シーズン7 薪ストーブ

天板のファイバーロープ化

私は改造のアプローチはしない。だから天板もセメントで固めるつもりだった。
しかしアンコール触媒機は天板を外してこそ「普通のメンテナンス」が可能になる?とやってきたくせに、またセメントで固めてしまってどうする?
しばらく逡巡したが、やはり記事的には試さねばなるまい。天板のファイバーロープ化を考えてみた。
参考になるのは次のサイト。
すでに天板のファイバーロープ化を行っている。
▶薪ストーブ情報 firewood.jp 薪焚亭主人さん
▶薪ストーブ研究室 nnishiさん

天板の溝はやや幅がある。ふだんアンコールで使わない1/2のファイバーロープが良いのはそのためだ。長さは185cmくらいだったかな。
手順は通常のファイバーロープ交換と同じ。
1)古いセメントを除去しキレイにしたら濡れぞうきんで湿らす
2)濡らしたぞうきんでファイバーロープの接着面を湿らせる。
3)セメントを充填する。
4)引っ張らないようロープを置き、指でしっかり押さえる。
さて注意点は、コーナー4カ所と、フロント中央のネジ込部分。結構な隙間があるのだ。
天板を外した直後の写真をのせておこう。耐火セメントがどう盛ってあったか様子がわかる。耐火セメントを取り除いた写真ものせておく。形状がよくわかる。


まずコーナー4カ所の隙間を何とかしよう。ここの処理次第では煙が漏れる例がある。
私はそれよりも余分な空気を吸うことがイヤなので隙間はがっちり固めたい。そこで空間をセメントで埋めることにした。
適度にセメント山盛りして天板をのせれば「型」がとれる。形を整えたら一日乾燥して完成。見苦しいのはご愛嬌。成形しようとしていじりすぎたんだ、笑。


次に紙粘土を買ってきて、ファイバーロープの咬み具合やどれだけ隙間が残っているか調べた。図のようにファイバーロープを二重にする余地はないかと考えたからだ。理屈では1/2(12.7mm)の厚みを上に入れたら下にも同じ厚みが入るはず。


緻密に調べてるフリしてとてもアバウト、笑。
予算的にホームセンターで済ませたくてそれしかなかったホンマ製の8mmをチョイスしたよ。



気になるのは、固定する全ネジがあまりに華奢すぎること。強いトルクをかける設計になってないよね。
この点、二重にして適度なトルクで済むようにと思った発想なんだけど、ファイバーロープだからある程度締めなきゃいけないし、結局のところ天板をのせるとギューギュー締めちゃうんだよね。
改造というより試行錯誤。何年かで方法を定めたいと思う。
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