シーズン2 薪ストーブ

薪ストーブと環境3

薪を焚く暮らしは自然のサイクルの一員なんだと叫んでみたり、理屈は誰でも言えるが実践を伴ってないじゃないか、と落としてみたり、最近書くことが長くていけない。
結局のところ、世間で注目の「薪ストーブは環境に良いか悪いか」に二者択一で問われるなら良いと答える。昔あったような循環型の自然のサイクルは増えもしないし減りもしない。消費しながら再生する。そのサイクルが成り立たないのが化石燃料だけに偏って依存する暮らしであり、それと比べればこれ以上石油は買わず薪を焚いて暮らした方が「遥かに環境に良い」にちがいない。
だが人口も住宅も増えているからそこにはルールがあって、排煙がクリーンになるしくみのストーブを正しく設置して正しく使わなければいけないし、正しくメンテナンスする必要がある。何でも燃やせる訳じゃないし、何でも伐ってしまっていいってわけじゃない。木を知って森を知って、薪づくりが森を育てるようなしくみを望みたい。
環境問題はまるで原始の昔の生活に戻ろう、みたいな後戻りをすることとは違う。本当の解決は「知恵と技術」そして「心」で乗り越え、人類が前進するということ。「知恵と技術」「心」はどっちが先でも主でも従でも構わない。両方同時でもいい。どっちにしても希望があると思えるから、薪を焚き、山へ行き、汗をかく。そうして黙々と山野に暮らして薪を焚く人で私はサイクルの一員になりたい。
それでいいのだ。私にとっては何も矛盾していない。

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