焚きつけ
最低気温こそ氷点下だが、4月ともなればさすがに夜通し焚く必要もなくなる。夜寝る時も薪を追加しないで寝るから翌朝にはすっかり燃え尽きてご覧の通り。
真冬にこんなに火を落としていたら寒くて暮らしていられないけどね。今の時期だからこそ余裕の焚き方ができる。
さて、焚きつけるぞ!
何が楽しいって、ここから火を起こすのが楽しくて仕方がない。焚きつけ大好きの私はこの日も午前5時起床なのだ(笑)
まずは灰を少し掃除するのが日課。私のやり方は「灰の除去」の通りだ。主に炉内の手前と両端に溜まっている完全燃焼したサラサラの白い灰だけを火ばさみでグレートの下の灰受け皿に落とす。(下の写真)
この時、グレートの手前部分の数カ所だけしか穴は開けない。せっかく溜まった灰だから火持ちもしてほしいからね。それに後述の通り、少しのこの空気穴が焚きつけに便利なのだ。
さて、焚きつけはマッチ一本でもいいのだが、せっかくだから灰の中に残る熾きを探すのが楽しい。(下の写真)
すっかり消えたように見えても灰を掘ってみれば熾きが必ず残っている。見つけて掘り出すと空気に触れて赤々と「オレはまだ生きてるぞ」ってカルシファーが言う(笑)。それを火バサミでさっき掃除して開けたグレートの穴の部分に集める。そう、下からの空気によって再び火を起こすわけだ。
小さな火種でも集めて小枝や木の皮を乗せれば下からの空気があるからすぐにくすぶり始める。(下の写真)。
このまま放っておいてもいずれ燃え上がるのだが、のんびり休日でもなければ一発で着火させたいよね。
そこでドアガラスはいったん閉じる。続いて、下の灰受け皿を少し開けた途端、グレートの少しの穴から一気に空気が供給されて一発着火。
焚きつけ1分。
私が好む、灰の中に熾きを探すマッチいらずの方法だ。