シーズン4 薪ストーブ

デジタル温度計5

アンコールの二次燃焼室の温度をモニターする時、設定した上限温度に達したらアラームが鳴ってくれたら助かるというもの。
そこで探してきたのが、CT-470。1370度まで測定でき、かつアラーム機能のあるデジタル温度計だ。私はそれをアンコールの背面から二次燃焼室にプローブを差し込んで使う。
例えば二次燃焼室が1000度に達する手前の900度で設定しておいて、アラーム音が鳴れば二次燃焼が高温過ぎるぞ、というわけだ。(900度という数字に根拠はない、例えばの話だ)
音でなら気づきやすいし、私が不在の時に家族が焚くにもわかりやすい。
こうして二次燃焼室の温度の上がりすぎをできるだけ回避した場合、私のコンバスターはそれでもバキバキになるか、キレイに維持できるのか。その検証ができるかもしれない。楽しみだねえ。

写真のとおり、私がプローブを差し込むのは、二次燃焼のサーモスタットの位置だ。そのためにサーモスタットとバイメタルは抜いてしまった。おかげで、バイメタルを失って、空気取り入れ口のフラップは「閉じる」の位置で固定の状態。まあ賛否はあるだろうが、私はずっとこのフラップの動きを観察してきたので、低温域以外では「閉じるで固定」でまったく影響ないとふんだ。以前書いた通りだ。(「二次燃焼空気の給気口2」
あくまで私の場合だから推奨などしない。誰も彼も引っこ抜かないように、これは実験だ。
本当は専用といえるAの位置(コンバスター直下)に挿したいのだが、仕様でこの穴のことがまったく触れられていないことに少し慎重になった。何も問題なければちゃんと取扱説明書に載るだろうし、モニター用のデジタル温度計もとうに日本で売られているはず。そうならない何か理由があるのでは?少し確かめてからにしよう。
プローブは秋月電子。安価でいいね。リード線タイプは焼け落ちるのが早いので、ステンレスタイプに代えた。専用のはずのAの位置で使うならこのタイプだね。
こうして二次燃焼室のモニターをしているのがシーズン4。
なかなか快調だ。いずれまた書こう。


念のため追記だ。二次燃焼のサーモスタットとバイメタルを引っこ抜いた件。
この一連の実験が終わったあと、次の年のメンテナンスでちゃんと元に戻したよ。
私は「改造」はしない。
一時的な実験や応急処置はする。けれどもメーカーのする仕様に従って使うというスタンスは私のモットーでありまするのデス。