薪の重さを量る5

「薪の重さを量る」シリーズの5回目。
ナラを半割にして、片方はすぐに薪棚へ。もう片方は屋外に放置して土用まで雨ざらし。この2つの薪の重さを比較しているのが下のグラフだ。
雨ざらしを中止した以降は両方とも同じ薪棚で保管してきた。

もともとの重さは3.13kgと3.04kg。実験10ヶ月で薪棚の薪は79%、雨ざらしの薪は77%に減った。この2%(約60g)の差をもって、雨ざらしの薪の方がよく乾くと言えるのか?、それとも単なる誤差か?
それに私は「平衡含水率」のことも知った。途中経過にバラツキはあっても最終的にはどちらも同じ含水率になる。とするなら雨ざらしによって流れたり分解して失う成分があればその分だけ重量はより減っても不思議でない。結果、含水率はどちらも同じかもしれない、という想像もできなくはない。
「雨ざらしの薪の方がよく乾く」とはどういうことか。もう少し様子を見ていこう。
さて、1月と2月に重量が増えているのは寒さと積雪の時期に重なる。放湿より吸湿が上回るからだろうか。春の乾燥期になればもとの曲線に戻っていく。
10ヶ月の長い目でみると、当初の雨ざらしで増える水分量なんて一時的なもので、乾燥期間をたっぷり取れば取るほどグラフの上では微々たる変化でしかなくなっていく。ましてや1日2日雨に濡れたって影響はない。
そう考えればこれからの春の薪づくりシーズンに、休日がうまく合わず、玉切りや薪割りが中断したまま2週間や1ヶ月放置することになっても大丈夫。慌ててシートをかぶせたり、無理な日程で日が暮れてまで作業を急がなくていい。上のグラフのように梅雨の全期間を雨に濡れても最終的にはきちんと乾燥すると思えば、日程的には無理せず焦らず、今日がダメでも次の休みにやればいい。余裕をもって安全な薪づくりを行うといい。
むしろ風通しと日当り、土に直接触れないよう気を配ることが大切だ。


追記だ。
留意しておきたいのは、これはナラについての実験であること。
そして積まれる条件は加味せず、あくまで1本ずつ扱った単体での話。
大量に積んだ何立米もの薪の中では通気や湿気、日当りなど条件は複雑になる。

コメント

  1. バルーン野郎 より:

    風通しが良いと結局は乾くという事でしょうかね・・・・・
    無理して割らなくとも良いとの結果は正解ですね
    ビニールシートも必要がない様に感じます
    乾燥が進んで焚ける状態になれば焚いて使い切ってしまう
    無理して立派な薪小屋を作らなくとも 風通しの良い場所に積んで
    トタン板を載せておけば充分で 焚ける状態になったら
    速やかに使い切れば立派な屋根付きの小屋は必要がないですね
    毎年消費した分の薪を割り続ける事ですかね
    乾燥むらもあるので2年乾燥させれば 均一に乾くというところでしょうか
    薪に過保護になる事はないようですね

  2. ぽる より:

    こんばんは
    確かに雨ざらし野ざらしでもやがて乾燥します、ですがシロアリのリスクもありますよ
    私の近所では風呂のお湯を沸かすのにマキを使うところがまだ沢山あります
    どのお宅もマキは雨に打たれない場所に保管されています
    ご自身は問題ないと思っていてもご近所の方は戦々恐々かもしれません
    煙と同じくマキの保管にも気をつけたがいいですよ