ナラの導管2

写真は乾燥から15ヶ月のコナラの木口。
こいつは2006年4月に原木で手に入れて以降、一度も雨ざらしになってない。当時は雨に濡れるなんてトンでもない、絶対濡れないよう屋根のしっかりした薪棚を作って、割ったらすぐギッチリ大切に積んでおいたものだ。
パッとみて導管が無数に並んでいることがわかるが、下の写真で拡大してよーく見ると一つ一つはほとんど開いていない。いやむしろ導管はそこにあるのに、中で何かが詰まって塞がってしまったように見えないだろうか?
(これが導管を塞いでしまうという働き・物質(チロース)のことだろうか??)
雨ざらしの薪と比べていかにも通導が無さそうだ。ほかにも肉眼では見えない小さな導管がそれこそ無数にあるというのに、これらもみな塞がっているとしたら?
薪棚に積んだ場合、木口こそが空気に一番触れるところなのにここが塞がっていたら乾燥が進まないではないか?

案の上これらの薪は、シーズン中(8ヶ月~12ヶ月の頃)は乾燥がいまいちだった。焚くことはできたが、本当はもっと乾燥させたくて2年ものとして来シーズンまで温存しておきたいくらいだった。
もしこれが雨ざらしの期間を設けるなどもっと合理的な乾燥方法でいれば、このコナラはもっと乾燥が進んで、シーズン中をもっと気持ちよくもっと暖かく燃えてくれたかもしれない。
という希望的憶測のあくまで仮説。
時間をかけることこそが最良の乾燥方法だとしても、同じ時間をかけるならもっと上質でもっと極上の薪であるに越したことはないのだ。

コメント

  1. 原木がどの時期に伐採された物で 水分量が異なる事
    薪を割った時期、乾燥する場所の条件 様々な要因もあります
    雨曝しも全ての薪が均等に雨に当たる訳ではなく
    下積みになると地面から上がる湿気もかんけいするだろうし・・・
    この次の実験として 割った薪を一度水に浸けてから乾燥の過程を
    検証してみては、如何でしょう?
    雨曝しと言うより水浸しです
    ヘビーユーザーの先輩と一晩 薪についてデスカッションした時の話題で
    同じに割って風当たりの良い場所に積んでいたに関わらず
    乾燥ナ駄目な薪に時々遭遇すると語っておられました
    確かに何年も掛けてよい環境で乾燥されれば 乾燥にバラツキが
    生じないでしょうが そうは、ならないのが常なので
    効率良く乾燥させる ノウハウが欲しいですね

  2. encored管理人 より:

    私も同じように単純ではないと感じます。
    奥が深すぎて立ち往生します(笑)
    この複雑多岐にわたる条件を単純化して一定の条件で制御するのが
    工業化という過程なんでしょうね。
    でも薪づくりってのはそれとは違って、
    そこが薪ストーブライフの魅力ですよね。
    だとしても効率良く乾燥させる ノウハウ、
    私にしてみれば甲斐性ですね、欲しいです。
    水浸し乾燥も考えましたよ。
    どんな成分が溶け出すかなんて調べてみたいですし、
    うーん、自宅でできるのか?(笑)
    次回の薪割りは秋以降になりますが、たくさんのサンプルをとりたいと思います。
    なにぶん時間のかかることで気長なことですが、
    またいろいろ教えて頂ければと思います。