給気口が開いていったのだ????


バイメタルが反対側までのびるくらい、スロートフードも赤熱して相当な高温になっている状態でのこと。イカン、イカン、高温になりすぎだと空気量を減らすところなのに、しかしフラップの動きは逆だ。さらに空気量を増やしてどうする。
あまりにアナログなバイメタルの動きはもはや笑ってしまうほどだが、これは設計上の正しい動きなのだろうか?
高温になりすぎるとコンバスターも二次燃焼室も壊れてしまうのだよ。
もっとも私の場合、温度を感知するサーモスタットがボロボロになっているから、今回の記事はまったく見当違いの可能性もある。
いずれ新品に交換してもう一度確かめてみようと思っている。

コメント

  1. nnishi@小樽 より:

    二次空気取り入れ口を私も観察してみました。
    我が家の7シーズン目の触媒アンコールでは天板温度が300度で我が家の
    ベストゾーン(ダンパーを閉めても温度低下せず触媒が有効に働いている状態)
    の時に、二次燃焼室の隙間は最小限で、吊り上げる棒にはまだ数ミリの余裕が
    ありましたから、300度よりもかなり高温にならないと隙間が開かない状況だと
    判明しました。
    encoredさんの観察では、この隙間が開く時はスロートフードが
    赤熱する程高温だそうですから、私と似た状況ではないかと思います。
    問題はそれがバイメタルの劣化のせいなのかどうかですが、
    私は有力な情報を見つけてきました。また濃い話ですよ~。
    http://www.hearth.com/econtent/index.php/wiki/Defiant_Encore/
    ここのFile:Serv Encore 0028 2140.pdfをクリックすると、
    EncoreになるまえのDefient Encoreのサービスマニュアルが
    入手できます。それの45-46ページにこの二次燃焼調節用バイメタルの
    セッティングが書いてあるのです。Encoreもこの部分は同じ構造なので、
    セッティングもおそらく同じと思われます。
    >Holding the secondary air probe and thermostat assembly with the probe facing away from you and the mounting tab at 12 o’clock, the tab on the end of the thermostat coil should be at 4 o’clock position,
    これが新品の状態です。つまり、バイメタルの先端は4時の位置を位置をさすのが
    正常で、encoredさんの常温の位置と同じです。私のもほぼ同じところにあります。
    そのとき、私の二次燃焼空気口は若干開いています。
    つづいて、
    >Insure that the secondary air flap moves up and down freely and that the flap rests at or near the closed position. See figure A-8.
    これは、二次空気口は初期状態で「閉じているか」それに近いところに
    あると書いてあります。つまり着火時点で閉じていても良いという事ですから、
    このバイメタルの主目的は温度上昇と共に「開く」という事にあるはずです。
    ということは、現在300度越えでやっと出現する「開く」動作が目的だと
    いうことですが、私もここで疑問を持ちます。二次燃焼に最も空気が必要なのは
    盛んに触媒が燃焼を補助している際中ですから、300度ではそろそろ開いている
    べきだと思います。400度で開いては暴走の元です。
    以上の状況から、私のバイメタルは少し緩み加減なのかもしれません。
    ただし、これにつくプローブの長さは1インチほどあり、まだ短くなっては
    いません。あまり高温で焚かないほうなのです。
    もし、初期状態で二次空気が最小限になるようにバイメタルの緩みを調節できれば
    天板300度近辺で二次空気口が開くようにできるかもしれません。
    そこから上で触媒が活躍するなら、だいたい設計者の意図にあうのではないかと
    思うのです。バイメタルの延び方はバイメタルの性質によりますが、
    緩み方は単純にバネが緩むのと同じですから、巻きを強くする側に引っ張れば
    緩みが直るはずです。(バイメタル温度計はその方法で較正でき、7年目ですが
    放射温度計との差は5%ほどしかありません。)
    難しいのはこのバイメタルのカバーがどのくらい影響するかです。
    バイメタルはプローブの温度を反映しますが、むき出しでは気温も
    反映するはずです。たぶん、そのためと保護目的のカバーだと思いますが、
    カバー付きだと動作が観察しにくいですよね。カバーの有無で変わらないかどうかは
    動作中に外してみれば良いのでしょうが、ちょっと危険です。
    他に観察したいのは、プローブがストーブ筐体の鋳物に直接触れている場合には、
    熱が逃げてバイメタルは動作が鈍るはずです。プローブの汚れも動作に影響する
    でしょう。その辺を一度外して確認してみたいと思っています。

  2. encored管理人 より:

    さすが、良い情報をお持ちですね。
    温度上昇と共にフラップは「開く」のが主目的とは思い至りませんでした。
    「触媒は空気が少ない状態で最も効果的に働く」というファイヤーサイドの二次燃焼についての説明や、
    前に見た薪ストーブの書籍の、巡航運転になれば二次燃焼空気がそれほど必要なくなるので閉じる、
    みたいな記述を前提にしてたのでてっきり「閉じる」方向だとばかり。
    サービスマニュアルも頂きました。
    盛りだくさんで検証のしがいがあります。
    一度には書けないのでとりあえず。
    情報にいつも感謝しています。