ナラの導管


(写真1)は雨ざらしの薪だ。
自宅のウッドデッキで実験的に雨ざらしにしているミズナラ。
実験開始からまだ20日足らずだが、注目は導管。ナラは太い導管が年輪に沿って無数に並んでいるが、そのひとつひとつがバックリと口を開いている。(写真をクリックで拡大)
(写真2)は薪棚に積んだ薪だ。
割ったら雨のかからない薪棚に積むという普通のやり方だ。順調に含水率が下がっていく一方で、雨ざらしに比べると導管が目立たない。むしろ塞がったままの部分も多い。(写真をクリックで拡大)

それぞれ同じ玉を半割して片方を雨ざらし、もう片方を薪棚に積んだものだから樹体としての条件は同じ。
ということは、雨ざらしによって(写真1)のように導管が大きく開いたということは言えそうだね。
また、ものの本によると、広葉樹の導管は水分通導を終えると内部に閉塞する物質が形成されて自ら導管を塞いでしまうという。
神森@バルーン野郎さんに頂いた「水中乾燥」のコメントにも合致するよね。
だから雨ざらしにすることで擬似的に水分通導状態にして導管の通導を確保し、同時に水中乾燥に似た効果を得ることができる。
という仮説だ。
いずれにしろ、導管がパックリ開くことで乾燥が促進されるとすれば願ってもないこと。
特に雨ざらしを終えて薪棚に積んだ以降の効果が期待できるんじゃないかな。

コメント

  1. 六甲人 より:

    体験してきた事がこれで納得出来ました。 以前30cm径の玉切でも年数かけて乾かすと何の問題もなく使えると記したことがありましたが、正確には野ざらし、つまり雨ざらしがいずれの場合でも何ヶ月かしておりました。 倒してすぐに玉切にし、棚にて乾燥では、そんな大径の丸太なんぞは燃えなかったかもしれません。 今後とも今までやってきたように、薪割り無しの手抜きでいきます。 非常にためになりました。 

  2. encored管理人 より:

    六甲人さん、
    雨ざらしは合理的で理にかなっている。
    知ろうが知るまいが意味があるのだと思えるようになりました。
    先人の知恵というか昔からある方法はいつでもそうですね。

  3. 作業能率を考えると ツイツイ行き成り積み上げてしまう・・・・
    ヤハリ手間を掛けないといけないようですね
    割って直ぐが最も 水分を放出して 急速に乾きますが
    表面が乾いて 導管が閉まると 乾きが鈍化するのですね
    雨曝しと火力の低下は、関係あるのでしょうかね?
    物には、限度があるので 過度に雨曝しをしたら
    今度は、ボケたり腐ったりする可能性もあるので 程々にしないと
    いけないかと思います
    薪を雨曝しにしたり 積み替えたり  乾燥したら薪小屋に積みこみ
    虫が付かないうちに焚いてしまう事が大切では、ないかと思います
    毎年消費する分を割って 余り長期在庫にならない内に焚くのが理想ですね

  4. encored管理人 より:

    神森@バルーン野郎さん、
    雨ざらしと火力の関係もあるのですね。
    長過ぎて腐るとか虫がつくと最悪ですし、
    雨ざらしの長さも気になりますね。
    雨量を目安にして、1ヶ月か2ヶ月。3ヶ月は限度かなあ。
    導管の様子を目安にして、パックリ開いた薪から積んでいくとか。